こんにちは。手間なく簡単に育てられる花が大好きなマチです。
雑草のようにたくましい可愛い花がいっぱいあればいいのに、といつも思っています。
少しはあるんですよ。雑草のようにたくましい花。
その一つがオルレアです。大好きな白い花です。育てやすいので初心者に自信を持っておすすめできます。
園芸初心者でも簡単に育てられるお花、オルレア
私が園芸初心者におすすめしたいお花はオルレアです。オルラヤとも言われます。
めっちゃ強い。
この花のよいところは、まず強いところです。一旦芽が出ればちょっとやそっとでは枯れません。多少踏みつけられてもしぶとく咲くくらいには強いです。
初心者が花を育てる場合に、一番重要視すべきは強靭さです。ほっておいても大丈夫なくらい強い花を選べばまず失敗することはありません。
やせた土でもそれなりに育ちます。栄養があれば大きく、栄養がなければこじんまりと適応して育ちます。
背が高くなってもいい場所では高く、踏まれたり砂利のところだと背が低くなります。
肥料がよく効いていると高さ1mを超えるくらいになります。
倒れない!
そう、オルレアは育て方によってはかなり背が高くなります。
背が高くなる花は雨や風の影響を受けやすく、花が咲こうという一番いい時に限って風雨が続き駄目になることがあります。そうなるともうがっかりです。
しかし、オルレアは茎が強いのです。多少の風雨では倒れたりしません。ここを私は強く押したいと思います。
ものすごい暴風雨の場合には保証できませんが、かなりの風雨は耐えてくれます。強いです。他の花にも見習ってほしい強さです。
基本的に風雨で倒れるのが嫌いなので私は背が低い植物しか育てないのですが、オルレアは例外です。背が高くなっても支柱もなしで自立します。素敵です。
こぼれ種で育ちます。
このオルレア、私は一度種を買っただけで、その後は種まきすらしていません。こぼれ種で毎年律儀に発芽してくれるのです。
そして、その発芽した芽を抜かないように放置しておく、それだけで5月半ばくらいから白い綺麗な花を咲かせてくれます。
本当に強くて便利でいい子なのです。
種も芽も特徴的なため、雑草と間違えることもありません。双葉はぴょんぴょんとした二本の葉が出てきます。あまりに発芽するので適当に抜かないといけないくらいです。
抜いた芽を咲いてほしいところに適当に植えておいてもなんとかなります。直根性なので植え替えに弱いと言われていますが、小さな苗の時なら移植の成功率は高いです。
発芽してそのまま育てたものと比べるとやや貧弱にはなりますが、ほぼ咲きます。とても手間がない花です。
本葉はこんな感じのにんじんの葉っぱみたいにちりぢりしています。
特徴的なので草むしりの際も覚えておけば抜かずに残すことができます。
白い小花なので、何にでも何処にでも合う。
このオルレア、別名をホワイトレースフラワーと言います。咲きそろうと、白いレースを広げたように繊細な白い小花が可憐に咲くのです。
白の小花がブーケのように集まって咲くので、この花だけでも様になります。
そして、白の小花なので、どんな花とも相性がいいのです。季節的に薔薇やクレマチスと競演させるととても素敵です。
ある程度背が高くなり、軸がしっかりしていて花持ちも良いほうなので切花にするのもおすすめです。
ただ、散り際は白い花びらがたくさん落ちてしまうので、ちょっとでも終わりの気配を感じたらすぐに切り取ることをおすすめします。
オルレアの簡単な育て方
このオルレアの育て方を丁寧に解説したいと思います。
花が咲いて種ができたら、その種を来年咲いてほしいなと思うあたりにばら撒いて下さい。
作業は基本それだけでOKです。
芽が出る季節になれば勝手に発芽して、いつの間にか育っています。
後はその苗を抜かないように気をつけるだけでいいです。
特に害虫がついたりすることもなく冬の寒さにも耐えていつの間にか大きくなって、5月を迎えるとにょきにょきとつぼみを伸ばして咲きます。
肥料についてもあまり考えなくてもいいのですが、あまりにも葉っぱの色が悪いとか成長が悪い時はIB化成肥料という白い粒のやつをぱらぱらっとまいてあげてください。
こういうやつです。ホームセンターにいけば売っていると思います。
この玉の肥料は水遣りの時に少しずつ溶けて効くタイプなので適当にばら撒いておけばいいというお手軽肥料です。
やる量の目安としては鉢の号数の数だけやるとよいと思います。5号鉢なら5粒。10号鉢なら10粒程度です。
号数なんてわからない?そうですよね、鉢の号数というは直径を3で割った数なのです。
なので、直径が15センチくらいの鉢だったら5号です。30センチくらいだったら10号です。
そんな感じで適当に計算して適当にまきましょう。この肥料のよいところは水やりでとけて少しずつ効き目を出すので、多少多くやっても大丈夫という点です。
鉢が真っ白になるほどやると流石にやりすぎですが、ぱらぱらっとまいておけば大抵大丈夫です。
オルレアの入手法。
そんな簡単に育てることができるオルレアなのですが、あまりホームセンターなどで種を売っているのを見かけたことがありません。
なので、入手法としては、苗や開花株を手に入れて種を取るか、通販で種を取り寄せるか、ということになってきます。
タキイやサカタでも扱っていたと思います。お値段は一袋324円くらいだったでしょうか。