こんにちは。「バーフバリ 王の凱旋」の完全版を見てきたのでこころの赴くままに感想を述べたいと思います。
この映画はネタバレとか多分どうでもいいと思うのですが、嫌な人は読まないで下さい。
「とにかくバーフバリが格好いい!」という映画でした。
すげーなバーフバリ。
この映画を見る前は「髭面ばっかりで見分けつかねーよ!」って思ってごめんなさい。
見たらやっぱり見分けがつきませんでした。でも大丈夫!見分けがつかなくても問題ないです。
めっちゃバーフバリ格好いいし、兄王も私は好きです。やつこそ人間じゃないって思いました。
女性も強くて美しいけれど強すぎと目をかっぴらきすぎ問題が発生しています。
いやーでも面白かった。3時間があっという間でした。
夢に見ました。すごく濃厚で脳みそが染められる感じです。
これは見てよかったな!って思います。ハーブバリ!いっぱい笑ってちょっと泣いてそして笑いました。ストレス発散にぴったりな映画です。
この映画につっこみのは野暮というものです。これはそういうものとして受け入れるべきものです。
わかっていますが、性分なのでつっこみます。
めっちゃ面白かった!いい映画です!合う人にはむちゃくちゃ合いますね。
- バーフバリを見る前の心境
- バーフバリ 王の凱旋 完全版 のネタバレつっこみ感想
- あらすじでもうお腹いっぱい問題
- 顔が濃くて誰が誰だかよくわからない問題
- あらすじが終わったら音がない 静寂 音がない
- 本編が始まったら怒涛の展開の時間です
- ゾウがなんか黄色いの被ったらおとなしくなった!
- 武芸姫の従兄が私は好き
- クマラの運命
- 牛?の上に両足で乗ってた。びっくり駆け抜けてた。人間じゃない
- 四本指で手首を返すってだけ言われて三本射ができるお姫様すごすぎ
- ラブといえば愛の指南
- 服が燃えてた
- 名前がややこしい
- 牛?で吹っ飛んでたけど無事
- 武芸姫の似顔絵がでかすぎて笑いました
- 橋の代わりになるバーフバリ
- 白鳥の船がふわふわしてた 鳥?
- 戴冠式の石跳ねと盃倒れと傘折れ
- お前が悪い 切るべきなのは指でなく首だ!
- 奴隷じじいの忠誠はどこに捧げられているのか
- 兄王の狂乱 お前さえいなければ
- 兄王強すぎ問題
- 盾で飛ぶやつきたー
- 素手で心臓?
- 鎖でパワーアップみたことあるぞ!
- ついでにバーフバリと日向の完全一致について
- 火あぶり
- 黄金の像の首が軽すぎる問題
- バーフバリはいい映画でした。
バーフバリを見る前の心境
まず、私はこのバーフバリ王の凱旋の完全版を見るかどうかかなり迷いました。
最初に盛り上がってきた時は「インド映画でしょ?歌って踊るんですよね?私あんまりミュージカルと相性よくないんですよねー」って思っていました。
いろいろ感想を見ていると、どうやらハイローの民がハマっているらしい。ならいけるか?と思ったのです。しかしどうも「マッドマックス 怒りのデス・ロード」にはまった人がはまっているらしいと聞いて、ちょっと待てよと思いました。
私「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は心に刺さらなかった人なのです。
うーん、ハイローの民は信じたいけれど、マッドマックスの民は信じられない。
そして、近くの映画館ではバーフバリをやっていませんでした。
こりゃ無理だな。多分映画館で見るのが最高な映画だろうしなって思っていたのです。
そしたらなにやら完全版っていうやつが見に行けるところでやってくれるってなったのでひゃっほーってなりました。
でも完全版の上映時間を見てびっくりしました。167分ってなっています。
なにそれ!?映画の前の予告などを入れたらほぼ3時間じゃないですか。
3時間の上映時間の問題点
この上映時間を聞いた時にまっさきに思ったのは「トイレ大丈夫かな?」でした。
トイレ近いんです!3時間もやるなら途中で一回トイレ休憩を挟んでほしいと真剣に思いました。
また、これだけ長いとお腹が減るし喉も乾くしってことでポップコーンと飲み物を持ち込むことになりますが、そうするとトイレ問題はもっと深刻になります。
絶対今一番いいところ!って場面でトイレ行きたくなる自信がある。
そして、合わなかった場合3時間はつらい。つらすぎる。
インベスターZという漫画で面白くない映画だったら即座に出てきて時間を無駄にしないのが金持ちになるコツみたいなことが描いてありましたけど、私は金持ちになれないタイプなので最後までお付き合いすると思います。
