こんにちは。夏花壇を長いこと彩ってくれる可愛い花、千日紅の種取りをしておきたいと思います。
この千日紅の種取り、簡単にやろう思うとすごく簡単です。
しかし、ちゃんと取ろうと思うとすっごく面倒くさいのです。
簡単なのは長く咲いた花をぶちってちぎってそのまま置いておくこと。
2、3個花をとっておけば多分個人で楽しむには十分な種が取れていることでしょう。
しかし、確実に発芽する種をとっておきたいとなると、とても面倒なことになります。
花をむしるとつぶつぶに別れます。つぶの外側を外すと綿っぽいものに包まれた種があって、その綿っぽいものも取り除くと丸っこい種が取れます。
千日紅の種ってかなり厳重に梱包されているのです。
梱包ごとまいても芽が出ることは出るのですが発芽率がかなり落ちます。
花のまま保存しておくと、種の入ってないものも多いので、大量にまけば芽が出るっちゃ出るのですが、出ないものも多くて非効率なんですよ。
なので、千日紅の種取り作業をちまちまやりました。
千日紅の種のとり方
千日紅の種のとり方を説明します。
簡単な種のとり方
一番簡単なのは、だいぶ長く咲いていて、下の方が変色している古い花をぶちってちぎっておくことです。
この状態の花を2、3個とっておけば多分種は確保できています。雑だけど楽です。
ちゃんと発芽する種をとっておく方法
しかし、ちゃんと発芽する種を確実にとっておくのはちょっと面倒。
花をむしる
まず花をむしってください。
こんな感じのつぶつぶしたやつがとれます。
根本を押さえて固いものがあるのを確認
ちぎったつぶつぶの根本を指で押さえてみてください。抵抗がないやつには種が入っていません。発芽しません。
根本に何か固いものがあるやつは種が入っている可能性があります。
邪魔なところを外す
邪魔な周りを外していきます。
外すとふわふわの綿みたいなのに固いものが包まれています。
綿を切り裂く
その綿も切り裂くように取り除くと、やっと種が見えます。
指でくにくにっていじっているとポロッと種がこぼれます。
千日紅の種が取れた
こうやって一つ一つ固いものがあるのを確認して取り出すと、つやつやっとした丸っこい千日紅の種が取れます。
色がわかりやすいように色のついた粒もそのまま1個2個混ぜておくとわかりやすいですね。
固いものがあるように思えても裂いていくとなかったり、あってもヘコんでいて発芽能力がない種だったりします。
なので、ここまで取り出してみないと、発芽能力がある種かどうかはわかりません。面倒!
花の状態によってはあまり種が入ってなかったりすることもあるのです。
上の写真は花を3つ半くらいほぐして手に入れた種です。
冷蔵庫で保存して翌春にまた蒔きたいと思います。
ごみがいっぱい!
種取りをしたあとにはこんなにゴミが残ります。
これだけ分解して取れたのがあの写真の種の量なんですよね。
花ごと保存するよりもとても省スペースになります。
千日紅の種は面倒だけど最後までむいた方が発芽率が良い
千日紅の種をとる作業、とても面倒です。
面倒なのですが、この状態まで種をむいてむき出しにすると発芽率が良くなります。
てか、むいてみないと良い種なのかどうかさっぱりわからないのですよね。
花柄をそのままとっておいて適当にまいても芽は出てくるのですが発芽率が悪いので種まきプラグなどに大事に少数まくにはむいていません。
面倒ですが、むいてからまく方が確実です。
千日紅の種をまくときは砂と一緒に揉めとか出てくるのですが、個人で少数まくのであればちまちまむいてしまった方が楽でしょう。
花柄で保存して、まく直前にむくのもありですね。でも確実に発芽する種をある程度の数とっておきたいなら種を収穫した時にむいておくことをおすすめします。面倒ですけど!
どんな種でも大抵の種は、触れてみて固いかどうかってのが良い種、発芽する種の見分け方となります。
マリーゴールドの種採りのコツ 軽く折ろうとして折れなさそうなのが良い種です。
マリーゴールドの種の見分け方も書いているのでよかったら見てみてください。