こんにちは。
暑くなると髪を切りたくなりますよね。短くしたい。
私はけっこうずぼらなので、髪を切りに行きたくなくて髪が伸びちゃうタイプです。
どうせ長くなってしまったので、あれです、ヘアドネーションできないか考えるわけです。ヘア(髪)をドネーション(寄付)したいわけです。
ただ、医療用のヘアウィッグへのヘアドネーションはけっこう長さ規定がですね。ショートウィッグを作るにしても最低31センチ必要というのがあります。
31センチをとろうと思うとけっこうな長さに伸ばさないといけません。ギリギリまで長さをとろうと思うとかなりなショートカットになったりします。
もうちょい短い髪でもなんとかならないか、調べていくと15センチ以上で受け付けてくれる漆刷毛へのヘアドネーションが出てきます。
これ、いいんじゃないかなって思っていろいろ調べたのですが、調べているうちに「どんな髪質でもいい」っていうのは微妙なんじゃないかなって思えてきました。
そんなこんなのヘアドネーションについて調べてみて思ったことを書き留めておきます。
ずぼらな長髪
まず、私はけっこうズボラな長髪でいることが多いです。なぜかと言うと、
美容院苦手
美容室が苦手なんです。なんていうか極力行きたくない。
美容院に行きたくない理由を考えてみる。予約が面倒、会話が苦手、仕上がりに納得がいかない。
特にこのコロナ禍においては頻繁に行かないことにお墨付きを得られしまっていてですね、本当に行きたくなくて行ってないわけです。
これじゃ駄目だと思いながらも人に会うことも減ると髪の毛どうでもよくなりませんか?
白髪がまだ少なめ
幸いなことに白髪はあるんですが、まだ目立つほどではないのです。白髪染めしなきゃならなくなったらそれなりに美容院に通うことになると思うのです。
でも黒髪ストレートで縛れる長さがあって白髪少なめだとそんなに美容院にいかなくてもなんとかなる。なってしまう。
そうこうしているとほんとズボラに無駄に髪が長くなります。
夏は暑いぞ髪切りたい
ただ、夏になると縛っていてもうっとおしくなってきますよね。洗って乾かすのも面倒になってきます。
洗って乾かす面倒と美容院に行く面倒、これを比べてどっちの面倒が勝つかって勝負を日々繰り広げることとなります。それに加わるのが長髪は暑い問題。
我慢できる限界
暑くなってくると縛っていても垂れた髪が背中にかかって暑いわけで、長くなってくると上に髪をあげようにも長さと重量で崩れやすくなるわけで。
我慢できる限界ってやつが存在します。
私の場合その我慢できる限界っていうのがどうやらギリギリ30センチ髪がとれるかとれないくらい、なようなのですよね。
どうせならヘアドネーションしたい
ここまで無駄に長くしてしまったので、どうせ髪を切るのであればドネーションしたいという気持ちがあります。
ただ、31センチ以上取れるかというと微妙な長さ。一番長いところは31センチありそうですけど、髪って先細りするものなので、大多数の髪は31センチない気がします。
もう一夏超えられればクリアできるのでしょうけど、
暑くてやってられない! もう切りたい!
ってなるのがちょうどこの長さなんですよねぇ。
ヘアドネーションできる髪の長さ、質
ここで、ヘアドネーションできる髪の長さや質について確認してみたいと思います。
基本は31センチ以上
ヘアドネーションと言えば医療用のヘアウィッグを想像するのが一般的です。
病気の子どもたちのためにってやつですね。
髪の毛は折り返して使うので、ショートのウイッグを作るためにも髪の長さは最低でも31センチ以上必要です。
基本的に医療用のヘアウィッグにヘアドネーションしたいのであれば31センチ以上の髪束が取れないといけません。
31センチの毛束というと、どの長さから伸ばすのか、切る時にどこまで切るのかにもよりますが、大体、3年くらい伸ばす必要があるのではないでしょうか。
15センチ以上はフルウイッグにはならない
探してみると中には15センチ以上でヘアドネーションを受け付けてくれるところもあります。(ありましたと言うべきでしょうか。つな髪さん受付停止してますね)
あるんですけど、15センチだとフルウィッグにはならないです。だって折り返すと7.5センチしか長さが取れませんものね。
フルウイッグとしてではなくて、部分的なやつにするか、毛束としてカラーの練習用とかとして売ってそのお金を医療用ウイッグを作る時に使うお金とする、みたいな感じの利用でしょう。
それでも無駄にならないならという気持ちになります
髪の質は?