どうしようかなぁ。初っ端から3時間の完全版は素人にはきついのではないか?そう思っていました。
しかし、見終わった後の感想は「見てよかったし3時間退屈しなかった。最高!」です。
おトイレ問題も奇跡的に発生しませんでした。もちろん終った後に即座にトイレに早足で向かいましたけど途中でトイレ行かないと尊厳が保てない!ってことはありませんでした。よかった。
なので完全版3時間を見るかどうか迷っている人がいたら「見ようよ!」って思います。
私は見てよかったです。映画館であの大画面で大音量で見る価値がある映画でした。
以下順不同でつっこんでいきます。
見てない人はおかえり下さいって一応思いますが、別にあらすじやネタバレがあってもあの面白さが減るとは思えないので事前に読んでも別にこの映画に関してはいいんじゃないかなって思います。
あ、私は前作の「伝説誕生」を見ていません。見てなくても行けました。
行けましたが予習はしたほうがいいんだろうなって思いました。顔が濃くて最初よくわからなかったからです。
バーフバリ 王の凱旋 完全版 のネタバレつっこみ感想
それでは行きます。私は人の名前が覚えられない上に「インド人顔濃ゆすぎ問題」のせいでさっぱり区別がついてなかったので間違っている可能性がありますが見たまま思ったままを書いていきます。
主人公も主人公の父もバーフバリってのがまた混乱のもとです。
このめちゃくちゃ連呼された「バーフバリ」って名前すら私は「バーリバフ」だっけ?ってなるくらい名前を覚えていません。
とりあえず、バーフバリ 王の凱旋 ではバーフバリは父のことだと思ったほうが話がすっきりするので、この先バーフバリって書いたら父のことを指します。主人公ってのは子バーフバリのことです。
あらすじでもうお腹いっぱい問題
なんか、前回までのあらすじが始まります。「伝説誕生」の内容ですね。
めっちゃ解説されます。でも解説されてもよくわからないです。
なんか赤ちゃんを持った女の人が水に沈んでいきます。ターミネーターの有名なシーンみたいな感じです。
「生きねばならぬ!!」とか言われます。
この子が主人公でいいの?この女の人誰?って感じです。
どうやら女性は命がけで赤ちゃんを守り?赤ちゃんは流された先で拾われて村長の家?で息子として育てられています。
なんか上から落ちてきた仮面の顔に惹かれて崖?滝?を登っていくらしいんですが。仮面の顔に惹かれるって一体どういうフェチなの?って思いました。
なんだかすごい速さで説明が進み、いきなりスタイリッシュに首が飛びます。
へっ!?今のは何?なんでナチュラルに首が宙を飛んでるの?ってなりました。びっくりです。話が進むにつれて私はこの首は「指じゃなくて首だ!」の首だったのかな?って思ったのですが多分違いますね。
最後の方でいきなり出てきた主人公の母親(武芸姫)が手に持ってた首を切った時の回想っぽいですね。
牛を素手でなんかしてる映像もありました。今思うとあれは兄王だったのでしょうか?
なんか声が低い。低くていい声で解説してくれます。
重低音!
なんかもう前回のあらすじを見ただけでお腹いっぱいな気持ちになりました。物語が濃いよ!濃ゆすぎだよ!誰だよこのハゲじじいは?
顔が濃くて誰が誰だかよくわからない問題
この問題が私の前に強く立ちはだかりました。
インド人顔濃すぎ問題です。いや問題はインド人だけじゃないですけど。私は顔認識能力が低くてですね。似たような顔を見分けられないのです。
そういえば指輪物語を見た時も「どうしてアラゴルンっていつもいつでもどこにでもいるの?」って思ってました。ボロミアとかファラミアでしたっけ?と見分けがついてなかったのです。
そんな私なのでバーフバリはとても難解な映画でした。
だって出て来る男がもれなく黒髪髭面です。無理、もう無理です。どれがどれなの?
もう人物の頭上に矢印と名前書いておいて!ってなりました。
親と子の名前がバーフバリで一緒で顔も一緒ってどうしたらいいの?
兄王だって濃い顔で髭だし、武芸嫁の従兄も黒髪で髭じゃないですか。見分けつかないです。
それが不思議なことに話が進んでいくとなんとかなってくるんですが最初は「もう無理!」状態でした。
私が頼れるのは奴隷じじいだけだよ!やつだけ髪がないから見分けが楽です!素敵!でも名前が覚えられない。なんかカルパッチョみたいな名前でしたよね?
男性も問題でしたが、女性にもこの「顔が濃くてよくわからないよ問題」は発生します。
みんな美人なんだけど化粧濃いよ!目の縁取り濃いよ!
