こんにちは。バーフバリの伝説誕生の完全版を見てきたのでその感想を述べたいと思います。
つっこみ主体のネタバレ感想です。
まだバーフバリを見たことがないという方はここから先は見ないでください。よろしくおねがいします。
見てきた感想を素直に述べれば、
「んん?王の凱旋ほど興奮しないぞ?なんでだ?ちょっとこう途中眠たい気すらする。王の凱旋を見ていたので楽しめるところもあったけど、これこの伝説誕生から見たらそんなにハマらなかった気がするぞ」
って感じです。
なんか、王の凱旋は無茶は無茶なんですけど楽しくて「まあバーフバリならありか!」って思える無茶だったんですよね。伝説誕生の無茶はなんかこう「それはいくらなんでも」ってちょっと我にかえっちゃう感じです。
バーフバリ 伝説誕生を思い出しつつネタバレ感想
ということで、バーフバリの伝説誕生を思い出しつつ激しくつっこみつつ感想を述べていきたいと思います。
バーフバリにつっこみは無粋だとはわかっているのですが、伝説誕生についてはつっこむよね、ここはつっこまれるよね?ってところが多すぎな気がします。
まず、宝石をつけた高貴な人の死体を引き上げようや
見ていてまず思ったのがシヴァガミの死に方に無理がありすぎです。
目をかっぴらくお方ですね。
「バーフバリは生きねばならぬ!」ってのはいいんですが、腕だけ子どもを持ったまま上に上げて沈んでそのままでも生きてて、村人1に託した後に滝の上を示して沈んでいくって無茶だ!
水中に沈んでいる時点でもう意識あやしいし、その状態で水上の滝がどっちにあるかが分かってるってどういうこと。
そして村人1しか助けにこないってどういうこと?
何人かで助けに来よう。そしてお金目当てでもいいからシヴァガミの死体を引き上げようよ。だって宝石まみれなんでしょ?そのまま流すなんてもったいないし!埋葬くらいちゃんとしてあげよう。
洞窟ふさぐしー
そして村長妻かな?がめっちゃ曰く有りげな赤ん坊を「私の子にするの!」ってなりました。
しかも、奪い返されないようにか面倒事を避けたいからか、洞窟の入り口をふさいじゃいます。あの抜け道、王家に伝わる緊急避難路なんですかね?
あんな滝の上まで道がちゃんと続いてるってすごいことだと思います。
後からまたこの洞窟開けなおして村人たちが滝の上にやってきたりするわけですが、けっこう簡単に開け閉めできてたので、ハーブバリ世界の人なら内側からえいやって押したらあの岩動く気がするので、追手をちゃんと防ぎたいならもっとあの道は破壊し尽くすべきだと思いました。
祭祀のおっぱいでかい
すくすく育つ少年バーフバリ。だけどなんか滝の上が気になるようです。
そんなバーフバリがいい子になるように願掛けを始める養母とそれをそそのかす祭祀。
この祭祀を見た時に「めっちゃあやしい、詐欺師くさい!」と思うと共に「おっぱいでかいな!」って思いました。垂れ乳です。
祭壇運んじゃうとか笑う
最初のちょいジャブであるバーフバリによる祭壇運びシーンがやってきました。
このシーン自体はちらちら事前に見ちゃっているのです。
シヴァ神の祭壇?に水を掛けて願掛けをするんですけど、そんなちまちまやらなくても祭壇を滝の下に持ってきたら水かかり放題じゃない!?っていう作戦ですね。
ガンガンいって祭壇をばきばきに壊して運んじゃうのは罰当たりではないのか?とか考えてはいけません。
きゃーかっこいいー!バーフバリ素敵ーってなるべき場面です。
言うなれば王の凱旋の初っ端の山車を引いて象を止める場面みたいなものです。
でもなんだか王の凱旋ほど盛り上がれない。どうしてなんだろう。
でっかい石を肩に乗せて運んでいるだけなので地味なのがいけないのでしょうか?
崖登り頑張る!
崖登りをバーフバリは頑張るわけですが、この崖に執着する理由がまずわからないんですよね。
なんだか惹かれるものがあるのでしょうか?
っていうか滝を登って30メートルの高さから滑り落ちても死なないってのがすごい。もうそれくらいの高さから落ちてくるのが普通になっているのが友達のセリフでわかります。
いや、死ぬって!あの高さで命綱もなく素手で素足で登ってて怪我もしないっておかしいって!!