ヘアドネーションを受け付けている団体によって違うのですが、髪の質については、
カラー・パーマ・ブリーチ・グレイヘアでも大丈夫としているところもあります。
髪の毛を引っ張ってプチプチ切れるほどのダメージヘアじゃなければ大丈夫ってやつですね。
ただ、本当のところはどうなんだろう? という気はします。特殊な薬品や加工で質を均一にできるのかも知れませんけど。
漆刷毛へのヘアドネーション
31センチに足りない髪の寄付先として、調べていると漆刷毛へのヘアドネーションというのが出てきました。
漆器を塗るときの刷毛には人毛が使われているようなのです。
15センチ以上で可能と書いてある
私が最初に行き当たったのは泉清吉さんのHPです。
読んでいると15センチ以上で寄付が可能と書かれています。
質もそこまで問わないと書いてある
カラーリング、デジタルパーマ、ゆるいパーマ、ブリーチ、白髪まじりでも大丈夫と書かれています。
理由は洗って乾燥させているうちにウェーブは大体取れるし色も抜けてるから、らしいです。
また、曲がりや白髪や折れは除去できる、となっています。
んん? ってことは洗って乾燥させても取れないパーマは使用できないですよね。あと白髪をよりわけるのであればブリーチも除去対象なのでは? って気がするのですが。
やっぱり質は多分ある程度必要なのでは
どうも漆刷毛職人さんっていうのは今(2022年現在)日本に3人しかないようです。
そのうちの2人が泉親子さんで、もう一人が刷毛や狐さんのようです。
スマイルプロジェクトというところに髪を送ると、髪質や長さによっては漆刷毛用として職人さんに渡されるようです。
ただし、毛質が重要とされていて、刷毛として使用するといっても、中国からの輸入の人毛が入手できなかった時の緊急用としてストックされるようです。
泉清吉さんのところのヘアドネーションの説明ではカラーリングもゆるいパーマも大丈夫とされているますが、そこと協賛しているヘアサロンさんでは、
ハリコシがある健康毛が良いって言っているので、なんだかんだ言っても質は重視されている気がします。
無理しない範囲で伸ばして寄付できるならしたい
無精で伸びちゃっている髪ですが、けっこうな長さがあるので、できるなら何かに役立って欲しいという気持ちがあります。
ただ、医療用ウィッグに役立ててもらおうと思うと31センチ以上の長さが必要で、それはちょっとつらいんですよね。
ながければ長い方が良いんですけど、夏が暑いと切りたい気持ちが強い。
私以前は大体、7月くらいに縛れるギリギリまでバッサリ切って、一年後にまた伸びてうっとおしくなったら切っていました。
1年なので伸びた髪は12センチくらいでしょうか。いや伸びるの早いから15センチくらいあったかもしれません。
ヘアドネーションのことを知ってからはできるだけ伸ばそうと頑張ったりもしたのですが、31センチ以上伸ばすのってけっこうハードルが高いです。
医療用ウィッグへのヘアドネーションもしたことありますが、31センチ以上取ろうと思うとショートカットにするしかなくて、ショートにすると伸ばすのにちょっと手間なんですよね。
15センチ以上で寄付できるなら、縛れる長さを残しつつ切れるので良いなぁ。
無理のない範囲で、髪が無駄にならないといいんだけど、と思っています。