こんにちは。夏といえば朝顔!と思って朝顔を育ててみました。
2021年夏に育ててみたのはタキイさんの「朝顔 大輪咲混合」というやつです。
選んだ理由はぶっちゃけ安かった。個人的に斑入り葉が好きで、去年ダイソーの朝顔を育ててみたら花が小さめ斑無しだったので大輪斑入りの朝顔が育ててみたかったのです。
そういう目でカタログを見ると、斑入り葉で大輪で一番安かったのがタキイさんの朝顔の大輪咲混合です。税込み価格で165円也。やっすい。
育ててみた感想は
![マチ](https://oto92.com/wp-content/uploads/2018/05/icon.png)
いろいろな花が咲いてとても良い。ただ初期育成が遅い気がする。本番は8月からか。花の大きさは11センチから13センチくらい。葉っぱがでかくなる気がする。花持ちはあまり良くない印象。
って感じです。
5株育てて5株とも色が違いました。
他の人の育成記録を見ても多種多様の花が咲いているようなので色々な花が楽しみたい人におすすめできます。
ただ、私が育ててみた感じ、初期育成が遅く、本気を出すのは8月からっぽいので早く花を楽しみたい人にはおすすめしにくいかも。葉っぱはかなり大きくなったのでグリーンカーテンには向いていると思います。私が窒素分をあげすぎたせいなのがすごく否定できませんけど。
なかなか良い朝顔です。個人的にはまた買っても良い種でした。
タキイの朝顔 大輪咲混合を育ててみた備忘録
タキイの朝顔 大輪咲混合を育ててみた記録を備忘録として残しておきたいと思います。
種まき4月は早すぎるっぽい
早く育てれば早く咲くのでは? と思って4月の下旬くらいにお試し種まきを始めた記憶。
ただ、発芽温度とかからすると、うちで4月にまくのはどうも早すぎた。
6粒くらい蒔いてちゃんと発芽したのが2粒、発芽しかかったけど腐ってしまったのが2粒、一応発芽したけどすぐに消えてしまったのが1粒、1粒はまったく反応なし。
最初に種の数を確認するのを忘れたけれど15粒から20粒の間くらいは入っていたような気がします。
種まきは5月中旬から6月初旬くらいに蒔くのが良さそう。
5月4日定植
記録を見ると5月4日に定植しています。
ポット管理が面倒になったのでしょう。
しかし、まともに育たなくて、何回か直まきで種を追加しました。
多分土が悪かったんですよ。使い古しの土を使ったので発芽してもうまく育たずに枯れたりしていました。
6月まったく大きくならず
土が悪かったのもあると思うのですが、5月6月と朝顔はさっぱり大きくなる様子を見せず。本葉5、6枚、つるがちょろっと状態で停滞。
![マチ](https://oto92.com/wp-content/uploads/2018/05/icon.png)
ああ、これは失敗しちゃったなぁ
と眺めていました。
そうこうしている間に虫が発生。小さいな黒い尺取虫みたいなやつがたくさんついて、気がついたらやっと少し育ってきた葉っぱが全部すだれ状態に。
この虫、テデトールしようとするとすぐに糸を引きながら落下して行方不明になるので厄介。
オルトラン系の薬を蒔いて様子見をしつつ見かけたら捕殺してなんとか収束。
朝顔ってホオズキカメムシでしたっけ。茶色いカメムシにも好かれるので定期的に薬剤散布した方が良いんですよね。面倒で忘れがちですけど。
7月盛り返す兆しあり
7月に入ってしばらくすると虫がいなくなったせいもあり、破れかぶれな葉っぱながら大きくなってきて、ツルも伸び始める。
梅雨が終わってからが本番なのか?
7月22日初開花 白花中心ピンク
7月22日に初開花しました。
お薬をまいて虫を駆除した朝顔が復活して開花。
タキイさんの大輪朝顔混合からなので、これは平安の香ってやつでしょうか?
少し破れてしまったけど可愛いです。
大輪の朝顔は見ごたえがあります。 pic.twitter.com/8Cx17ubSQN— マチ (@matimatimaati) July 22, 2021
色は白で中心だけピンク。可愛い。開花嬉しい。ちょっと破れちゃいましたけど。
けれど蕾はこれも入れて2つだけで、毎日咲くって感じではまだない。
このころからツルの伸びがすごく良くなってきて、毎日ツルをネットに誘引するようになる。
7月27日紫花開花
7月27日目に2色目が咲きました。
紫です。蕾の時は赤かピンクかなって感じだったのですが、開いてみると紫でした。
うちではこの紫が一番元気が良くツルをよく伸ばしています。
8月5日 白花開花
8月5日に真っ白な花が開花。大輪は花が破れやすい。
この株は多分6月1日に種を蒔いたやつじゃないかと思うんですよね。
8月6日 覆輪の紫花開花
蕾の時に縁が白いなって思っていて注目していたら、覆輪の花が咲きました。
色は紫。赤みが強いですけど紫系です。
このころになると、紫花はほぼ毎日1輪か2輪は咲いている感じです。
8月11日 ピンクの絞りの開花
8月11日にピンクの絞りの花が開花しました。
![マチ](https://oto92.com/wp-content/uploads/2018/05/icon.png)
とても可愛い!