大量に出てきて踊り狂われると誰が誰だかわからなくて、武芸姫なのか姫の侍女なのか姫の母?じゃないな兄嫁か?なのかわかりませんでした。
国母は目のかっ開き具合がとても激しいのでまだ見分けられますね。めっちゃ目をかっぴらいているのが国母です。
仮面の女はなんだか印象が薄かったです。もっと活躍してほしかった。
あらすじが終わったら音がない 静寂 音がない
前作のあらすじが終わったらいきなり静寂がやってきました。
びっくりするほど静かです。
咳払いの音も響くほどまったく音がありません。
なんだか字幕?協賛?が流れています。
なんなの?この静寂は。インド音楽を適当にかけておいてくれてもよいのよ?
思わず、映写機壊れた?って思いました。
私一回旅行先で映画を見ようとしたら映像機器の故障で見られなかったことがあるんですよね。旅先でこの後1回無料券をもらっても使えないので悲しかったです。
その悲しみを思い出していたら本編が始まったので「壊れてなかったんだ、よかった!」って思いました。
本編が始まったら怒涛の展開の時間です
もうね、本編が始まったらなんだか一切の容赦なしに物語が怒涛のように進んでいきます。
乗り遅れたら最後です。全速力でついていきましょう。
なんだかいきなり儀式が始まって国母が頭に火を持って歩き続けなければならなくてもそれはそういうものとして受け入れましょう。
ゾウがいきなり暴れてもそれはそういうものなのです。
そして閂のかかった扉からいきなり力技で山車が出てきても驚いてはいけません。
あのかんぬきどうやって破ったの?バーリバフ普通に山車を引いていただけだよね?どうやって開けたの?とか思ってはいけません。
あの山車を人力でひくってのがまず人間業じゃないです。でも格好いいです。バーフバリ!ってもうなっちゃいますね。素敵ー!
ゾウがなんか黄色いの被ったらおとなしくなった!
ゾウが暴れますが、バーフバリがいるので大丈夫です!なんか山車アタックで大丈夫なんです。
そしてゾウの上に黄色い粉をバサーってかけたらおとなしくなります。
ゾウで弓を引きます。なんかすごいです。しかもあの弓片手で引いてない?
すげーかっこいいー!って思っていればいいのです。
このバーフバリを見ていて思ったのですが、この映画「王家の紋章」に似ています。
この漫画も読むまでは「なにこの濃ゆい絵!?」って思うのですが、読み終わると「メンフィス素敵ー美形ー素敵〜!」ってなる漫画なんですよね。
同じように、バーフバリも見る前は「なんか髭のおっさんばっかり出てる映画?」って思っていたのですが見終わったら「バーフバリ素敵ー!美形ー!色気あるー!素敵ー!いい男!」ってなります。
髭がいい男に見えてくるこのマジックをあなたにもぜひ味わってほしいです。見終わるとバーフバリはいい男にしか見えません。最高にいい男です。
見る前はヒゲ男だったのに、摩訶不思議です。
武芸姫の従兄が私は好き
バーリバフは戴冠するまでの間、市井に見聞を広げに奴隷じじいと一緒に行くことになります。
この時に国母が「寝物語をするお姫様を選んでおくわー」って言っていたのがミスリードなんですよね。
そして出かけた先でピリ辛?っぽい名前の盗賊に襲わせて撃退しているお姫様に惚れるわけです。
あの一目惚れの演出すごかったね。お姫様綺麗だった。
お笑いパート担当
そのお姫様の従兄がクマラでしたっけ?武芸はさっぱりなのに武芸の達人のバーフバリに剣の使い方を教えてくれたりするお笑いパートの人です。
イノシシ刈りでも後ろからバーフバリがちょいって押すと矢が獲物に刺さります。すごいぞ!
でもここらあたり、このまま従兄が武芸に優れているって武芸姫が勘違いしたらそっちとくっついちゃうんじゃないの?って心配がありましたが、武芸姫は目もいいのでバーリバフの手が武人の手であることを見抜きますね。
二人がラブラブになるダシにされたようなこの従兄私は大好きです。
クマラの運命
武芸姫の従兄のクマラは、その後のストーリーでもとても重要な役どころです。
彼はバーリバフに出会わなければあんなことにはならなかったけれど、バーフバリと出会ったことを後悔はしないのだろうなと見ていて思いました。
たとえ、時間を巻き戻すことが出来て、バーフバリと出会わない世界を選べたとしても、きっとバーフバリと出会う世界を選ぶのだろう。そう思いました。
昔そんなタイムスリップものを読んだことがあります。違う選択は出来たけれど、どんな悲劇的な最後を迎えるのだとわかっていても、それでもあなたと出会う幸せを選ぶという話です。
この従兄弟もバーフバリに出会う運命はチャンスがあっても変えないでしょう。兄王を襲うのはやめたほうが良いですけど。
バーフバリと従兄のやりとり好きです。トラの皮を持ってきて祝に来てくれたあたりも好きです。
従兄の最後とその執念
だからこそあの最後はつらかった。くっそ良い奴だったのに。一太刀でも浴びせてやれよ!って思ったのに手に持たされた剣を動かされるだけなんて!
