キングスマン2が公開されているのですが、キングスマンを見ていないのでどうせなら予習してから見るべきかなと思ってキングスマンを見てみました。
感想としては、すっごいファンタジーだな!!ってのが最初に出てきます。
まず、こう映画を見る前ってこれはどういう映画かなって想像しながらそのモードで見るんですが、あまりちゃんと事前情報を入れてなかったので、英国紳士なスパイものだと思っていたのです。
ちょっとアクションシーンなんかは見ていたので、かなりこう無茶をやる印象はあったんですが、ここまでファンタジーとは思っていなかったので頭の中のチャンネルを合わせるのに失敗してしまってそのまま見てしまったのがちょっと惜しいです。
ちょっとまって!こんなファンタジーで頭からっぽにして、何も考えずにゲラゲラ笑いながら見る映画なら、そう教えておいてよ!!って思いました。
いろいろ設定に無茶がありすぎです。でもそこはちゃんと無視してみるべき映画です。
すっごいアクションと小道具をスーツを楽しむ映画なのです。
適当に思い出した順に言いたいことを言っていきます。
近親者の名前を書いたのはどうして?
死体袋に自分の名前と近親者の名前を書かせて、死んだらそこに二人とも入るって言ってたような気がするんですがどうしてですかね?
死んだら近親者も殺すってことです?
子犬が出てきた時点でもういやな予感しまくり、狐が伏線だったとは
あの子犬を選ばされた時点で、軍人の教育方法で有名なやつですよね!ってなってしまって、最後殺して食わせるんでしょ!ねえねえ!?ってなってしまってですね。
かわいければかわいいほど、その瞬間が怖かったわけです。
そしてその瞬間がやってきて、あーこれって伏線じゃないですかね?ってなりました。
最初の方でパトカーとカーチェイスしてたときに事故った原因って飛び出してきたきつねでしたよね。
あの見ず知らずのきつねもひき殺せなかったのにJBを殺せるわけないじゃないですかーってなりました。
あとはトンチみたいなやつで、犬を撃てって言われただけで殺せって言われてないので、致命的じゃなさそうなところを撃ち抜けばいいんじゃ?って思ったんですけど、空砲かぁ。
パラシュート降下と線路に縛りつけも殺すつもりはなかったということだからそういうことなんですね。
めっちゃ下品ですよね。
ところどころにめっちゃ下品なジョークをさしはさんでくるんですけれど、個人的にはこれがまったく笑えなくてですね。
そこがマイナスポイントだなーって思いました。
最後の方のバックがバックなやつとかさいてーって思いました。
チップを入れる場所、あんな目立つ場所じゃないといけないの?
めっちゃ目立つわかりやすい場所にチップを埋め込むものだからとても目印になってたのですが、あれあそこにいれないとまずい代物だったんですかね。
頭をぼーんってするのにあの位置がいいんでしょうけどもっとなんていうかこう、痛くないようにできるなら傷跡もほぼなくせるのでは?綺麗に切って綺麗に治してほしいですね。
あんないろいろ技術が進んでいるならできるだろ!って思ってました。
アクションすごすぎ
アクションがすごいので、見ていて圧倒されました。
とても素敵です。わくわくしますよね、パルクールもあるし、カーチェイスもあるし、近接戦がたっぷりです。
協会の大虐殺はすっげーって思いました。すごいバラエティの殺し方見本市でした。
両義足女性のアクションもすごすぎでみてみてすごなーって言葉しかでません。
もうちょいマイフェアレディだと思っていた
もうちょっとハリー?父親が命の恩人の人が主人公を英国紳士にする話だと思っていたのですが、彼はスパイ養成学校に放り込んだ後は、ほとんど意識不明だったし、途中であんなことになるので思っていたより育成していませんでした。
ところどころで、印象的な一言を言ってましたけど、もうちょっとこう師弟関係をうまいこと築いてくれてもよかったのに。
でもスーツを着た主人公にはテンションあがりました。素敵ースーツ素敵ー!
フックを下げただけで入れていいの!?
隠し部屋に入るのにフックを下げただけでいけちゃうのは防犯上問題ありませんか!?ってなりました。
武器庫はとてもよいですね。
ここで、いろいろと核になる武器とか小道具の説明です。
主人公が手癖が悪いってのが強調されていてこれも伏線ですね。最初の車のキーを抜いたのも。
最後の絶体絶命でハリーが来ると思ったのに!
最後の絶対絶命シーンで、ここまでファンタジーな展開ならこの絶対的危機を助けてくれるのは実は死んでないハリーだろ!って思っていたのですが、こなかったので残念でした。
びっくりです。
しかも危機を突破した手段がチップを爆破しちゃおう大作戦ですよ。
見事にみんな爆散してましたね。あの演出はなんていうか、こう、その。
潜入がばれた原因の人は誰?
そういえば、主人公がコナンくんの催眠針時計みたいなのでパソコンをゲットした時に、いきなりナイフ当ててきて、スパイがいるぞ!ってばらしたのは誰です?
私日本人の顔を覚えるのも苦手なので外国人の顔を覚えるのがとても苦手であれが誰なのかさっぱりわからなかったのです。
可能性としてはキングスマンになれなかった元仲間のパパにいいつけてやる!とか言ってた人でしょうか?
キングスマンって候補生とかでも守秘義務ってないんですかね。あっ、守秘義務が守れないから落とされたのか。
でもその理由で落ちた人をそのまま普通の生活を送らせていいものなんでしょうか?
最初の方で記憶消去!!なんてすごい強引な処置をしていたような気がしているので、そこらへんもうちょっと頑張って!って思いました。
キングスマンを見て思った総合的な感想。
見終わって、しまった、見るモードを間違えたわ!っていうのが感想です。
これスパイ映画っていうより壮大なファンタジーだったしコメディだったので、頭空っぽにしてみないといけない映画だったのです。
細かいことはいいんだよ!スーツかっこいいよね!びしっとスーツ着た美中年がアクションすごいってかっこいいよね!!スパイものの小道具大道具たまらないよね!!って観点で見るべき映画です。
そういう見方をすると、ほんとスーツ素敵です。小道具がいちいちたまりません。傘とかもうたまりません。欲しい。仕込みの靴とか万年筆が毒薬入りで起動装置でってロマンがあふれすぎています。
アクションもいちいちスタイリッシュですごいのです。アクションだけ見ているとほんとスカッとしますね。一番最後のシーンであのアクションを重ねてきたところとかは本当に好きだなと思いました。
個人的には、めっちゃ好きー!!って思う部分と、これはどうなの!?って見過ごせず我に返っちゃう部分が入り乱れていて、総合点をつけにくい映画でした。
この部分は100点なんだけど、こっちは20点、みたいな落差が激しい感じです。
ゴールデンサークルを今やっているのですが、見ようかなどうしようかなって迷っています。
アクション的に大画面で見るべき映画なんですよね。