こんにちは。劇場版「おっさんずラブ」を見てきたのでネタバレつっこみ感想を述べたいと思います。
個人的な感想としては映画館に見に行ったことを後悔はしていません。見に来た人を飽きさせず楽しませようという気持ちを感じました。
ただ、色々雑です。とても雑。そしてなんていうかドラマのおっさんずラブを本当に大好きだった人にはちょっとおすすめしにくい気がしました。
もともとドラマにもいろいろ雑な部分はあったと思うんですよね。けれど絶妙なバランスで成り立ってた。そのバランスがちょっと崩れた感じがします。
もうちょっと二人がラブラブしているところが見たかった気持ちがあるわけです。
ただこれは鑑賞一回目だったからの感想かもしれません。2回目3回目であれば細かい演技というか表情をよく見る余裕ができてまた違った気持ちになりそうな気がします。
まあそんなこんなをネタバレありで語っていきます。
あ、マロは今回とても良かったです。あとゲストキャラのお嬢様がとても良かったです。
途中からすっごくアクションになってきて出演者もあってハイローを見ているの?って気持ちになりました。
映画「おっさんずラブ」のネタバレ感想
順不同で見ながら思ったことを語っていきます。
細かいことに突っ込んだら駄目な映画なんだなって思ったのですが、なんていうかそれでもつっこみたくなる隙がある映画でした。
最初のアクションを見たときに、もう考えるな感じろ!という映画だと悟る
いやーなんかもう開始10分くらい?香港でしたっけ?まあアクションシーンがあるんですけど、もうあそこらへんを見たあたりで、

ああ、この映画はもう考えちゃいけないやつだ!
って思いました。思いましたけどいろいろつっこんでしまうのは性分なので仕方ありません。
ただ基本的には感じるべき映画です。考えちゃ駄目です。
落としたキーホルダー?は伏線だろうとずっと思っていた
指輪を追っかけてのアクションシーンの最後の方で、壺を自転車に乗せた老人の自転車を支えたシーンの後、キーホルダーを落としていったじゃないですか。
天空不動産ってかいてあったやつ。

あれは伏線なのかなーでもモアナのカメは伏線じゃなかったんだよなー
って思いながら見ました。モアナのカメっていうのはこれです。
よかった!伏線だった!
いきなりの浮気疑い
最初のベットシーンといいますかサービスシーンがあれっていうのはどうなの。

春田めっちゃ裸ですやん! 道で拾ったらしい人も裸っぽいですやん!
そこに牧が来ちゃうわけです。
しかし、事前に連絡もなく、道を聞くわけでもなく、鍵も持っていたの?
ってことはこの部屋に来るの初めてじゃないですね。何回来たの?ってなりますね。
大切な話をしに来たらしいのですが話しにならず即帰ってしまったけれどチケットどうなっていたの? ちょっとくらい観光してった?
春田うるさい
映画を見ていて思ったのがはるたんがうるさいなーってことです。
いえ、ドラマでも充分うるさかったし顔芸もすごかったのですが、映画ではなんていうかパワーアップしています。
ドラマだとぎりぎりギャグ範囲におさまっていたように思うのですが、個人的判定では劇場版ではそのラインを踏み外していたように思います。それともドラマが美化されているのか?
うざいくらいにうるさいし顔芸もやりすぎな気がします。もうちょっと抑えて!春田にも良いところはあったはずなんだから、そこを活かして!って見ていて思いました。
まあ劇場版なんで大きな画面で映えるようにオーバアクションに磨きがかったのでしょう。
狸穴という名字が難しい
今回の重要人物な新キャラは、本部に戻った牧の上司の「狸穴」です。
この名字がまず難しい。知っている人は知っている名字というか地名らしいですね。
東京近辺なら知名度は高いのかもしれません。
けれど初見でこの字を「まみあな」って読めないです。私は読めませんでした。いや逆ですね。「まみあなです」って自己紹介を聞いても漢字がさっぱり思い浮かばず、その前に「ジャスティス」がいたせいもあり、

