こんにちは。晴れた日にぴっかぴかの花を咲かせる、リビングストンデージーという花をご存知でしょうか?
色は本当にいろいろで、黄色、ピンク、オレンジ、白とあります。ピンクオレンジ系は基本的にグラデーションといいますか、中心部が白っぽくなっていてそこがまた可愛いところなのです。
株一面に花を咲かせるので満開の時は本当に見事に綺麗に咲き誇る花です。
種からでも育てやすい花です。苗を見かけたら一度買ってみて欲しいのです。
種はほんといっぱい入っているので、小さい種ですが何回かまけば苗を作ることはけっこう簡単にできるのです。
リビングストンデージーが好きです
私はリビングストンデージーが大好きです。最初は苗で買ってきて植えました。そして、その花の綺麗さ、可愛さに心を掴まれ、それから毎年種を蒔いて育てています。
育てやすく、光り輝くようなピカピカの花が次から次にたくさん咲きます。
園芸を始めた方に是非知ってもらいたいお花です。
リビングストンデージーを育てるのに重要なこと
このリビングストンデージーですが、育てるに当たって、重要な条件があります。
日当たりがよいこと!以上
そう、それは日当たりです。このリビングストンデージーという花は太陽が当たらないと開花しないのです。雨の日や曇りの日も開花しません。
太陽が大好きな花なのです。なのでお庭がずっと日陰の場合この花はおすすめできないことになります。
日当たりのいい場所があれば、是非一度育ててみてください。日当たりさえ良ければ、他の条件が多少劣悪でも頑張って咲いてくれる花です。
初心者にリビングストンデージーをおすすめする理由
私が初心者の人でもリビングストンデージーを種から育てて欲しいなと思う理由を書きます。
でもやっぱり種からは難しく感じるようなら最初は苗を買って育ててみてください。かなり強い植物だというのがわかると思います。
種が安くてたくさん入っている
これは重要なことです。初めての種まきだと失敗する可能性もあるので、種はたくさん入っているものがいいのです。
最初なんだから失敗するのは折込済みです。失敗したら蒔きなおせばいいのです。
そのためにも種まきに慣れないうちは一杯入っているものがいいですね。
リビングストンデージーの種の価格の参考にリンクを張りますが、季節商品なのでリンク切れの場合があります。
タキイで買うと税込み165円で700粒入っています。
サカタですと税込み165円は一緒ですが内容量が280粒とタキイの半分以下となります。
どちらにしてもこれだけの数があれば、何回か失敗しても蒔きなおしが可能です。
お近くのホームセンターで購入しても多分他の花の種よりも安い値段でたくさんの種が入っていると思います。
また、この種は冷蔵庫で保存すれば3年くらいは十分に発芽能力があります。実は私が去年蒔いた種は5年以上前に買ったものです。それでも問題なく発芽しました。まだ残っているので今年もその種を使う予定です。
育成がそこまで難しくない
リビングストンデージーの育成はそう難しくありません。私は使い古しの土を利用していますが、問題なく育ちます。
注意する点は日当たりが良い場所で育てるとこと、霜にあまり当てないことです。耐寒性がやや弱いので、毎日霜に当たる場所だと葉っぱが真っ赤になって成長が止ったり最悪枯れてしまうことがあります。
軒下など霜があたらない場所で育成できればそれがベストです。
満開になった時の美麗さがすばらしい
おすすめのポイントはこれです。本当に満開になった時のリビングストンデージーの華やかさはすばらしいものがあります。
色々な色の太陽を受けてピカピカに輝く花が、株一面を覆いつくすように咲き誇ります。
多分この光景を見たら、花を育てることが好きになってもらえると思うのです。
背丈が低いので風の影響を受けない
植物を育てていると、強い風雨によってかなりダメージを受けることがあります。背が高くなる植物の場合は支柱を立てたり、倒れないように縛ったりと手がかかります。
そして、そのように補強しても強い風が吹いた後は折れたり曲がったり倒れたりして、今まで育ててきた苦労が水の泡になることもあります。
その点、リビングストンデージーは背が高くならず地面に沿って広がるタイプなので風の影響を受けません。背が高くなる花よりも初心者向きだと思います。
多肉質なので水切れに強い
リビングストンデージーの葉っぱは多肉質で、分厚くてぷにぷにしています。アイスプラントという植物が一時期流行っていたのですが、見たり食べたりしたことはないでしょうか?