でもあの傷跡が25年たった後も兄王の顔に残り続けたのは従兄の執念だったのかなっていう気がするのです。
だって兄王の身体ってめっちゃ綺麗でした。
戦争に出てたのに無傷な身体てすごくないです?多分治癒力がすごいんですよ。
その人間離れしたあの兄王の顔にあんなちょっぴり切っただけの傷跡が残り続けるっておかしくないですか?
あれはきっとクマラの呪いです。
覚醒イベント
その彼の覚醒イベントですが、あれひどくなかったです?
せっかく王子様よろしく窓からバーフバリが助けに来た!って思ったら「お前の責務をはたせ!」って短剣渡して去っていくんですよ。
「えっ!?帰っちゃうの?」って思いました。
まあ従兄が覚醒したのでなんとかなって女性陣が守られたのでよかったのですが、あそこで従兄弟が頑張らなかったら彼女たち蹂躙されてません?
バーフバリあそこで帰っちゃ駄目じゃなかったです?
牛?の上に両足で乗ってた。びっくり駆け抜けてた。人間じゃない
私が腹をかかえて笑ったシーンです。
ツボにハマりました。
なんだか牛?羊?ヤギ?よくわからないけど、動物の角に松明つけてドドドド大作戦の時に、城壁を乗り越えるための樹?を蹴り返したら動物の群れの中にバーフバリが落ちちゃった後のシーンです。
まあ、バーフバリだし死ぬわけないなって思いながら安心して見ていたので、走る牛?にしがみついていて上に乗るのまでは想像していたのです。
しかし、実際は想像の斜め上でした。二頭の牛に片足ずつかけて立ってましたよ!なにそれ!すごい!ちょっとでも二匹の距離が離れたら股裂きじゃないです?
それなのに当然の様に二匹の上に乗るバーフバリ格好いい!しびれる!素敵ー!
その後、牛の上を普通に走ってました。駆け抜けてました。マジ人間じゃない。
私はツボにハマってしまって必死に声を押し殺して笑っていました。すごい!素敵!
四本指で手首を返すってだけ言われて三本射ができるお姫様すごすぎ
武芸姫さまは最初矢を2本一度に射れないかって練習していたけれどできなかった設定なんですよね。
なのに、盗賊との戦闘の最中にバーフバリに「指は四本だ!手首は返して」って言われただけで即、3本を一気に射れるようになります。
なにそれ!一気に3本が命中です。的中です。百発百中です。
あそこらへんのシーンとても二人の息が合っていてラブシーンでした。
ラブといえば愛の指南
ラブシーンで思い出したのですが、奴隷じじいがバーフバリに恋愛指南するコミカルシーンもありましたね。
月をバックにいちゃついている鳥をどう思う?ってバーフバリに聞いたら、
「こんがり焼いて塩つけてくったら美味いんじゃないですかね」って答えてました。
この主従好きだわーって思います。武器のノールックの受け渡しとか、じじいを振り回して応戦とか息がぴったりで信頼関係がないとできないですよね。
でもその信頼があーなんてこうなるわけですが、信頼しているからこそ「母上を頼む」ってなるわけで。
奴隷階級のじじいが、子どもを一番に抱いてほしいと言われた時の気持ちを思うと泣けてきます。
服が燃えてた
バーフバリが正体を明かす場面でしたっけ?
服がめっちゃ燃えてて私は「火傷しないの?」って思いましたがそんな心配は不要でした。
めっちゃ燃えてましたが、服だけ綺麗に燃えてバーフバリの肌には問題ありません。
ん?あの世界の人間ってもしかして燃えても大丈夫なの?もしそうなら兄王の最後の火あぶりも実はあれノーダメージだったのでは?って気がしなくもありません。
そういや奴隷じじいも焼かれかけてたけどほぼノーダメージでしたよね?
名前がややこしい
親子二代でバーリバフって名前で顔もそっくり設定なのでとてもややこしいです。
ついでに親がお忍びの時の名前と、子どもが拾われてつけられた名前も一緒かよく似てませんでした?
ん?この名前前回のあらすじで聞いた気がするぞ?って思ったのですが偶然です?