この滝登りについて、途中で木彫りの仮面が落ちてきて、それでモチベーションばりばりになるわけです。
仮面で土で型が取れるとかびっくり
いや、ないやろー!って私がつっこんでしまったのが、この上から落ちてきた仮面を柔らかい土に上にたまたま置いたら、美女の型が取れたよ!ってシーンです。
いやいや、ないから!面の内側そんなリアルに顔の形してないから!!!
美女の幻影に導かれて滝登っちゃう
その仮面の美女の幻影が蝶々や天女の如き羽衣がひらひらしながらバーフバリを導いてくれます。
いや、無茶だから。その割れ目飛んだら飛べるって距離じゃないしー。
ちゃっちゃと作った弓でなんとかなったりするってないからー!
ってつっこみが追いつきません。
あんなところ登れるか!!って思います。
可愛いは作れる!が強引すぎる
この仮面の美女がなんかレジスタンス系組織のアマゾネス系美女だったわけですが、この美女に対するバーフバリの「可愛いは作れる!大作戦」に無理がありすぎます。
とても無茶です。
まず、美女が川?の辺りで腕を水にひたして居眠りをするっていうのがまず無茶です。なんでそんなところでそんな格好で寝るのだ。
そしてそこに水中を泳いでやってくるバーフバリ!フィッシュセラピーにまぎれて手に絵を描いているのかと思いきや入れ墨を入れている!
入れ墨入れたら痛いだろ!寝てても起きるし!気づくし!ってつっこみました。
無茶だ!無理がありすぎる。しかも親分に指摘されるまで入れ墨が入ったことすら気付いていないとかありえない。
蛇に気を取られてる隙に大作戦には至っては意味不明だと思います。
なんでそんな方法でバレないのか不思議でしょうがない。
子バーフバリ部分がしっくりこないのかも?
見ていて思ったのが子バーフバリの部分がどうも私にはしっくりこないのかなぁってことでした。
なんか強引で無茶がすぎる。そしてその無茶があまりこうすっきりしないというか突き抜け方が好みと違う感じ。
父バーブバリ部分になるとまぁそれなりに面白いなーって思うんです。
同じように無茶だしつっこみどころは多いんですが、笑える。
王子二人共探索にだしていいのかよ
なんか裏切りがあって国の情報が漏れちゃった!
情報を漏らした人を追跡するぜ!ってなって何故か王子二人が追手として派遣されていましたが、王国それでいいの?
王位継承者をどっちもそんな雑務に借り出していいの?大丈夫なの?って思うのですがきっと大丈夫なのでしょう。殺しても死にそうにない二人だし、うん。
この捜索活動がざざっと描写されるのですが、私は言いたい。
「酒を倒すなもったいない!」と。
もっと酒いっぱいもってこい!って意味なのでしょうが、もったいないからやめてくださる?ついてに言わせもらえば「瓶をわるな!酒がもったいない!」です。
酒の瓶かなんかになんか投げて穴を開けて酒が上から降り注いでいましたが、それほとんど床に吸われちゃいます。もったいないです。酒はちゃんと飲め!
おねーさんたちは綺麗でとてもよかったです。あそこのシーンはとても好き。
対戦前にあんな至近距離で話し合うなら首取れるのでは?
蛮族との戦いではびっくりすることが多々ありました。その中でも、対戦の前に話し合いをしたことにびっくりです。
対戦前にあんなに至近距離で話し合うなら、バーフバリ的身体能力からすれば一瞬で蛮族の首をとれるのでは?と思いました。
あの至近距離で話し合った後で、お互いがお互いの陣営に帰るまでは手を出さないってとても紳士的ですね。私ならとっとと首を取るわ。
それは褒め言葉では?
蛮族の長にシヴァガミが言われて激昂したのが「俺の女にして子を産ませてやるぜ!」的なセリフです。
しかし、あれはむしろ褒め言葉じゃないかなって見ていて思いました。だって実の子の名前なんでしたっけ?まあいっか、チュッパチャップス的な武器を使う兄とかバーフバリがあの外見ってことは、その母であるシヴァガミはけっこうなお年のはずです。
それなのに子どもをまだ産めそうってある意味シヴァガミを若くて美しいと褒めているのではないでしょうか?
