こんにちは。
「夕ご飯何食べたい?」っていう質問をしたこと、されたことはありますか?
一度もないって人はきっとかなりレアだと思います。
この質問に対する正しい答えって何なんでしょう?
まず、駄目な答えはすぐにわかります。言われて嫌な気持ちになる答えトップスリーを発表します。
「何でもいい」「美味しいもの」「○○○(材料が家になくて手が込んでいるもの)」です。
ってことは、これの反対が求められている答えということになるのではないでしょうか?
具体的に言うと、買い物に行かなくても作れる調理簡単なものです!
ここで重要なのが、早く食べてしまいたい食材を確認することです。
なので、私が思う「今日夕飯何食べたい?何にしようか?」っていう質問に対する正しい答えは、
「何がいいかなぁ、昨日のおかずは何も残ってないの?今食材は何があるの?早く食べないといけないものはある?肉とか魚とか卵とかある?」
って感じに食材から攻めていく回答です。
何て言ったらいいのか、この「何食べたい?」って質問が出る時って料理について考えるのがちょっと嫌になっている時なんです。だから一緒に献立を考えてくれるととても助かります。
夕飯、何食べたい?って聞く時は料理に情熱がない時です。
まず、「夕飯、何にしよう?」って質問が飛び出すってのはどういう状況かを考えてください。
料理が好きで、あれが食べたい、これが作りたいってなっている時にはこの質問は出てきません。
あー、またご飯に支度をしなきゃいけない。けどなんかもう献立を考えるのも面倒だわー
って時に、とりあえずヒントでもいいから欲しくて出てくるのがこの質問です。
なので「何でもいい」って答えは論外です。
「美味しいもの!」ってのもイラっとする答えです。
そんなこと言われてもなんのヒントにもなりません。といいますか、いつも食べているものは美味しくないとでも言いたいのですか?
本当に食べたいものを言うのも悪手です。
「何でもいい」とか「簡単なもの」とか答えると機嫌が悪くなるっていうのは経験則でわかっていますよね。
だから、一生懸命頭をひねって、具体的な料理名を出そうとします。
「から揚げ!」とか「エビチリ!」とかそんな感じに、今食べたいものを正直に答えたとしましょう。
多分返ってくる答えは、「揚げ物なんて面倒なものを言うなんて」とか「海老は今ないから駄目よ」とかそんな感じです。見に覚えがありませんか?
こういう、具体的な思いついた料理名をとりあえず答えるっていうのも正しい解答ではないのです。
料理があまりしたくないんだなってのは察して外に食べに行こうと提案する。
何て答えるのが正解なんだ!? ってなりますよね。
ただ、なんとなく料理が面倒なのかなっていうのは空気で察することができた場合、じゃあ料理をしなくていいように、外に食べに行けばいいんじゃないか! って思うかもしれません。
確かに、たまにならそれもいいんです。いいんですけど、これもやっぱり正解じゃないんですよね。
外に食べに行くにはお金もかかりますし、外に出るとなるとそれなりに身支度が必要です。
何より、なんていうか、食べたいものを聞いておいてなんなんですけど、昨日作って残ったおかずとか、冷蔵庫に早めに食べてしまいたい食材とかがあると、外食することでロスが増えるってことがあります。
夕飯、何食べたい?って質問の答えは、一緒に献立を考えること。
結局、夕飯何食べたい?っていう質問が正直間違っているんです。
「私は今日なんだかあまり料理に情熱がありません、献立とか考えるのも面倒です。今家にあるものでちゃちゃっとできる料理を一緒に考えてください。さあ何がある?」
ってのが正しい質問なのです。
なので、「夕飯何にする?」って聞かれたら、意味を上のように変換してください。
そうすると、聞くべきことがわかります。
まず、今家にある食べ物を把握する。
まず、聞くべきは、昨日のおかずで残っているものがあるのかどうかの確認です。
あればそれで一品です。これ結構忘れているんですよね。言われてみれば冷蔵庫に昨日の残りの惣菜があったりします。
そのままじゃなくてアレンジできる場合もあります。野菜炒めの残りがあったら卵で包んでオムレツにしちゃうとかですね。
急いで食べないといけないものを確認する。
上と似てますけど、次に聞くのは食材です。チルド室にあるような賞味期限が短そうな食材があるのかどうかを確認します。
あればそれをメインにした料理を提案します。調理ができるだけ簡単なものがベターです。
魚があるなら、塩焼き。肉があるならたれを絡めて焼くくらいのシンプルさです。
卵があったらもう目玉焼きでいいんじゃないでしょうか? 美味しいですよね。
あわせて、野菜も急いで食べないといけないものがあれば、食べてしまいましょう。
レタスとトマトがあればもうそれでサラダができます。
他の野菜類があるなら、基本は野菜炒めかスープか味噌汁が食べたいと提案です。
冷蔵庫がカラに近いから聞かれている場合でも食べれるものがあるはず。
買い物に行かないとなぁ、って思っているから「夕飯何食べたい?」って聞くパターンもあるんですよね。冷蔵庫が空に近い場合ですね。
それでも、個人的には買い物に行く回数は少ない方がしあわせです。
冷蔵庫が空っぽでも冷凍庫には肉や魚がつまっていたり、野菜も野菜室にはなくてもストッカーにじゃがいもニンジンたまねぎがあったりします。
冷凍してある肉とか魚で、食べちゃった方がいいやつはないのか?