これ以上ややこしくするのやめてー!って思います。
牛?で吹っ飛んでたけど無事
バーフバリは役立たずの男を演じているわけで、武芸姫に武人の手だって見抜かれてものらりくらりとかわします。
牛だかヤギだかと立ち会わせをして、上手いこと跳ねられて、怪我をしたってことで武芸姫の罪悪感を刺激してました。
でもお医者さんに寝たら治るって言われてた気がするので、あれ肩負傷したっていうのは嘘っぽいですね。かなり上手に受け身をとって衝撃を逃したのか、そんなことしなくてもあれくらいの衝撃では怪我しないのかどっちでしょうか。
奴隷じじいが子守歌ー!って騒いだので武芸姫はあの可愛い女神を称える歌を途中アレンジして歌ったのでしょうか?
とても可愛い歌と踊りでうっとりしました。衣装が同じなせいで誰が誰だかよくわからなかったけど中央にいたのが武芸姫でいいんです?途中で何回か武芸姫母?違うな武芸姫兄嫁?が出てきたような気もしますけど。
武芸姫の似顔絵がでかすぎて笑いました
バーフバリがどうやら武芸姫に恋したらしいという情報を得た兄王が武芸姫の絵姿を見て一目惚れしたっぽいところでなんだかきな臭くなるわけです。
王母の罪悪感につけこんで、武芸姫を自分の后にしようとするあたり狡猾でいいですよね。
でもそのためにめっちゃ大きな武芸姫の絵姿が出てきた時には吹き出しました。
でかすぎ!
なんであんなにでかいんです!?壁一面の絵ってすごくないです?
橋の代わりになるバーフバリ
なんだかんだあってバーフバリが正体を明かしたあたりで王母からの命令の鳥がやってきて、武芸姫の尊厳は私が守るから王母に会いに行こっかってなって、お船に乗るための橋が壊れたので、バーフバリが橋の代わりになるあのシーン。
いいよねー。嫁に足蹴にされるバーフバリいいよねーってなりました。
なんなの。あんな体制なのにめちゃ格好いいバーフバリなんなの!
いい顔して踏まれてました。もう十分惚れてるのに惚れてまうやろ!って思いました。
白鳥の船がふわふわしてた 鳥?
二人の愛を表すかのような船のシーンがすごかったです。
歌って踊るし、なんだか謎の波動を二人とも出してるし。
船だけど空を舞うし、なんだかふわふわしているし。くるくる回るし。
見ていて衣装が綺麗に広がっていたので、これきっとあの柱の影に衣装の端っこを持って広げてる人がいるわ。きっといるわって思いながら見ていました。
そういえば、いつもバーフバリの近くには風が吹いていますよね。髪とか衣装とかがいつもかっこよくふわっとたなびいています。すてきーってなります。
バーフバリの見せ場になると音楽がかかって動きがスローモーションになって風がどこからともなく吹いてくるの好きです。
戴冠式の石跳ねと盃倒れと傘折れ
王母が想定していたのが、兄王の嫁に武芸姫だったけど、姫はバーフバリとだと思っていたよ!っていう誤解があらわになって、武芸姫は王家の女性には婿を選ぶ権利がある!とか言い出して、王母の誓いとバーフバリの誓いがせめぎ合った結果、兄王が戴冠して、バーフバリは軍事の長につくことになります。
バーフバリはけっこうそこら辺どうでもよさげなんですよね。王になろうがなるまいがどうでもよさげ。
戴冠式のあの荘厳さは映画館で見てよかった!と思ったポイントです。
すごいですね。ゾウもいっぱいだし騎馬も歩兵もいっぱいです!すごい迫力!
それなりに兄王もいい男だと思うのですが、バーフバリの人気がすさまじかった。
バーフバリ人気ありすぎです。こりゃ兄王だめですよ、かわいそうすぎます。民衆が選んだのはバーフバリであって兄王ではないってのが目に見えて分かるシーンです。あれをやられたら性格ねじ曲がるのは仕方ないです。
民衆の声と行動で、石がめっちゃハネてるし盃は倒れるし傘は落ちるし凄まじいです。その落ちた傘をバーフバリがふん!って立て直しちゃってまた素敵ーってなります。
後々のシーンで思いますけど、兄王も人間やめちゃってるくらい英雄的人物なんです。すさまじい戦闘力です。なのに同じ時代に兄弟?従兄弟?としてバーフバリが生まれているってだけでずっと影を歩くわけです。
どうして、同じ時に同じ場所にこいつがいるんだ!って思うよねえ。こいつさえいなければ多分兄王は素晴らしい王であれたと思います。
お前が悪い 切るべきなのは指でなく首だ!