マミアナってマイアミの仲間かな? 外国人的な人? 顔濃いし!
ってなっていました。
めっちゃ妖しいムードむんむんでかなりミスリードさせられたわけですが、最後の最後で5人の子持ちであることが明かされます。
えー、それまで出てきたあんなシーンやこんなシーンで思わせぶりだったのは一体なんだったの!?
ってなりました。
これはもうおっさんズラブの予告が悪い。完全にミスリードさせに来てたじゃないですか。あんなのジャロですよ。
ジャスティスは帰国子女なの?
今回のゲストキャラ、重要な新キャラはもう一人います。
ジャスティスです。
どうも正義って字を書いてジャスティスって読むみたいですね。
発音や発言からすると帰国子女系なんでしょうか?
春田のパンツを拾ったりしてこっちも思わせぶりなシーンが多数ありましたね。
しかし、「お兄ちゃんみたい」という言葉の意味はそういうことだったんだねっていうことになりました。
花火の日に一人で来ているのに浴衣を着ていたのがかなり謎。

男が一人で花火に行くのに浴衣を着るか!?
そういうところが雑なんですよ。志尊淳に浴衣着せた絵を撮りたかっただけだろー
あの花火大会ですごくリアルだったのは蝶子さんですね。浴衣を着ない気持ちすごくわかる。
はるぽん 記憶喪失な部長
今回部長が階段落ちして記憶喪失になって君の名はってなっちゃうわけです
はるたんのことを忘れちゃってでもまたトゥクンってなって「はるぽん!」ってなっちゃいます。
もう一度純な部長のラブっぷりを見れるのはすごく楽しかったです。
でも見ていて思うんですよね。うどん屋さんで、

手がでるのは駄目でしょ!
って。一回思わずってくらいならまだ許容範囲なんですが、どんどん手を出してエスカレートしていくのは個人的にアウトです。
あそこは一応笑う場面だってわかるし、実際面白くて笑ってしまったのですが、心のどこかでそこが駄目なところだよなぁって思った自分がいました。
あと、はるぽんにビビってなるのはいいんだけど、記憶喪失になって蝶子さんとはまだ結婚してるって認識なんですよね。そこんとこちゃんとしてからはるぽんに行ったらいかがですかね。
サウナシーン笑った ブレインストームは社外秘で
サウナシーンも笑いどころでしたね。
まあここも手を出すのは駄目だよなぁって思いながら見ていましたけど、鉢合わせてパニックになっていくさまに笑いました。
「このブレストは社外秘で」でまとめられていたのも笑ってしまいました。
でもね、設定が雑です。
どうして行きつけのお店で、特別清掃があって来てもすぐ帰らなきゃいけないのを知らないのかが謎です。
行きつけなら特別清掃予定を知っているだろうし、知らなくても入場の時に説明あるでしょ!
狸穴と牧が入ってきてすぐに閉館だったじゃないですか。そういうところちょっと気にしてほしい。
まろと蝶子さんのカップルが今回一番良かった
今回の映画を見ていてよかったなーって思うのがマロと蝶子さんのカップルです。
この二人がすごくよかった。
てか、マロこんな格好良かったかしら?
ドラマではもうちょい鬱陶しかった記憶なんですが、映画ではすごく良かったです。
「蝶子さんを僕にください!」っていうシーンは、蝶子さんが言うようにいろいろ間違ってるけどとてもいいシーンでした。
蝶子さんには幸せになってほしい。
お嬢様が一番いいキャラであった
今回の映画でとても私が好きだったのは社長令嬢です。お嬢様です。
すっごいいいキャラでした。
うん、好き。
笑いの間がすごくよかった。このお嬢様が絡むところは心から素直に笑えてよかったです。
なんならこの映画で一番好きです。とてもよかった。
まあ、このお嬢様が爆弾の線を切らなければ20時間以上時間的余裕があったんですけどね。
でもいいの。好きだから。
まあ雑だったのはここもで、どうして爆弾をそのまま置いてあるのよ。しかもお嬢様ハサミっていう刃物持ってるし。
もっと言えばどうして春田はスマホ盛ったままだったの?
しかも充電2%ってどういうこと!? 不動産屋の営業がモバイルバッテリーも持ってない充電切れかけスマホしか持ってないってどういうこと!?
雲梯にびっくり
もうね、部長のうんていが見られただけで映画代は回収できたのでは?って思いましたね。
ターザンもしてましたね。
なんかもうあそこらへんのアクションシーンにどう反応したらいいのかちょっと戸惑っちゃいました。
部長も牧も頑張っていたとても頑張っていた。
もうなんだかアクションシーンやなんかを見ていると今回、今私が見ているものはおっさんズラブなのだろうか、それともハイローなのだろうか?って気持ちになりました。
だって牧くんは林遣都ですからね。ターザンもしてたことですし!
いつ達磨の法被を着てもおかしくないわけですよ。
そんな燃えるものある?
今回の映画はラブオアデッドってことですっごい爆発炎上していたわけですが、あの燃え盛る工場の中でのラブシーンは、いろいろ背景を気にしてしまいました。
だって、まずあの工場にそんな燃えるものある?
爆弾って窓の外に投げたんですよね?
そっから発火するんだったら人質部屋の横の壁あたりから燃えるわけで、他がほどよく燃えていたのがよくわからないんですよ。
しかもちょろちょろって周りがほどよく燃えて春田と牧がお話をする時間は充分あるっていう謎の燃え方。
しかも別に煙が発生している様子もさほどなく。
つか、春田の話がなげーよ!!あまりにも長いのでこれはつっこみ待ちなのかと思っていましたが普通にいいシーンでしたね。
あそこで指輪を渡すのかと思っていたのに渡してないし!
でもいつの間にか牧が指輪持ってるし!
どうして指輪を渡すシーンをカットしちゃうかなぁ。
武川主任に足ドン
足ドンシーンの足のあがりっぷりが素敵でした。
今回びっくりしたのが武川主任の次の恋のお相手だったわけですが、いろいろ匂わすシーンが出てきた時に、

