ちょっと特殊な切ってから貼る障子の張替えのコツを覚え書きしておきたい

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障子の張替えのコツの覚書

こんにちは。障子の張替えってやったことありますか?

うち、何年かに一回しかやらないのでやり方をすっかり忘れてしまって困るので覚書しておきます。

ただ、うちは一般的な貼ってから切る方法ではなくて、障子紙をぴったりサイズに切ってから貼っていく珍しいタイプなのであまり参考になる人はいないような気がします。

自分のための覚書です。

未来の自分に言いたいことは、

マチ
マチ

障子の張替えは奥の目立たない部屋からしろ!

ということです。貼っていくうちに上手になるので、玄関近くの一番目立つ障子は一番最後にやるべきです。

障子の枚数がたくさんあるので、途中で力尽きるかもしれないと思って最初にここだけは替えておきたいという目立つ場所からやりがちですが、それは悪手です。

また、障子の糊のキャップが逆回しだったので開け閉めする時に注意。

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障子の張替えで準備するもの

まず必要なものを書きます。

うちは障子が14枚あるのです。

障子の張替えには準備が大切です。

買ってくるもの

  • 障子紙 14枚分 うち8枚分は幅が狭めがやつがあればそれを買うこと
  • 糊 14枚分 1個10枚分っていうチューブの糊があるので2個
  • マスキングテープ 1個 障子紙を仮止めする 結構使うので家にあっても1個買っておく

糊はチューブタイプのそのまま使えるやつの方が楽だと思います。ただ、中蓋のひねる方向が逆なので開け閉めに注意。

未開封ならまだいいけれど、糊が残っていても新しいのを買った方が良い気がします。

今回残っていた糊を使ったら付きが悪い気がしたので。

障子紙の幅は94cmのものが多いのですが、うちには幅が狭い65センチくらいの障子が8枚あるので、69cmの幅のものがあれば8枚分(8m)はそっちを買った方が切りやすい。

幅84cmから86cmの障子が6枚あるので94cm幅のものが6m必要。

徳用なら1巻き7.2mなので、1枚も失敗しない前提なら1本ずつ買えば足りる計算。

家にあるはずのもの 事前に捜索して出てこなければ買って準備

  • ブルーシート なければ新聞紙 (床にひいて汚れ防止)
  • スポンジ (古い障子紙を剥がす時に障子の桟を濡らす。雑巾でも可)
  • バケツ (水を入れて置いておく。洗面器でも可)
  • 雑巾2枚 濡らしたものと乾いたもの (障子の桟の汚れを取る、糊を拭く)
  • 霧吹き (古い障子を剥がす時に障子の桟を濡らしたり、最後の仕上げに紙をぴんとするのに吹く)
  • 90cmの竹の物差し あれば100センチか150センチの物差しが欲しい
  • 30センチのステンレス物差し (90cmだと長さがちょっと足らないので補助的に使う)
  • カッター 刃を折っておく (障子紙を切るのに使う)
  • ハサミ (障子の桟の毛羽立ちを切る、障子紙の端っこを切る)
  • 刷毛 (糊を伸ばすのに使う。あった方が楽)
  • 白トレイ (刷毛を一時置いておく)
  • ゴミ袋 (剥がした障子紙を入れる)

買わなくて良いもの

  • 障子剥がし液

障子剥がし液はなくても水でいけたので基本いらない。

とても剥がしにくい時もあるかもだけど、買うにしても1個でいいと思う。

糊と同じ形状だけど使いにくいので使う時は中身を豆腐の空きパックなにかに出して、スポンジとかで付けた方が良い。

長年張り替えてなかったのでさぞかし剥がれにくいだろうと今回張り切って3本も買ったのにあまり使いませんでした。

障子が外れるかのチェック

障子って家の歪みとか湿気とかで外れなかったりするんですよね。また、ここからなら出し入れできるって場所があったりします。

うちの場合、2023年にチェックしたところ、

  • 台所の障子2枚(86×100) ちょっと固いけどそれぞれ別方向からなんとか外れる
  • 居間の玄関側の障子2枚(84×100) 1個は玄関側から外れるけれど居間側のは外れない(畳を上げたら外れた)
  • 玄関横の部屋の障子2枚(84×97) がんばったら玄関側からはずせるけどけっこう固い 手を詰めそうなので注意
  • 居間の障子4枚(64か65×100) 廊下側のふすま側からなら外れやすい
  • 寝室の障子4枚(65×100) 廊下側の押入れ側からしか外れない

となっていました。

また、外す時にはどこの障子がどの溝のどっち側にはまっていたのを覚えておかないといけません。

障子と溝に番号を書いておくと良いですね。書いてあっても間違って入ってましたけど!