あーこのシーンなんかで見た!痴漢撲滅シーンですね。
「お前が悪い!」って言い出した時は「何言うの?バーフバリさん?」って思ったけれど、その直後に「切るべきは指じゃない、首だ!」って首を切ります。素敵。苛烈すぎ!
もうスパっていきます。すごい。指じゃないんだ?そして指を切った時には配慮してもやもやがかかった気がするんですが、首を切ったときにはもやらない。その線引が私にはよくわからない!
首より指の方が残酷表現なのでしょうか?
奴隷じじいの忠誠はどこに捧げられているのか
色々あって、奴隷じじいがバーフバリを手にかけてる問題のシーンがやってきます。
この奴隷じじいとバーフバリの間の絆っていうのを今まで私たちは見せつけられているわけですよ。
インドだと絶対的だろうカーストを超えて、ほぼ父として慕っていて、ノールックで武器の受け渡しができるくらいお互いに信頼しあっているわけです。
いくら命令だからとはいえ、奴隷じじいがバーフバリを手にかけたいわけがない。そんなわけはないのです。
しかし、あそこらへんの命令系統どうなっているの?
王に仕えるのが使命であるなら、国母は多分代理的立場ですよね?
バーフバリ父の父が一番正統な王だったとして、その後を国母が統治してたっていうのがどうしてなのかわかりにくいのです。
なんで国母が国政をやっていたのか?
普通兄弟の弟が国王で、弟が死亡なさったら兄が王位を継ぎますよね?
まああの兄は身体が生まれつき悪かったようですが、それでも残った方の腕でガン!ってやったら石壁が崩れるくらい強いわけです。
あの世界の人強すぎ問題です。
奴隷じじいが身体じゃなくて頭の問題で王位を継げなかったんじゃ?って言ってましたけどそれ本人に言っちゃだめなやつでしょ。っていうか王家に仕えてたら言えないセリフだなぁ。
ってことは奴隷じじいは王家じゃなくて王に使えていると考えると、国母は王なのか?って問題が出てきて混乱するわけです。
国母は王の兄の嫁なだけで王家の人じゃない可能性があります。まあ傍系とか従姉妹くらいで血を引いてる可能性は高いと思いますが。
なんでその人に国王代理って役目がやってくるのか。旦那がめちゃくちゃ無能ってことですよね、これ。傀儡政治もできないくらい無能で人気がないってことですよね?どれだけ駄目な人なんだ。
王に仕えるのなら命令権利は兄王?
奴隷じじいの忠誠がどこに重きを置いているのかと考えていくと、多分王家じゃなくて「王」なんですよね?
最後の戦いの時にまた兄王の父に「子バーフバリを殺せ!」ってそそのかされて「国母があの時宣言したから真の王は子バーフバリだもん!」って反論してたところからみても、王に仕えているはずです。
でもだとしたら、ちゃんと戴冠した兄王の言うことを1番に聞かないといけないはずなんですよね。国母はもう引退というか、国王代理を終わったので命令する権利がないはずでは?
国母が宣言したからって退位してないよね?
民衆の中では我が王はバーフバリのみ!ってなっていたのかもしれませんが、生まれたばかりの赤ん坊を見せて「王はバーフバリ!」って国母が宣言しただけで王位を継いだことになっちゃうんです?
今の王は兄王ですよね?兄王退位してないし!次の王を決める権利は兄王ですよね?もはや国母にはないですよね?
つかバーフバリは一度も王になってないぞ!心の問題です?
