こんにちは。賞味期限が迫った薄力粉を見つけた時、どうしますか?
1kgの小麦粉をできるだけ早く消費したい。そう思って小麦粉の大量消費レシピをあさることになると思います。
そして思います。

薄力粉だけをそんなにうまいこと大量消費するレシピ、そんなにないな
と。
見ていると、大抵「強力粉」と混ぜて使うとか「全粒粉」を混ぜるとか出てきちゃうんですよね。
粉の総量としては200gくらい使うけど薄力粉だけだと100とか150とかになっちゃうやつです。
そして、薄力粉を大量に使うレシピがあったとしても、薄力粉以外に使うものがけっこう悩ましいのです。
薄力粉を大量に使うということはお菓子レシピって場合が多いです。となると美味しいお菓子を作るために必須となるのは、
バター、生クリーム系統。
これらを買い足した時点で小麦粉よりもお高いですよね。
卵、牛乳くらいならまあなんとかいつも冷蔵庫にあるってお家は多いでしょう。
そんなこんなを考えつつ、私が1kgの薄力粉をなんとか消費しようとして思ったのは。
- とりあえずスコーンを作れば200g消費できるがバターが必要(1回200g)
- 葱油餅は美味いが作るのが面倒だし消費量が少ない(1回50g)
- クレープは簡単で焼き時間も短くて結構良い(1回100g)が卵と牛乳200ml必要
- 最小材料で作れるクラッカーかなり良い(1回100g)が焼き時間はけっこうかかる
って感じです。
スコーン、クレープはうちでは朝食として消費できるのが良い感じで、クラッカーはちょいちょいつまんでいるとすぐになくなるので消費速度が早くて良いです。
バターは必要だけど冷凍できるしとりあえずスコーンを焼け
まず、小麦粉を大量消費したいなら、うちではとりあえずスコーンを焼きます。
1回200g使えるので、理論上5回焼けば1kg消費できます。スコーンは冷凍保存ができるのもポイントが高いです。
スコーンに卵を入れる? 入れない? 砂糖を入れる順番は? スコーンレシピ覚書
ただ、今回は小麦粉消費のために焼くので、バターの量をちょいけちってみました。
バター量をいつもの50gから40gに減らし、牛乳を心持ち多めにして調整。
問題なく美味しく焼けたので、2回焼いて合計400gの薄力粉を消費しました。
一気にいい感じに使えています。
葱油餅作ってみたいな
小麦粉レシピを見ていると出てきたので、前々から作ってみたかった葱油餅を作ってみることに。
ただ、この葱油餅、薄力粉と強力粉を1対1で混ぜるレシピが圧倒的に多いです。
また、初めて作るので失敗した時のことを思うと最初から大量に作るのはちょっと。
ということで、薄力粉50g強力粉50gというレシピを採用。
参考にしたのはこちら↑のレシピです。
薄力粉50gしか減らない。
作ってみた感想としては、

美味しいけれど、手間暇を考えると割に合わない気がする。
という感じです。
初めてで勝手がわからないせいもありますが、油を塗って葱を巻き込むのけっこう大変。
生地を寝かす時間も必要なので面倒です。
あと、油が多いので胃にもたれます。ジャンクなフードなので若いうちは良いと思う。
クレープは手軽で焼き時間が短いので好き
小麦粉消費、1回200gを消費しようと思うとけっこう大変。
なのでここからは100gで刻んで行くことにしましょう。
少なめ材料ですぐにささっと作れるのがクレープ生地です。
私はこちら↑のレシピがお気に入りです。この順番に材料を投入すればほんとうにダマにならずに簡単に生地ができあがるのです。
卵1個と牛乳が200g必要ですが、卵はまあ冷蔵庫にありますよね。牛乳はうちだとタイミングによってあったりなかったりします。
ちょうどないタイミングだったのでスキムミルクで作ってみましたが問題なく美味しくできました。
クレープ生地は焼いておけば中に入れるもので、おやつにも朝食にもなるので良いですよね。
したことないですけど生地は冷凍もできるっぽいですし。
同じような材料でホットケーキを焼くことも考えたのですが、ベーキングパウダーがなくても作れて焼き時間が短いクレープ生地の方がお手軽に作れると思います。
最小材料で作れるクラッカー美味しくて良いぞ
最終的にたどり着いたのがごまクラッカー作成です。
小麦粉を消費しつつ、その他の材料を極力使いたくないという考えだとクラッカー作成がベストだと思われます。
ものすごく最小材料で作るのであれば、
薄力粉、塩、油、水
で作ることが可能です。
塩と油はどのご家庭にもあるので、追加で買い物をする必要がまったくなく作れます。
最小構成でも美味しいクラッカーを作ることは可能ですが、より美味しさを求める場合は、砂糖とゴマを入れると良いです。
最小材料のプレーンクラッカー
最初に作ってみたのが、
こちら↑のレシピです。
材料が本当にシンプルで、これでいいのか?