また、どっち向きで入れるのかも覚えておかないとですね。うちの場合は基本居間から見るとホコリの溜まる障子の桟がある向きです。玄関から見ると障子がピンと貼ってある面が見えます。

ここからしか出し入れできない!っていう障子がある場合、戻す時の順番も気をつけないといけません。順番を間違えると左右逆になったりしますからね。

まだやってないのですけれど、はずれない障子の場合、そのままの状態で貼ることにも挑戦してみたいです。

って思っていたら上に載っていたカラーボックスをよけて畳を上げたらなんとか障子が外れました。畳を上げたらホコリがすごくてびっくり。

障子張替えの手順

うちの障子張替えの手順を書いておきます。

うちでの覚書なので通常ならやらないことが出てきます。

部屋を片付けてブルーシートを引く

まず、障子貼りができる場所を確保します。ある程度片付けて障子を仮置きできる場所と平置きできる場所を作りましょう。仮置き場は2箇所あると便利。

平置きできる場所にはブルーシートをひいて、その他の準備物も置いておきます。

一番人目に触れない障子から手を付けるべき

まず、一番人目に触れない障子から始めるべきです。練習がてら失敗しても良い場所からやりましょう。

うちでは寝室の障子4枚から手を付けるべきなのです。

4枚あって、外れる場所がシビアな障子なので、まず順番に外して、仮置場所に立てかけます。

障子と溝に印があるかチェックして、なければ書いちゃいましょう。印が書き込んであってもどこにはまっていたのか確認しながら外しましょう。

最後に外した障子、つまり入れ直す時に最初に入れたい障子から、古い障子紙を剥がしていきます。

障子剥がしは水をスポンジでつける

障子は水で濡らして少し置いておくと剥がれるので、

平置きした障子の桟の部分にスポンジで水をつけていきます。この時にあまり濡らしすぎると乾くのが遅くなるし、水が少ないと剥がれにくいので適量に注意。障子の桟の部分だけ濡らすように気をつけます。