ジャガイモはないの? って食材を確認しましょう。
あとは、インスタント食品系の整理整頓も一つの提案です。
即席ラーメンで賞味期限が近づいてきているやつがないのか?即席スープとか、もらったレトルト系を攻めるのもありです。あとは缶詰ですね。
シーチキンがあれば、確実に1品作れます。シーチキンはストックがある場合が多いです。
パスタなんかも麺もソースも備蓄してあることが多いですよね。
そこら辺を聞いていくと、結構食べないといけない物が出てきます。
ヒントだけ得られれば料理への意欲がわいてきたりします。
この会話のポイントは、今ある食材で出来るだけ手を抜いて食卓を整えるように持っていくことなのです。
けれど、こうやって今ある食材について会話しながら整理していくと、そういえばアレもあったなー。あっ、これも使える。ってことはアレとアレがこうなってって感じに、料理への道筋ができます。
となると、面倒だなーって思っていた買い物も行く気になったり、あれがあるなら揚げ物しちゃおっかっていう気になったりします。すごい、話しているうちに料理する気になってくるのです。
なので、夕ご飯何が食べたい?って聞かれたら、何でもいいって答えるんじゃなくて一緒に献立を考えてください。
話しているうちに提案したものじゃないものを作りはじめる可能性がものすごく高いんですが、それはそれで料理を作る気になったという点で大成功です。
「夕飯、何が食べたい?」っていう質問は「私をお料理する気分にさせて!」っていう意味でもあるからです。
ついでに言っておくと夏の「そうめんでいいよ」も地雷です。
夏に「何食べたい?」って聞かれてうっかり返しがちなのが「そうめんでいいよ」って答えですが、これはかなり駄目な答えなんで覚えておいてください。
そうめんとか麺ものって食べる時は冷やしてあって夏にぴったりですけど、あれを作るには茹でないといけないのです。
夏にたっぷりのお湯を沸かして麺を茹でるのって暑いですよー。
そうめんでいいよ、の「で」にとってもイラっとします。
「そうめんがいい!」って言ってください。お願いします。
夏の何食べたい?への答えのポイント
夏の「何食べたい?」も夏野菜が在庫にあるかどうか聞いていくと良いと思います。
ナスはあるの? きゅうりは? って聞いていって、あったらナスの味噌炒めとかきゅうりもみが食べたいなーって感じに攻めるわけです。
夏の何食べたい? への重要ポイントとしては、揚げ物を答えない!ってのがあります。
夏の揚げ物は地獄なんです。夏は出来るだけ火を使いたくないって思います。まあいつでも揚げ物は面倒なんですけど。
夏は電子レンジでチンで出来るものとか調理をしても炒め物くらいが嬉しいです。
刺身とか酢の物とか冷奴とかそんな感じのものを答えましょう!
とりまとめ 夕飯何食べたい?に対する正しい答えは在庫を把握して献立のヒントを提案していくこと!
ということで、私が思う「夕飯何食べたい?」に対するよい答えは、食材在庫の確認をすることです。
何食べたい?って言われたら、冷蔵庫に何があるのか聞きましょう。冷蔵庫にないって言われたら冷凍庫も聞きましょう。あとレトルト食品の賞味期限が近いやつがないかも聞きましょう。
冷蔵庫にあるものの種類が多い場合にも優先するのは先に食べないといけないものです。
人間、そうやって聞かれると、そういえばあれもあったなとか、あっ、これ食べちゃわないとってものを思い出すのです。
たくさん選択肢があると選びにくいのですが、家にあるもので賞味期限が早いものを食べる!って制限をかけると献立ってかなり決まりやすくなります。
その上で調理が簡単なものって条件でしぼりこめばもう決まったも同然です。
後はさらりと、出てきた食材で前作ってもらって美味しかった料理名なんかを挙げておくとポイントが高いです。
大根とシーチキンがあるなら、「前食べた大根サラダはおいしかったなー」とか言っておくわけです。
そうすると、その料理を作る作らないに関わらず、料理が美味しかったとほめられたわけなので嬉しくなるわけですね。
そんな感じで、夕飯何食べたい?って言われて、何て答えたらいいのか!?ってなったら、在庫を確認する方法を一度試してみてください。
単純に食べたい料理名をあげるより、和やかに会話が進むと思います。
ついでにお気に入りの料理本の紹介
普段の食事はそんな感じで、あるものを利用して作ったものが好きです。
ただ、自分で味付けすると、いつも同じ味になるんですよね。
まあ、これがうちの味なんだろうと思うのですが、たまにはちょっと違ったものが食べたくなります。
そんな時に利用するのがレシピ本です。
個人的に好きなのが、
僕が本当に好きな和食 という本です。
この本のいいところは、レシピがたくさんカラー写真で載っているところです。
そして材料にあまり変わったものを使っていません。これなら家にあるものでなんとかなるなって思える材料なんですよね。
普段作っている料理でも、このレシピ本通りに作るとお店の味になって感動します。
ポイントは最初に作る時は絶対にアレンジしないでこの本の通りに作ることです。
作ってみるとプロのレシピなんだなぁと感心します。一冊あると便利です。