奴隷じじいが脇腹をさしたのでそれじゃ死なないよって思いました。
奴隷じじいはやりたくないお仕事なのでしきりにバーフバリに「置いて逃げてくれ」と懇願します。
このまま一緒にいたら使命を果たさなければならないからです。
頼むから「私から」逃げてくれと。
それでも、子どもを一番に抱いてもらう約束だし、妻が言うからさーってバーフバリが助けて助けて連れて逃げて。
そしてあの場面です。
いやーバーフバリさん矢が一杯ささってもフン!ってすれば抜けちゃうし、色々限界っぽくなってからバーサーカーだし、殺るには心臓を的確にやらないと無理じゃ?って私は思っていたので、奴隷じじいが脇腹を背後から刺した時は、そこなの!?って思いました。
無理だよ、脇腹じゃ死なないよ!って思いました。
やっぱり死んでないし!って思っていたら最後の言葉を残すためだったのですね。
「母上を頼む」あの言葉。身重の妻でも、今から生まれる子どものことでもなく、母のことを自分を殺した相手に頼むのです。
なんなのー!恨み言とか驚きとかはないの?って思ったのですがバーフバリの顔には恨みとかそんな負の感情はなくて、多分奴隷じじいのことを信頼しているからそのじじいがやることはすべて受け入れるという絶対的な寛容を感じました。
お前がやることが自分を殺すことだとしても受け入れる。もうバーフバリは人じゃないですよね。なんか大きなものです。
兄王の狂乱 お前さえいなければ
出てきた兄王が、バーフバリの死体をかなり損壊します。
恨みつらみを言いつつバシバシやります。計画通り!ってペラペラしゃべってます。
そこに奴隷じじいがいるのがわかっているのにやるあたり後先考えていません。
ここはじじいがいなくなった後にやるべきだと思うんですよね。じじいは真相を知って国母に言っちゃいましたし。
でもまあ今までの恨みつらみが積み重なったのでしょう。
でもバーフバリの性格だと普通に兄を慕っていただろうし、兄として弟分を可愛いと思う気持ちも小さい頃はあったんじゃないかなって思うとやるせない気持ちになります。
優れた方を王にすると言われ、兄だからしっかりと言われて育って、何もかもを弟に奪われたわけで。一目惚れした女もあんな苛烈な性格でバーフバリ一途だしつらいよなぁ。
単独で見ると顔はいいし、あれだけの武勇だし、知略を巡らせる頭はあるわけで優良物件なのに。十分に英雄として立てる器はあるんですよ。
もったいない!いい男の無駄遣いだ!
まあそれでもあの死体損壊はやりすぎだと思います。
兄王強すぎ問題
「バーブバリ 王の凱旋」の後半を見ていてびっくりするのがこの兄王が強すぎるってことです。
めちゃくちゃ強いです。この人まじ強い。
戦場に王が一人駆けしてくるあたりでもう尋常じゃないです。
王が一人で戦場に出てきていいわけないじゃないですか!でも出てきちゃう。そして武芸姫を捕まえて帰る。すごい。
武芸姫も25年幽閉されていたとはいえ武芸姫なのである程度抵抗したと思うんですがそんなの関係ねーって感じで捕まえちゃう。すごい。
強すぎです。ヒュンヒュンする刃怖いー!ってなります。
えっ!?この人いくつなの?子バーフバリが25歳として、その親世代なので45歳から50歳くらいですよね?
なんで25歳の力自慢の男と対等以上に戦えてるの?すごくない?経年劣化しないの?
一番強いのこの人じゃないの?すごいよ!ってなりました。
盾で飛ぶやつきたー
なんかツイッターでヤシの木攻撃の画像は見たことあったんです。
あったんですけど、バーフバリの映像だっていうのもどっかで見た気がするんですがあまりに信じられない映像なんで信じきれていませんでした。
ここなの!?ここで出てきちゃうの!?ってなりました。
しかも、この「ヤシの木で飛べば城壁超えられるじゃん作戦」ってみんなやっているんですよね。
最初、あれバーフバリと優秀な戦士ならできるのかと思っていたのですが、バーフバリが成功したら、後に続けとばかりにヒュンヒュンいっぱい飛んできます。
ってことはあれくらいの芸当はあの世界の戦士なら出来て当然ってことですよね?
すげーよ!身体能力どうなってるの!?あんなに勢いつけてて着地はどうするの?盾で衝撃を殺すの?って思っていたら着地普通に足でやってる映像も出てきます。
すげーよ!笑ってしまって困ったよ!どうやって空中で縦で樽みたいになるんだよ!すげーよ!
素手で心臓?
兄王対バーフバリ。もう人と人との対決だと思ってみてると唖然とするのでこれはこういうものだと心に言い聞かせて見ましょう。
あのでっかいチュッパチャップス怖すぎだし!どっちも人間やめてるし!ぶつかると石のほうが割れるし沈むし破壊されるしで、あなた方の肉体は何で出来ているの?って思います。
金属鎧を素手でばりばりーって剥がす兄王にびっくりしました。「えっ!?それもしかして金属じゃなくて紙で出来てました?」って思いました。
そして心臓をえぐってやるぜ!って言い出します。
そりゃ金属ばりばりできる握力腕力があればえぐれそうだけど、あっ!実際血が出てる!石壁にぶつかっても無事だったのに指で血が出てる!すごい!
鎖でパワーアップみたことあるぞ!
なんか、追い詰められたバーフバリが白い棒状のなにかに手を当てて、白い砂をバシャーってするとパワーアップします。
ついでに手に鎖を巻いたらすごくパワーアップします。
あっ!これ見たことある!これはハイローで予習したぞ!って思いました。
バーフバリとハイローってかなり親和性ありますよね。
アイアンドローのファイナルミッションで、雨宮兄弟がティンティンと対決する時に鎖でパワーアップって場面があるのです。
鎖でパワーアップ!あるある!よくあるよね!って思いました。
あの鎖って25年間武芸姫を拘束していた鎖だったら面白いなって思ったのですが、どうなんでしょうか?
