こんにちは。勾玉作成キットを使って勾玉を作ってみたので記録を残しておきます。
滑石というとても柔らかい削りやすい石を紙やすりを使って削って作る勾玉です。
この作成キットもう随分昔にもらったのですが、こんな、石を削るなんてそんな簡単にできないでしょう?
って放置してあったのですが、やる気になって削ってみたら1時間くらいで形になってびっくりしました。
石って削れるんですね。
その後、仕上げ磨きに30分くらいかけてピカピカつやつやにしました。
でも微妙に傷が残っているので不完全燃焼です。もっかい荒い番手に戻ってやりなおすべきか。
自力で穴を開けるのがけっこう面倒なので買うなら穴あけ済のキットの方が良いですね。
勾玉作成キットを発見
片付けをしていると、勾玉作成キットが出てきました。
これ、かなり昔、もう10年以上前に友達からもらった記憶。
博物館か何かに行った時に買ってきてくれたのでしょう。私が好きそうだから。
うん、好きですよ。勾玉。
でも、こんなとても石から作れるかっていうと、なんか難しそうですよね。
っと放置したまま10年以上経ってしまいました。
勾玉作成キット内容
内容物を見てみると、
- 説明書
- 滑石
- 紙やすり(80番手かな?)
- 耐水ペーパー1000番
- 革紐
の5点セットです。
紙やすりがけっこう粗くて、裏を見ても何番手か書いてなかったのですが説明書を見るに80番手くらいっぽいです。
説明書
説明書には勾玉の作り方が書かれています。
けっこうおおらかに作って良いと書かれているので、そうか、そんな感じでいいのかって思ってちょっと作る気が湧いてきました。
石ってやすりで削れるの?
しかし、こんな四角い石だけ渡されても、
これで勾玉が作れるの?
って思いますよね。いうて石ですよ。これを削れと?
って思って粗い紙やすりに石の角を当ててみたら、いともたやすく削れてびっくり。
あ、これは削れますね。
この石、滑石(かっせき)っていうらしいのですが、硬度1のすごく柔らかい石みたいです。
ダイヤモンドが10で水晶が7です。大理石が3みたいですね。
なるほど、柔らかい石、把握。これは削れます。
勾玉を作ってみよう
やる気になったので勾玉を作ってみたいと思います。
勾玉ってこんな感じで良かったです?
とりあえず、勾玉の形のあたりをとりましょう。
勾玉ってこんな感じでしたっけ?
と思いながら鉛筆で適当に形を描いていきます。
どうせこの通りには削れないので適当でいいでしょう。
まあ、イメージ画像、参考画像ってやつです。
キリで穴を開ける
説明書を見ると、形をある程度整えてから穴を開けるってなっていたのですが、私はまず穴を開けようと思いました。
穴を開けられた位置によってイメージ画像にちょっと修正が必要だろうなと思ったからです。
穴、ちゃんと思ったところに開けられる気がしないんですもの。
想像していたとおり、錐で穴をあけるのには少し手こずりました。
まず、錐を使い慣れていないですし、なんかまっすぐにならないし。
穴が思ったよりもでっかくなりました。
穴を開けるには石が大きくて持つところが大きい方がやりやすいと感じました。最初に開けようとして正解です。
また、かなり面倒だったので次にやるなら穴を開けてくれてあるキットがいいなって思いました。
粉けっこう出ます。
外で作業したい。
粗い紙やすりでひたすら削る
いきなりほぼ完成したように見えますね。なんか急に勾玉っぽくなりました。
だって、削っていると粉がすごくて途中で写真を撮ろうっていう気にとてもならないのです。
粗めの紙やすり(多分80番手)を使ってひたすら削ります。
まず形を出していって、その後丸みを付ける感じでひたすら擦るこするこする。
粉が白い粉がひたすら出ます。
マスクをして、下に新聞紙を引いて挑みましょう。手袋もあったほうがいいです。夢中になると爪を削ってしまうので。
粉がすごく舞うので外でやることをおすすめします。
私は半分中、半分外みたいな場所でやっていて、終わった後白い粉を捨てようとドアを開けたら風が吹きこんできてひどいことになりました。
白い細かい粉がもうもうとしました。つらい。
まあ、滑石ってタルクなので、化粧品の中に、ファンデーションとかフェイスパウダーとかに含まれているやつなのですけどね。
そうそうあれです。ベビーパウダーを舞わせてしまったと思って下さい。あたり全てがうっすら白い。つらい。
磨いていると無心になれて楽しいです。
人はみな心に自分だけの勾玉を持っている
とか思いながら磨きました。勾玉っぽくなってくると楽しい。えぐれたカーブのところは指に紙やすりを巻いて磨きました。割り箸や鉛筆に紙やすりを巻いて磨くと磨きやすいと見たのですが取りに行くのが面倒でした。
多分1時間かからないくらいで勾玉の形ができます。滑石すごい。削れちゃう。
白い粉もすごい量でます。
この粉、私は庭に捨てちゃったんですけど、庭のない家は燃えないゴミですかね?
ファンデーション系は燃えるゴミってところが多いっぽいので燃えるゴミなのかなぁ。
トイレに流しちゃうのもどうなのかなぁって思うのですけど、処理どうしたらいいのか。
ファンデーションは洗顔で流しちゃうので少しなら流していいのかな。
仕上げ磨き
粗い紙やすりで形をつくったのですが、粗いのでけっこう傷がはっきりしています。
この後、耐水ペーパーを使って傷を薄くして艶を出していくこととなります。
セットに入っていたのは1000番の耐水ペーパーでした。
でも80番から1000番はいきなり飛ばし過ぎだろうと思うのです。
ってことでホームセンターで耐水ペーパーを180番、400番を買ってきました。
180番、400番、1000番で仕上げ磨きをしたいと思います。
耐水ペーパーなので水に付けつつ磨きます。水で石も耐水ペーパーも洗いながら適当にこすります。
番手を替える時は水も替えること。
水入れは豆腐の空き容器、水が垂れるので下に園芸用シートを引いて玄関先でやりました。
あと、捨てていいタオルがあるといいですね。
ひたすら磨いていくの楽しい。
こんな感じに磨き上がりました。
可愛い。
勾玉作り楽しい!
勾玉作成キットを見つけたので作ってみた自作の勾玉。頑張って磨くとぴかぴかつるつるになってすごく楽しいし愛しくなります。
手触りが良いのでずっと触っていたい。
かなりいい感じの勾玉になったので、お守りにしたい気持ち。
でも、がんばったけれど、傷があるので、もう一回180番手から磨き直したい気持ちがあります。
あと、1500番と2000番も買って磨くともっとツヤツヤになるのかしら?
っていう気持ちもあって、耐水ペーパーを追加で買ってきて仕上げ磨きをやり直したい気持ち。
それとも、こういうちょっとずついろんな番手のセットを買った方が楽しいのかなぁ。
勾玉作り、思いの外楽しめました。無心で磨けるのいいですね。
何かもっと磨いてみたい気持ちになりました。石を磨きたい。