こんにちは。矮性のストックが好きです。特にタキイさんのキスミーというシリーズのチェリーって色がピンクで可愛くて好きです。
ストックは種をまくと一重と八重が半々に出ます。八重は豪華で花持ちが良いのですが、種ができません。
一重は可憐でちょっと背が高くなって種ができます。
なので種をとりたければ一重を咲かせて、種ができるまで待つこととなります。
ストックって種が熟して採れるようになるまでめっちゃ長いんですよ。
今まで長いな〜。まだ鞘が青いな〜。って思っていたのですが、この度咲いてから種がとれるまでの時間を計測した結果、
ストックの種が熟すのには約6ヶ月もの時間が必要!
ってことがわかりました。参考にしてください。
ストックキスミーのチェリー可愛い
まず、タキイさんのストックのキスミーのチェリーが可愛いって話をさらっとさせてください。
8月くらいに種をまけば年内に開花して、
花の少ない時期の花壇を華やかに彩ってくれます。好き。可愛い。
種が安いのも良いところ。80粒入りで税込み220円で買えてしまう。
安いので種を買ってもいいんだけど、自分で種をまいて育てると、せっかくなので種をとりたい気持ちになります。
ストックの種とりについて
ストックは種をまくと、八重と一重が半々に出ます。これは苗のうちに選別して八重だけを残したりするのですが、素人では八重鑑別はほぼ不可能と言っていいです。無理、違いがわからない。
ということで適当に育てると八重と一重の苗が半々にできます。
この八重の花には種はつきません。
種ができるのは一重の花にだけです。
一重の花を咲かす 年内開花で12月開花
なので種を取るには一重の花を咲かさないといけません。
8月くらいに種をまくと年内に開花します。私が種まきしたのはいつだったか忘れましたけど、種を取った一重の花の株が花を咲かせたのが12月初旬のことでした。
12月に開花したストックの種が熟すのはいつなのでしょう?
種が熟すのをひたすら待つ
一重の花持ちはあまり良くありません。
結構すぐにひらひらと花びらが落ちて、鞘ができ始めます。
受粉率もよく、鞘ができるまではあっという間です。
観賞用にするなら鞘は邪魔だし栄養を吸い取っていくので早めに切ることになります。
しかし、種が欲しい場合、この鞘を熟させないといけません。
これが長いんですよー
いつまで経っても青い鞘のままです。いつになれば熟すのか?
いつも種をとりたいと思いつつ途中で邪魔になって鉢を始末していたりします。だって邪魔なんですよ! 背が高いし。
種がとれるまで実に6ヶ月かかる! 翌年の6月に種を収穫
待って待って待って。
いつの間にかもう6月ではありませんか。花が咲いてからもう6ヶ月経っています。
それでも上の方の種袋は青々としています。
かろうじて下の方の種袋が黄色っぽくなってきたので「もうええやろ」という気持ちで収穫。
本当は弾けるくらいまで枯れて乾燥した方が良い種がとれるのでしょうが、ここまで待って弾けてしまって種が採れなかったら泣くので仕方ありません。
ペリペリと剥がすとこんな感じ
鞘の蓋? をペリペリと剥がすとこんな感じに種が並んでいます。
一応種が茶色っぽくなっているので多分これで熟しているはずです。
ストックの種の色は花の色と相関性があるらしく、濃い紫系の種だと黒々とした種、白など薄い花色ほどうす茶色になります。
キスミーチェリーはピンクなので茶色なら熟していると思って良いでしょう。
多少緑が残っていても乾燥させちゃえばいけると思うんですけど、どうなんでしょうね。
一つ取りまきをしてみたら根っこ出ていた
まだ黄緑かなーっていう鞘の色の時に待ちきれずに1個種を取ってみて、ちょっと緑が残った種もあったのですが、そのまま取りまきして、鉢にばらまいてみたのです。
そしたらしばらくしたら発根しているものがあったので、多分これで熟しているはずです。少なくとも大量にまけばそこそこ発芽しそうな感じ。
見たらちゃんとそこそこの数が発芽してます。うん、これで熟してる種ですね。
なので黄色くなった鞘から収穫していきたいと思います。
ということで、12月に咲いたストックの種が熟すのは6月です!
種が熟すまで6ヶ月もかかるってすごい。これは多分気温が低く成長の遅い冬を挟んでいるからなのかなっと思うので、春になってから咲いた場合はもう少し熟すまでの時間が短くなる事も考えられます。
2022年7月2日にすべての鞘を収穫
6月にぼちぼちと種とりをしていたのですが、2022年7月2日すべての鞘を収穫しました。先っぽの鞘はまだちょっと青さが残っていたのですが、まあええやろという気持ちで。
今回2鉢だけ残していたのですが、2鉢でもすごくたくさんの種が取れてしまって。
なんかもう10年分くらいは取れました。しばらくストック キスミー チェリーの種は買わなくて良い気がします。大漁。
最初にとった種と違ってかなり完熟してきています。発芽率も多分問題ないと思うんですよね。一応この種も試しにあいた鉢にばらまいてみました。めちゃくちゃ早まきになりますが、うまくいけば育ってくれないかなぁという気持ち。ただ気温が気温なので発芽するかどうか。
その後、びっくりするほど発芽しています。こんなに気温が高いのにすごい。
ストックは種とりすると大量に種がとれるけど買ったほうがいいかも
ストックは冬、花が少ない期間に花壇を彩ってくれる貴重な花です。大好きです。
一重の花が咲いた後、鉢をそのままにしておけば種がとれます。とれるんですが、ストックって種が熟すまでの期間が結構長く、私が試してみたら6ヶ月かかりました。
6ヶ月も鉢を置いておけない!って人も多いかと思います。私もかなり邪魔でした。枯らさないように適度な水やりも必要で手間暇かかります。
ストックの種とりは、1鉢置いておけばかなりの量の種がとれます。1鞘でも30個くらい種が入っているのです。10鞘取ったら300個の種がとれてしまう。すごい。多い。
これが多分10鞘か11鞘くらいの種です。いっぱいです。今青い鞘も熟したらいったい種がいくつとれてしまうのか。
ただ、手間暇とかかる時間を考えると種を買った方が確実で楽ではないと思われます。
でも種とりって楽しいんですよね。鉢を6ヶ月管理できるなら種とりをしてみるのも良いかと思います。
冬を彩る花として矮性ストックはいかがでしょうか?ビオラだけよりも高低差が出て華やかになります。園芸初心者でも種まきは簡単で発芽率がとてもよいです。
矮性ストックは可愛いし冬の花壇にぴったりなので、これからも育てていきたいです。でも近年、連作障害なのか土が悪いのか成績が悪いのです。
なので、金魚草に浮気をしてみたのですが、
国華園の金魚草矮性混合の種は細かい種がけっこういっぱい入っています。
金魚草は冬の寒い間はお花が咲かないんですよね。使い方としては、ストックの後を担うって感じになりそうです。
でも四季咲き性の強い金魚草なら冬でもある程度咲いてくれたりしないかしら?って思っています。早まきしたら秋開花はいけるみたいなんですけどね。金魚草。秋に開花している株を買ってきて植えたら花が落ちて冬の間は全然咲かなかった経験をした人は多いかと思います。
冬花壇は結局ビオラと葉牡丹とストックなのかなぁって思ったりしています。