経年劣化しているだろうし違うかもしれませんね。
ついでにバーフバリと日向の完全一致について
ハイアンドロー ザ・ムービーにはとても有名なシーンがあります。
バーフバリを見た人に是非見てほしいシーンです。
この予告の57秒付近を見てほしいのです。一瞬なのですが衝撃的なシーンなので一回見ればあれ!?って気づくと思います。
はい、見ましたか?
めっちゃ見覚えのある姿勢で信じられない場所に座っていた人いませんでしたか?それが達磨の日向っていう人です。
バーフバリさんも同じような姿勢で座ってましたよね。
そんなシーンあったっけ?って人はこちら↓のブログに行ってみて下さい。
こちらのブログに使われている画像を見て「完全に一致!」って私は思いました。
このように「HiGH&LOW」と「バーフバリ」は親和性があると私は思います。
どちらも血が沸き立ちます。エンターテイメント映画として素晴らしいです。
おすすめです。
火あぶり
なんだかんだの肉弾戦の後、兄王は薪の上にブスっと縫いとめられます。
そこにやってきたのが、シヴァ神の火の儀式を戦闘中なのに粛々とやっていた武芸姫です。
この儀式も途中色々あって橋を焼かれたり、黄金像の首が橋の代わりになったりしていたのですが、まあそこは省略します。なんでこんな時にやりはじめるんだ?っていう疑問も置いておきます。
取り敢えず火あぶりです。
でも、火あぶりくらいで兄王って死ぬの?って気もします。
気はしますが多分おなくなりになったのでしょう。一件落着です。
個人的には心臓えぐり出すくらいのことはやらないと死なないんじゃないかと思いました。
黄金の像の首が軽すぎる問題
最後は子バーフバリが戴冠して「この言葉を法と心得よ!」とか言って終わります。
素敵なハッピーエンドですね。
兄王の黄金の像の首が落とされ、川に流され滝から落ちていきます。
これを見て私が最後に思ったのは「なんで川をどんぶらこできるの?」っていう疑問でした。
あの黄金の像何で出来てるの!?金属じゃないの?
どんな金属で作ったとしても水に浮かないですよね?あんなどんぶらこっこできるってことは木なの!?木製の黄金像だったの!?
でも割れたところを見ても全部金色なんですよね。金色の木ってあったかなぁ?って思いながらラストシーンを見てました。
バーフバリはいい映画でした。
ふう、つっこみ疲れました。でもまだ全然つっこみきれてないです。不完全燃焼です。
もっといっぱい見てる間ずっと怒涛のように物語が押し寄せてきてて、爆笑したし、ちょっと泣いたし、興奮したし、楽しかったのです。
できるだけ思い出してその時の気持ちを書いていきましたが、本当に興奮する素晴らしい映画でした。
バーフバリ格好いい!
王宮を追われて、民衆に混じって、なんだか巨大な機械を設計したり、水くみ楽にしたり、食べ物を子どもにあげちゃってなくなったらみんなが持ってきてくれたりしていてめっちゃ慕われている姿も素敵でした。
てか、なんていい男なの!ってなります。
見る前は髭面のむきむき男だなーって思っていたのに見終わったら素晴らしくいい男にしか見えません。バーフバリ!バーフバリ!素敵ー!
圧倒的な映像美と圧倒的な人海戦術です。あの絵面はすごすぎます。荘厳、壮麗、豪華、豪奢、なんだか言葉がみつかりません。
自然美もすごいし造形美もすごい。衣装も小道具も一つたりとも気は抜かない!手は抜かない!っていう執念を感じました。
大画面でみれて幸せな映画でした。
込められた熱量がすごいです。何もかもストレスとか嫌なこととか全部ふっ飛ばしてくれるパワーがあります。
熱に浮かされたようにこの感想を書きました。夢にも見ました。なんでしょうね。場面場面がこう脳裏に焼き付いています。すごいなー。いい映画でした。
見れてよかった!バーフバリ!
なんだかいろいろ出てるみたいなんですがDVDはどれを買えばいいんでしょうか?
バーフバリを見た人にはハイローをおすすめしたいです。
こっちもすごいエンターテイメントなんで見てみてほしいと思います。
バーフバリの伝説誕生の完全版も見ました。
見たんですけど、王の凱旋ほどインパクトがなかったんですよね。王の凱旋がすごすぎたのです。まだバーフバリに触れてない人は王の凱旋から見ることをおすすめしちゃいます。