布で燃やせ大作戦
なんだか、蛮族の長の首をとったほうが次の王だ!ってことになってバーフバリと兄とで争うことになったわけですが、ここで武器やらなんやらが公平に分けられない問題が勃発です。
いやー兄王父が地味にいやがらせしてきますね。
必要な武器が回ってこないならそれをちゃんと言ってかき集めるのも才能のうちってことなのでしょうが、うーん。
バーフバリは武器がないなら布でいいじゃん大作戦をたてるわけですが、これもまあなんて無茶な!って思います。
布に油を染み込ませて、布に丸い石をくくりつけてビュンって飛ばして敵に掛けて燃やせ!って作戦です。
それ、こっちに布がある間に向こうから火を放たれたら終わるやつですよね。
炎で焼く作戦はけっこうエグいと思います。
えぐいと言えば兄の戦車
エグいといえば、兄の戦車はかなりのエグさでしたね。
この戦車は王の凱旋でも見ていたのですが、回転する刃がついていてビュンビュンです。
しかし、戦場を進むにはこれくらいじゃないと駄目なのかなって思ったりします。
だって蛮族数多すぎ!わらわらしています。
バーフバリも人間じゃないなって思いますけど兄王もかなり人間じゃないんですよね。
牛をふん!ってやっちゃったりする。すごい。筋肉すごい。チュッパチャップスみたいな伸びる武器怖い。
シヴァガミが国政をしているのがやっぱり解せぬ
今回伝説誕生を見ても、謎が解けなかったのが、なんでバーフバリの父が死んだ後シヴァガミが国政を請け負っていたかです。
さらっとそうなったみたいな説明でしたけど、ほんとなぜ?シヴァガミの夫のバーフバリ父の兄はそんなに、どうしようのなく王の資質がない人だったのでしょうか?
シヴァガミも最初なめられていて、別の軍関係の人?が王座を狙っていたって描写がありましたが、順当に考えるとシヴァガミ夫が中継ぎをするべきなんですよねぇ。
いや、あまり資質はないってのは見ていてわかるのですが、あそこまでこう立場を無視されているとかわいそうといいますか。
ある程度愚鈍な王でも周りがしっかりしていたらなんとかなるってあるじゃないですか。傀儡にもしてもらえないって相当だなって。
スタイリッシュ首切りされた息子の母はどこ?
王の凱旋を見ていて、スタイリッシュに首を着られた人は一体誰?ってのが疑問だったのですが、これは兄王の息子ですね。
それはわかったのですが、この兄王に息子がいるってことはそれを産んだ母がいるはずで、ってことは兄王の嫁がいるはずですよね?
出てきましたっけ?あまり記憶にないのですが。
兄王はバーフバリ妻に執着していたはずなので、長い年月の間に隙をついてやったりしていたのではないかと邪推するにあの息子の母はもしや?って思ったのですが、あの人の気性からするとそんなことさせてなさそうですね。
それにしては、かなりこの息子がバーフバリ妻を見下した態度だったのが不思議で。
あばずれっぽい扱いをしていましたが、そんな扱いをされるような生活をしていたとは思えず、なんなんでしょうね、あれ。
みんな名前覚えてると思う
兄王がバーフバリ妻に「あの男の名前を覚えているのは我ら二人だけだ」みたいなことを言っていましたが、
いや!あんたら二人だけのはずないじゃないですか!ってつっこんでいいですか?少なくとも兄王父とか奴隷剣聖じじいとかは覚えてますよね。
そして子バーフバリが顔をさらしただけでみんな名前を叫んじゃうわけですし。
盛り上がりが上手くいってないのかも
バーフバリの王の凱旋が素晴らしく面白かったのでかなりの期待をかけて見てしまったのが敗因という気がしました。
バーフバリの伝説誕生はところどころ面白いのですが、波に乗りにくい感じがしました。
盛り上がりがなんだかちょっとうまく行ってないのかもです。
強引に物語に引き込んでくるのがバーフバリのいいところなのですが、伝説誕生はその引き込み方がいまいち上手くない。
そこはちょっと無理がありすぎではって我に返っちゃうんですよね。王の凱旋だと畳み込まれて、なんかわけがわからないうちに「バーフバリ!!!」ってなっちゃってたんですけど。
なのでなんだか長くてわけがわからない印象が強いです。
面白くないわけじゃないんだけど、王の凱旋ほど引き込まれない。
王の凱旋を見た後なので伝説誕生をある程度こうテンション高く見れたのですが、伝説誕生からバーフバリを見たとしたら私はここまでハマれなかっただろうなって思いました。
バーフバリは、
王の凱旋から見て正解でした。もう一度大画面でみたいのも「王の凱旋」の方なのでもっかい映画館で上映してくれないですかね。