この花好きです。
うちでまともに育ったのは5株なのでこれで全部咲いたことになります。
5株全部違う花だったのにびっくり。
青系が咲かなかったのが少し残念ですが、多分私が腐らせてしまった種が青系だったのでしょう。
いっぱい咲いても目立たない
2021年8月12日にはとてもたくさん咲きました。多分10輪以上20輪以下くらい咲きました。
しかし、全然目立ちません。朝顔の葉っぱの影にお花が隠れてしまいます。
花も破れたり、葉っぱに引っかかって綺麗に開かないのが残念。
育ててみて感じたこと
タキイの朝顔 大輪咲混合を育ててみて感じたことです。
初期育成はちと遅いのでは?
タキイさんの大輪朝顔系の種を見ていると大抵のものに「本葉が10数枚になるとつるが伸びる。」とか「高温下でよく育成」とか書いてあるんですよね。
なので、多分なんですけど、梅雨時期は育成があまり良くないのではと思われます。
梅雨が長い年とかだと育成が遅れて咲くのも遅くなったりしそう。
私の場合、早蒔きしすぎた、土が悪かったという要因があるのですが、それでも7月に入るまでほんと大きくならなくて心配したというよりあきらめていました。
それが、7月半ばくらいからモリモリしだして、8月に入ったら立派なグリーンカーテンが完成しました。成長しだすと早い。
葉っぱでかい
どうやら朝顔さんの花の大きさと葉っぱの大きさは相関関係にあるらしく、花が大きければ葉っぱも大きくなるようです。
しかし、それにしても葉っぱがでかくなりました。
葉っぱが大きすぎて、花が咲いてもちっとも目立たない!
あ、右下の方に虫にすだれにされた葉っぱも映っています。
斑入り葉っぱだったら花がなくても涼しげだろうと思ったのですが、いくら斑入りでもここまで大きいとちょっと圧迫感があります。斑も思っていたより控えめですし。
大きな葉っぱは私の手のひらよりずっと大きいです。顔を隠せそうなくらいでっかい。
多分、窒素肥料をやりすぎたせいもあるかと思います。
IB化成肥料、白い粒のやつをやっていたのですが、あれだと肥料分が窒素・リン・カリが10・10・10なんですよね。
途中から花が咲きやすくなるようにリンが多めの液肥、ハイポネックスに切り替えました。6・10・5だったかな。薄めにして水代わりに一週間に一回くらい。
朝顔は薄めの液肥で育てたほうが良い。今後のために覚えておきます。
花の大きさは11センチから13センチくらい
大輪朝顔ということで、花の大きさに期待していました。
しかし、私のようにグリーンカーテン状に育てる場合、花の大きさは小さめになるようです。
切り込みづくりでしたっけ? 蕾の数を制限して蕾に栄養が集まるようにすると大きくなるのだと思います。
また、花の色によって大きさが微妙に違うように思います。
ちゃんと測っていないのですが、紫の花が一番小さめで11センチを超えるくらい。
ピンク絞りは12センチくらいありました。
白花系が一番大きくなるみたいで測る場所にもよりますが13センチくらいあります。
縦に長かったり、横に長かったりするというか、白は花弁がだらりとなりやすい。
花数は花の大きさに反比例するのか、紫が一番蕾が多くてよく咲いています。
白花は今の所たまに開花するくらいです。(※追記 その後、白花も毎日開花が見れるようになりました)
朝顔の花一杯のグリーンカーテンを作りたいのであれば大輪系は微妙かも。苗の本数を多くすればいけるかもしれませんが、水切れが早くなるのでそれはそれで大変だろうし。
大きめの鉢で一株植えにすると花が大きくなる
2023年に残っていた種をまいて育てました。
大きめの鉢、多分8号鉢くらいのやつに一株で育てて、朝顔支柱にツルをからませて摘芯してみたら、花がかなり大きくなりました。15センチ以上あったかもしれません。
育て方によっては大輪のポテンシャルを引き出せるようです。
花持ちはあまり良くない
大輪の上、花びらがちょっと薄めです。なので花持ちはあまり良くありません。
まあ、朝顔ですしね。早朝が見頃です。
曇りの日はまだいいのですが、ピンカンに晴れていると8時くらいでももうシュンとしています。
特に紫が弱い気がします。
白花もかなり花びらが薄くて破れやすい。
絞りピンクはけっこう綺麗に開きやすい印象。