えっ!?そっちに行くの!?
ってなりました。
個人的に幸せになって欲しい人なんですけど。
総評としてもっとラブラブして欲しかった
なんていうか、見ていて、

もっと牧と春田がラブラブしているところがみたいんだよー
って思っていました。
映画の中でイチャイチャしてるシーンが少ない。少なすぎる。幸せな二人が見たいのに、嫉妬とか仕事と恋とどっちを取るのかとか、そっちにいろいろ尺が取られてしまっていました。
夢だった仕事に一生懸命な牧はそれはそれでいいんですけど、その夢もなんかちょっと雑。
だって元カレと今カレが二人して「聞いたことある?ないよね?」ってなっちゃうくらい唐突に出てきた夢なんですよ。伏線をくれ!って思いました。
ラストはあれで良いのか
ラストもなんか不完全燃焼なんですよね。
今度は牧がシンガポールに行っちゃって離れ離れじゃないですか。
しかも振り返らずに別れる最後で、なんだか切ない。
二人の指に指輪があったっていう情報もあるので、強い絆で結ばれたのでまた離れても今度は全然問題ないし春田は牧の夢を応援できるんだーってラストなのかもしれないんですけど。
なんだかこうモヤっとするものを感じるわけです。
ラブラブと名前呼びをしたりしてくれたわけですが、なんだろうもうちょっとわかりやすく二人は結婚してくれると思っていたのですよ。
おっさんズラブに見るパロディやオマージュについて
今回見ていて、すごくすごくいろいろなパロディというかオマージュをしたいんだなってシーンがありました。
映画好きな人ならもっとクスってなるんだろうなって箇所がいろいろありましたね。
ツイッターなどで拾ったものも含め気づいた物について書いておきます。
- 天国と地獄
- Gメン’75
- きんぴらついてますよ
- 君の名は
- ローマの休日
- アイルビーバック
- ワンピースの手を上げるやつ
- 愛されるよりは愛したい本気で
- TUMAMI
- セロリ
あたりでしょうか。
きんぴらついてますよシーンは数少ないイチャイチャシーンなのもあって笑いました。芋けんぴついてるよのパロですね。
おっさんずラブ劇場版はぐだぐだに面白かったです
映画「おっさんずラブ」はけっこうグダグダでした。
でも私は好きです。
次から次に無茶な展開を強引に押し込んできて、一瞬たりとも退屈させまいという圧を感じました。
その意気や良し!
ただ、予告の狙いきったミスリードもあって、ドラマを見て、ドラマの最終回を見て、牧と春田のラブラブなところを見たいって思っていくとちょっと肩透かしなところがあるように思います。
私は楽しめたのですが、おっさんずラブにズブズブにはまった人におすすめできるかどうかって言われると個人的にはちょっと微妙。
予告を見ないで見に行くとミスリードはされるんですがそこまでダメージはないように思いました。