5分くらい置いておくと剥がしやすいのですが、あまり長い時間置いておくと水が乾きます。

なので、障子を1枚濡らしたら、一旦仮置場に戻して2枚目を濡らし、2枚目を濡らし終わったら1枚目を持ってきて剥がすと良い。

面倒ですけどね。このために仮置場は2箇所あると便利です。

同じく、3枚目を濡らしてから2枚めを剥がし、4枚目を濡らしてから3枚目を剥がすといい感じです。

剥がす時は木目に逆らうこと

古い障子紙を剥がす時に、剥がす方向に気を使うと毛羽立ちが減ります。

だいたい上から下に縦に剥がすと思うのですが、そうすると縦のラインに毛羽立ちが出るのです。

縦の障子の桟は横に、横の障子の桟は縦に引っ張ると綺麗に剥がれます。

木目に沿うのではなく木目に逆らって木目と直角に紙を引っ張るイメージでやってください。

それでも毛羽立ってしまったらハサミかカッターでささくれを切りましょう。

あまりにも毛羽立ちがひどい場合はヤスリをかけると良いようですが、うちではやったことありません。

剥がした障子紙で障子の桟をこする

どうせ捨てる障子紙なので剥がした古い障子紙を丸めて障子の桟を擦って掃除しましょう。ほどよく濡れているはずです。

大抵の糊や紙残りはこれで取れます。

取れなかったものを濡らした雑巾でこすり取り、乾いた雑巾で拭き上げます。

ヘラがあったらヘラでこすった方が雑巾より綺麗になるかも。

本来は障子の桟を乾かす

本当は、この後、障子の桟が完全に乾くまで置いておきます。

そうしないと糊の付きが悪くなったりするのです。障子の桟の部分の黄ばみも出やすくなります。

でも面倒なのでそのまま進めます。

1日で14枚貼りたいと思うと時間がありませんし、乾くまで一旦全部外して置いておくのも場所がないのです。

ただ、障子の桟が濡れていると障子紙が濡れて困るので、乾いた雑巾で良く拭いておきます。

トイレに行ったり休憩を挟んだりして少しでも時間をあけるのも良いですね。

障子紙をピッタリサイズに切る

本来は障子紙を貼ってから端っこを切ります。

しかし、糊のついた濡れた障子紙って切りにくいんですよね。

切れるカッターを使っても、うにゅにゅって地震の波形みたいになりますよね。あれ大嫌いです。

かと言って乾いてから切るとくっついていて剥がれないですよね。ちょうどよい塩梅で切るの難しい。

ってことでうちではぴったりサイズに障子紙を切ってから貼り付けます。そうすると乾いた紙なので切りやすいし、切るのも上と右の2箇所だけで良いので。

最初の並行が大切

ピッタリサイズに切るには、平行にまっすぐ切ることが大切です。

なので、左下の角を合わせてマスキングテープで3箇所下を仮止めします。

障子紙を転がしてみて、斜めになってしまうようなら微調整します。

障子紙の幅は平行になっているのでそこを信頼して左横に合わせていきます。

下と左側は角を合わせて、上と右側は切り落とします。

この時、マスキングテープを長めに貼っておきます。切った後めくって糊を置くので。

物差しの幅を利用して上を切る

次のためにも、平行に上を切りたいのです。

そのために、物差しの幅を利用して障子の枠に物差しを合わせて切ります。

うちでは竹の90cm物差しを利用しているのでその物差しを障子の枠の右上角にピッタリ合わせて上を切ります。

障子紙の幅の方が大きいので切り残した部分は少しであればハサミで切ります。

幅が狭い障子が8枚あるのでその場合は残る部分が多いので、同じ幅の障子を貼っている間は少し多めに残して切っておけばいいのですが、幅が狭い障子の後に幅が広い障子を貼る時は残りの部分も平行になるように注意して切ります。

右の部分を切る時は90cm物差しでは長さが足りないので、30センチ物差しも継ぎ足しながら適当に切ります。

横の並行は保証されているので横を切る時はあまり神経質にならなくても大丈夫です。

この貼り方の場合、左角を合わしていくので障子を置く向きは同じ向きになるように置きます。

切った障子紙をくるくると丸める

切った障子紙をくるくると丸めて、マスキングテープの所まで来たら、マスキングテープを少しだけ剥がして、障子枠が全部見える状態にしてください。

最初はイメトレで何回か伸ばしたり丸めたりしてみてちゃんとぴったりサイズでこのまま貼って大丈夫になっているか確認すると良いです。だめだったらずらしてマスキングテープを貼り直したり、端っこをちょっと切ったりして微調整。

糊を塗る

枠に糊を塗っていきます。

最初全部の枠に糊を塗っていたのですが、このピッタリサイズに切って貼る方法だと、というか、丸まった紙を転がす時の最初をゆっくりしてしまうせいでしょうか。

どうも下の段にいらない糊の跡が出るのです。

最初の糊の部分を障子紙が通過する時に、2枚目にまで染みてしまっている感じです。

ささっと紙を転がせばいのですが、最初は大丈夫かな?と様子見をしてしまうのでどうしても出てしまうこの糊の跡が嫌で。

なので、糊を塗るのは下一段を残して、それより上にだけ塗って上を貼り終わった後に下一段に糊をつけて下部分を貼るという方法に途中から変えました。

この方法だと染みてしまった糊の跡はなくなりましたが、後から貼る下の段にシワが出やすくなります。どちらがいいのか悩ましい。

糊の量、とても重要

障子の桟に塗る糊の量はとても大切です。

多いと垂れるし、少ないと障子紙がくっつかないのです。

今回糊が少なすぎて失敗したのが数枚あるので、また後日やり直すつもりです。

糊は真ん中の桟から塗り始めて、最後に周囲をぐるっと塗ると良いです。

どうしても塗っている間に乾いてくるので、最低限ぐるっと周囲は貼れてないと困ります。

糊はチューブタイプのものを適度にちょいちょい塗った後、刷毛でムラをなくすようにそっと押さえると良いです。チューブだけだとムラが出やすいし、量の調整がしづらいので。