あの葉っぱによくにています。分厚い葉っぱの部分に水をためている植物なので水切れに強いです。水遣りを少しさぼっても忘れてもかなり耐え抜いてくれます。反面、多湿に弱いところがあるので、水遣りはちょっと忘れるくらいでいいと思います。
リビングストンデージーの種まきと育て方
リビングストンデージーは種から育てるのも難しくないお花です。種の値段も安いので、是非一度挑戦してください。
細かい種だけれど発芽率は良い
リビングストンデージーの種はとても細かいです。
大きさとしては、あんパンの上に良く乗っているケシの実くらいです。けれどとても発芽率が良いのです。土は掛けなくてもいいですし、うっすらとかけてもいいです。種まきにはポットに直播でもいいのですが、あまり多くの種をまきすぎないように気をつけましょう。
芽がでるまでは上から水をやるのではなく、水を張ったトレイなどにポットを置いて下から給水させた方が種が流れて動かず発芽率が高まると思います。
発芽率はほんとけっこう良いです。
くねくねするけれど案外強い
発芽は早いのですが、ある程度大きくなるまで少し時間がかかります。そしてけっこう徒長といって長く伸びてしまって、茎がくねくねっとしてきます。
してきますが、あまり問題ありません。くねくねしたまま大きくなります。
気になるようならくねくねしたところを土に埋めるように植えなおしてしまえばなんとでもなります。くねくねしていてもあまり気にしないでください。そういう育ち方をします。
このままでちゃんと育つのか!?
と思いますが、案外なんとかなります。けっこう強いです。
注意することは霜に当てないこと
リビングストンデージーを育てる上での注意は、耐寒性がそれほど高くないので、あまり霜に当てないようにすることです。多少は大丈夫なのですが、連日霜が当たるような場所ですと、葉っぱが真っ赤になって成長が止ります。最悪枯れます。
できれば軒下などの霜が当たらないところで育てるか、藁などを掛けて霜よけをするなどの対策をしてください。
暖かくなるまではポットで管理
リビングストンデージーは秋に種を撒いて、花が咲くのは早いもので2月終わりくらいからです。その間はポットで育てるのがおすすめです。早めに鉢に植えつけても花のない時期をずっと過ごすことになるので、つぼみが付いて膨らむくらいまでポットで管理して、2月中旬くらいに鉢などに植えつけるとよいでしょう。
ポットでなら場所をあまり取らないので軒下などの霜のあたらない場所を確保しやすいという面もあります。
日当たりのよいところで育てる
リビングストンデージーを楽しむポイントは日当たりの良い場所で育てることです。
リビングストンデージーの花はとても豪華で綺麗で可憐なのですが、日の光が当たらないと開花しないという特性があります。
日陰に植えても花を楽しむことができません。一にも二にも日当たりです。それが重要です。
日当たりのいい場所であればご機嫌で咲いてくれます。
花柄摘みがとても重要
また、リビングストンデージーの花を長く楽しむためには、しぼんだ花を取り除く作業が必要になります。
そのまま置いておくと種を作るために力を注いでしまうので、開花する力を失っていくのです。
美観のためにも、咲き終わった花は摘み取るようにしましょう。
リビングストンデージーの花柄の軸はとても強いので、手でちぎることは不可能ではありませんがかなりコツが必要です。ですので、ハサミで切ることをおすすめします。
次々に花が開花するので、咲き終わった花を摘み取る作業も大変になりますが、これをするのとしないのとでは、開花期間にかなりの違いがでます。
また長く花を咲かせるために、液肥を週に一回くらいやるか、置き肥を行うこともおすすめします。
置き肥はIB化成肥料と呼ばれる白い粒々のものがおすすめです。
できるだけ長く、この可愛い花を楽しんでください。
他におすすめの花
リビングストンデージーと同じく園芸初心者におすすめしたいのが、
クリサンセマムです。これはもう失敗しようのないくらい強くて可愛い良い花です。
園芸初心者に一押しですね。
そしてやっぱり定番のビオラ・パンジーは良いです。
最初は苗を買ってきて、種をとればたっぷり種が手に入るので種から育てるのも楽しいですよ。