早起きしないと一番綺麗な形の時を見逃すことになります。
あと、昼までは到底持ちません。なので近所に見せびらかすには不向きでしょう。
曜白朝顔だとけっこう花持ちがいいんですけどね。
ダイソーの終日咲朝顔という名前で売られいた曜白朝顔と比べてみると、
花の大きさは断然タキイさんの方なんですが、花の持ちがダイソーの方が良いので結果目立つのはダイソーさんの朝顔です。
大輪朝顔は蕾が可愛くない。ちょっと変わっている。
朝顔の蕾といえば、くるくるきゅっとなったねじねじしたものを思い浮かべると思います。
しかし、大輪朝顔は大輪のため、花びらの面積が多いのです。
そのためか、朝顔の蕾と言われて思い浮かべるあの形にはほぼなりません。
小さい時からぎゅぎゅって花びらがなっていて、折りたたみ傘みたいな感じなんです。
明日咲く蕾はもう今から花びらがちょっとはみ出していて言い方は悪いのですがちょっとだらしない感じです。
こんな感じです。
すでに破けているのがわかったりします。
最初咲くまでは、
![マチ](https://oto92.com/wp-content/uploads/2018/05/icon.png)
こんな蕾で大丈夫か? もしかして奇形なのか?
って心配しましたが、みんなこんな感じです。極稀にあの朝顔っぽい蕾があったりするとびっくりします。すごい!朝顔っぽい!ってなる。
種つきが悪そう? ※追記 いっぱい種がなりました
まだ、咲き始めてから少ししか経っていないのですが、咲いた後に種ができていない感じです。
これは多分気温が高すぎるから、だと思っているのですが、もしかしたら大輪朝顔系はちょっと種つきが悪いのかもしれません。
絞りのピンクがすごく可愛いので種取りしたいんですけど。
秋になったら取れるようになりますかね。
※追記 その後様子を見ていたらけっこうな数の種がついています。種つきが悪いのかと思って放置していたせいで種がいっぱいになっていて、そっちに栄養が行っているのか株の勢いがなくなり葉っぱも枯れてきた感じがあります。種が取りたいやつだけ置いておいて、ちゃんと花柄摘みをすればよかったです。
花色がいろいろなので、特に種をとりたいやつには目印にビニール紐を結んでいます。
じゃないとどれがどの種なのかさっぱりわからなくなります。
アリが登ってくる
朝顔をあまりちゃんと観察したことがなかったのですが、毎日ツルを誘引していると、蟻が気になるようになってきます。すごくツルを蟻が登ってくるのです。
![マチ](https://oto92.com/wp-content/uploads/2018/05/icon.png)
アリがいるということはアブラムシがいるのか?
って思って見るのですが、いないんですよね。
何を目的に登ってくるのか知りませんが、黒いアリがけっこういます。
薬を撒かないと、ホウズキカメムシがびっしりくっつくのは知っていたのですが、朝顔って蟻も来るんですね。
タキイの朝顔 大輪咲混合は色々な花色が楽しい!
タキイさんの「朝顔 大輪咲混合」はいろいろな花色を楽しみたい人におすすめの朝顔です。
ただ、多分本気を出すのは8月からです。早めに花を楽しみたい人はアーリーコールとかの早咲き系を植えたほうが幸せになりそう。
大輪咲となっていますが、何も考えずに育てると花の大きさは11センチから13センチくらいです。
通常の朝顔よりは大きいですが、びっくりするほど大きいというわけではありません。大きさとトレードオフで破れやすく綺麗な花が咲きづらいです。
葉っぱは窒素分が多いととてもとても大きくなります。リンが多めの液肥で育てたほうがいいかも。
ツルがよく伸びるのが7月中旬以降、気温が上がって日差しがきつくなってからっぽい。
本葉が10枚以上になってツルが伸びてきたら一度摘芯をすると脇芽がよく出ます。
いろいろな花色が混ざっているので、出た芽は全部育てたいですね。そして好きな花色があったら種を取りたい!
以前、朝顔を育てるならどれがいいのか、
検討してみたのですが、タキイさんの「朝顔 大輪咲混合」はかなりおすすめできると思います。
ただ、葉っぱが大きいので花が目立たないという問題があったりします。
花持ちを考えると曜白朝顔も良いですよね。
来年の朝顔をどうすべきか、今からちょっと悩ましいです。