と思いつつ、せめてもという気持ちで少しだけすりゴマを混ぜて焼いてみました。
ちょっとこねすぎたのか固かったのですが、これが十分美味しいクラッカーではまりました。
なかしましほさんの黒ごまスティックのレシピ
クラッカーが美味しかったで、この系統で小麦粉消費をすすめることにしました。
もうちょい砂糖を入れてみたら美味しくなる気配がしたのです。
ってことでクラッカー系レシピを探していてたどりついたのが、なかしましほさんのレシピです。
これを見て、なるほど、私が作ったクラッカーは生地を触りすぎていたんだなって思いました。
残念ながら今全粒粉は持っていないし、菜種油もきび砂糖も黒ゴマもないけれど、作り方はすごくとても参考になります。
なにせ、薄力粉を消費したいっていう目的なので。
置き換えレシピで作ってみる めっちゃ美味しい
なかしましほさんのレシピそのままの材料はないので、家にあるもので置き換えて作ってみます。
薄力粉 100g
塩 ひとつまみ
上白糖 20g
白すりごま 20g
サラダ油 大さじ2
水 大さじ1.5~2
そしたら、出来上がったごまクラッカーが美味しくて美味しくて、すぐに食べちゃいました。
だめですよ。これでは美味しすぎる。美味しすぎて食べすぎてしまいます。
美味しすぎないレシピを目指して砂糖とゴマを減らす
このままでは美味しすぎるので、砂糖とゴマの量を減らしてみます。
薄力粉 100g
塩 ひとつまみ
上白糖 12g
白すりごま 15g
サラダ油 大さじ2
水 大さじ1.5~2
作ってみると、これでもまだ美味しすぎる。サクサクで美味しくて食べちゃう。
薄力粉 100g
塩 ひとつまみ
上白糖 10g
白すりごま 12g
サラダ油 大さじ2
水 大さじ1.5~2
と微妙にもう少し砂糖とゴマ量を減らしてみたのですが、まだ美味しいなぁ。でもまあこんなものですかね。
暫定 薄力粉消費に簡単ごまクラッカーレシピ
とりあえず、今作っている薄力粉消費用のゴマクラッカーレシピを書き残しておきます。
基本の作り方はなかしましほさんの黒ごまスティックにそいつつ、自分が簡単に作れるようにアレンジしてあります。
あと、うちのトースターは温度調整が出来るタイプなのでトースターで焼いています。オーブンレンジをを使うの面倒なので!
油の計量には小さい豆腐の空き容器を使うとそのまま捨てれるので洗い物が減って楽です。
ごまクラッカーレシピ
使う道具
アルミホイル(クッキングシート)
めん棒
ラップ
ボウル
クッキングスケール
豆腐空き容器2個
カード(包丁)
材料
薄力粉 100g
塩 ひとつまみ 0.5g
ごま 12g
砂糖 10g
油 24g
水 30g
準備
クッキングシートかアルミホイルを広げる
めん棒を用意してラップで巻いておく
ラップを広げておいておく(生地を伸ばす時に上に被せるため)
カード(スケッパー)があれば用意 なければ包丁を出しておく
手順
豆腐容器を2個用意してに水と油をそれぞれ計量
油は24gを目指して入れ、少しだけオーバーしても良い(容器に油が残るので)
水は30g入れておく。最後に加える時に様子を見て少し残したりする
やや大きめボウルをクッキングスケールに乗せて材料を計量していく
小麦粉100g
塩ひとつまみ0.5g
砂糖10g
ごま12g
を基本として、砂糖とごまの量は気分で変えても良い
美味しいのは20g20gだけどこれだと美味しすぎる!
ボウルの中のものを猫の手でふわっとするまで混ぜる
油を加えて猫の手で混ぜる
塊ができ始めたら手についたやつをこそいでから
両手で大きな塊を優しくすり合わせるように小さくしていって
粉が油の色で黄色っぽくなるまですりすりを続ける
水をできるだけ広範囲に一箇所にならないように振り入れて
すばやく猫の手で混ぜる
(粉の感じを見て、油が多そうなら水は少し少なめに調整)
塊ができはじめたら、手についた生地をこそぐ
取れにくければカードを使って取る
生地をぎゅっと握ってボウルを掃除するようにふいて
向きを変えてぎゅっと掴んでボウルを掃除を数回繰り返す
生地の形を整えてアルミホイルの上に置き
ラップを上にかけてからめん棒で伸ばす
厚さ2mmくらいをめざして均等に伸ばす
伸ばし終わったら170度でトースターを予熱開始
適当に10分くらいダイヤルを回しておく
伸ばした生地のラップを外して、カードで格子状に切れ目を入れていく
大きさは好みだけど小さい方がつまみやすいので小さめ1.5cm四方くらいが好き
生地をトースターに入れて、170度で15分焼く
そのままトースター内で冷ます
この焼き時間だと真ん中は生焼け気味なので、冷めたら割って
色が良いものだけ先にとりわけて食べる
色が白いものは再度170度で5分くらい様子を見ながら焼く
色がうっすらついたら5分経っていなくてもトースターを切ってそのまま冷ます
生地を2mmくらいを目指して薄くすることで、焼き時間を少し短くしています。
その分生地の厚みによって焼きむらが出来るので2回焼きで調整。
1回で焼こうと思うとうまくいかなかったので面倒でも2回焼きした方が美味しくなります。
薄力粉消費にはクラッカーを焼くと良いと思います!
今回賞味期限が近い薄力粉を消費すべく色々と頑張っているのですが、最小材料でクラッカーを焼くのがけっこうおすすめです。
必要材料が少ないので買い足しが必要なく、家にあるもので作れるのがとても良いです。
そして、手間と生地づくりにかかる時間も少ないので作りやすい。
素朴な味なので飽きずになんなら毎日食べられるので消費スピードが早いです。
1回100gなので1kg消費するのには10回焼かないといけないのですが、まあそれくらい焼いちゃうかもねってくらい今はまっています。