刷毛は寝かせるように使うのが良い。

糊が垂れたら雑巾で拭いておく。

障子紙を転がす

障子紙を並行に一定の速度で広げます。

まっすぐに転がさないと失敗します。

糊がついてしまうので、ここで失敗するとやり直しになってとても落ち込みます。

広げたら、障子の桟の部分を撫でて糊をなじませていきます。手のひらより手の甲側で撫でたほうがたるみにくいと聞きますが適当に指で撫でてます。

マスキングテープを外す

マスキングテープを外して、残しておいた部分にも糊を塗って貼ります。

けっこう注意しても弛みやシワになりやすいので、貼る時にピンとなるようにがんばります。

貼れたら、ふちの糊を雑巾で拭き取っていきます。

出来上がったものから入れ直していく

障子が貼れたら、もう元の場所に戻してしまいます。じゃないと場所がね、ないんですよ。

全部外したりすると、どれがどこのだったのか分からなくなりますし、一箇所ずつ片付けていかないと。

はめ終わったら障子全体に霧吹きをしておきます。

これで一箇所目が終わりです。

同じように他の場所もやっていきましょう。

だんだん上手になってくるので、最後に一番目立つ玄関先の障子を貼ると良いのではないでしょうか。

でも疲れも出てくるので、2日に分けてやるのが良いのかもしれません。

小技 覚書

障子の張替えにおける小技をちょこっと書いておきます。

天気は晴れがいいのか雨がいいのか

障子張りに適した日は晴れなのか雨なのか。

障子枠が乾きやすいので晴れた日が良いと言われます。

湿気があると障子が外れにくくなったりもしますし。

湿気がある方が霧吹きしなくても晴れたらピンとなるって説もありますけど。

でも晴れた日は遊びに行きたいし、畑仕事もあるし、曇か雨の日にやりたいですよね。

季節はいつが良いのかってのもありますけど、年末の寒い時にやりたくないので、春とか秋の気候が良い時がいいのではないでしょうか。

大掃除も寒い時にやりたくない! って思います。

霧吹き重要

貼り終わった後の霧吹きはとても重要です。

たるんじゃったなーって落ち込んでしまうけど、霧吹きをすれば結構なんとかなる時が多い。助かる。

最初は全体に霧吹きしてみて、乾いてからまだ気になるたるみがあったらそこらへんをもう一回霧吹きするといい感じなります。あまりびしょびしょにすると木が反ったりするするので注意。

糊が少なめになってしまった時なのですが、その時は霧吹きを障子の桟の部分にはあまりかけない方が良い気がします。剥がれちゃう。

糊の塗り残しにネイルアートブラシ

いくら気をつけていても、

マチ
マチ

あ、ここ糊が薄かったな

って場所が出てきます。あとちょっと塗り足したいけれど、こんな隙間に指は入らないし、ってなるわけです。

そんな時に100均ダイソーで買える、ミニネイルアートブラシがあると便利。

100均ダイソーのミニネイルアートブラシはタッチアップペンと一緒に持っておくと良いんじゃないでしょうか
こんにちは。100均ダイソーに行って探してみたらミニネイルアートブラシがあったので買ってきました。 ミニミニな筆が8本も入っていて100円商品なので税込み110円で買えます。 すごい、1本13.75円です。とても安いので使い捨てにしても問題ないくらいですね。 でも口コミを見ると洗浄して再使用しても問題ない品質みたいです。すごいなぁ。 名前の通りネイルアート用の筆なのですが、私はタッチアップペンを塗るのに便利だろうなと思って買いました。 車を所持しているのなら、自分の車のカラーにあったタッチアップペンとこのミニネイルアートブラシを買って持っておくとちょっとした飛び石キズなどができた時に便利です。 みかけたらゲットしておいて良いのではないでしょうか? 100均ダイソーのミニネイルアートブラシについて 100均ダイソーで買ってきたミニネイルアートブラシです。 ネイルアートって小さい爪にいろいろな模様を描くすごい技術が必要ですよね。そんな細かい作業をするための筆です。 ってことで、すごく細い筆が8本もセットになっています。 カラー別に使い分けできるし、毛先が荒れたらすぐに交換できます。次々使っ...

こういうやつです。障子糊を適当なあいた豆腐パックとか紙を折ったものでもいいのでちょいと出して、ミニネイルアートブラシでちょいちょいっと塗るといい感じに塗れます。

あまりに糊が薄くて剥がれてきちゃう場合はあきらめてやりなおしましょう。今回2枚やり直しましたけど、やり直して良かったです。上達しているので綺麗に貼れました。

障子紙を巻いたままカットできないものか

ちょっと思ったのですが、障子の幅が決まっていれば、障子紙を巻いたままあのパッケージのままで丸鋸かなにかでぴったりサイズにカットできないものでしょうか?

ホームセンターとかで木材ならカットサービスあると思うんですよね。

障子紙もチュイーンって切ってもらえたら、楽なのに。

うちなら徳用サイズの障子紙の94cm幅のを3本買って、それぞれ86cm、84cm、65cmにカットしてもらえれば横幅ぴったりになってとても楽ができるのに。

丸鋸って紙と包装フィルムは切れなかったりします?

障子張りが綺麗にできると気分が良い

今回14枚の障子を張り替えて、2枚やり直したので合計16枚の障子を張り替えました。

やればやるほどうまくなるので、最後に張った障子は我ながら惚れ惚れする出来上がりです。

障子を張り替えると部屋が明るくなって嬉しくなります。

とても面倒だけど、たまには張り替えるのもいいなぁと思いました。

でも、面倒なんですよね。そして張らないとすぐにコツを忘れてしまいます。

今回覚書をしたので、次回はこれを読めばちゃんとはれるはずです。多分。きっと!