こんにちは。今回は題名そのまんまなんですが、チープカシオのベルト交換の話です。交換するベルトはダイソーで買ってきたNATOベルトというやつです。
ベルト幅が違いますが頑張ればできます。具体的に言えばベルトをハサミで切って細くしてしまえばいいのです。
チープカシオのベルト部分は弱いので壊れたらダイソーでNATOベルトを買ってくることをおすすめします。不器用な私でも一応交換できました。
100均のベルトでチープカシオは蘇ります。
頑張ればチープカシオにダイソーのNATOベルトをはめることは可能でした。
今回はチープカシオF84WにダイソーのNATOベルトをベルト交換する話を書きたいのです。結論から言えば、頑張れば交換できます。
しかし、18mm幅のチープカシオF84Wに20mmのNATOベルトをつけるには少し細工をする必要があります。これが不器用な私には難易度がかなり高く、納得のいく仕上がりにはなりませんでした。
リベンジしたいです。
チープカシオのベルトが樹脂製なので数年で駄目になる問題。
まず、私がベルト交換をしようと思ったのは、チープカシオのベルトが樹脂製で、数年で駄目になってしまうからなのです。この樹脂製のベルトは軽くて水に強いのはよいところなのですが、使っていると負荷がかかった部分がきれます、千切れます。
時計本体はまだ全然大丈夫なのです。最初に入っていた電池から電池交換すらしたことがない状態なのですが、先にベルトがお亡くなりになってしまうのです。

上の記事で、ベルト交換をしようかと思ったけれど、ダイソーのは幅が合わないし、他で買うと値段がかなりするので、もう本体をまた買い換えようかと思ったのです。
ダイソーのNATOベルトをチープカシオにつけられる!?
しかし、あきらめきれずネットを彷徨っていると、
チプカシのベルト交換でプチカスタム【A158WA+ダイソー】
というページに行き当たりました。

すごい、ダイソーのNATOベルトをチープカシオにつけてる!
丁寧に工程を解説してくださっているので、自分にもできるのではないかという謎の自信が沸いてきました。
本体をもう一度買う前に、108円だし、ダイソーのNATOベルト試してみたい。そう思いました。
チープカシオにダイソーのNATOベルトをつけるのに必要なもの。
ベルト交換に私が実際に使ったものをあげていきます。本来ならもっとちゃんと道具を揃えてやるべきだと思います。
ベルトが壊れたチープカシオ
はい、まずこれがないと始まりません。
私が今回ベルトを交換したのはチープカシオの中のF84Wという型番のものです。
男性用となっていますが、ベルトが細いのでF91Wなどと比べると女性用かしら?ってな印象を受ける時計です。
ベルト幅は18mmです。またバネ棒ではなくただの棒?でベルトがとめられているため、外すのにかなり力がいるという特徴があります。
ダイソーで買ってきたNATOベルト
100円ショップダイソーで売っているNATOベルトです。
色は無難に青と白のやつを選びました。といいますかこれともう一種類緑と青のやつしか売ってなかったのです。どっちかといえばこっちの青白のやつの方が好みでした。
これから夏ですし、マリンカラーいいですよね。
100円商品の割りに出来はとても良いと思います。
贅沢を言えば18mm幅を出してくれれば、こんなに苦労することはないのです。お願いしますダイソーさん18mm幅を出してください。
需要はあると思います!!
ハサミ
20mmのNATOベルトを18mmに加工するために切れ込みをいれるのに使用します。適当に家にあるハサミを使いました。
やってみてから思ったことがあります。左右1mmずつ小さくすればいいだけの繊細な作業です。そして切った後にほつれを止めるためにライターであぶりました。
ってことはです。金属(細い釘とか針金とか)を熱したものを押し当てて1mmずつのくぼみを作る方が簡単で正確にピンポイントにそこだけ細くできるのではないでしょうか。
次回やることがあればリベンジしたい点です。
ライター
ハサミで切ったところを炙って溶かしてほつれ止めをしました。
燃えるとすごく危険な作業なので、本来は金属を熱したものを押し当てる方がいいと思います。
せっかちなタイプなので、今すぐベルトをできるだけ早く交換したいんだよ!!という気持ちがあふれてライターで直にあぶってしまいました。
危険なので真似しない方がいいと思います。
書けなくなったボールペン
本来であれば、ベルトのバネ棒を外すのにバネ棒はずしなる工具を用いるようです。
精密ドライバーなどでもできるようなのです。
穴につっこめればいいんでしょ!って思った私は書けなくなった極細のボールペンで無理やり外しましたが、かなり難航しました。
ちゃんとバネ棒はずしを用意した方がいいと思います。
ついでに時計を固定する台もあった方がいいのだと思います。
こういうやつです。
ダイソーでも300円商品であったような気がします。作業中、買ってくればよかったとちょっと泣きかけました。
それくらい、ないと作業がやりづらいです。
チープカシオにダイソーNATOベルトをはめる作業工程。
実際に私がやった工程を書いていきたいと思います。慣れた人には簡単なのだと思うのですが、私はNATOベルトを扱うのすら初めてだったのでかなりとまどいました。
ダイソーNATOベルトの構造を理解する。
まず、NATOベルトがどんな構造になっているのかが謎でした。装着しているのを見ても、

あれ?なんだかベルトが時計の裏側を通ってる?これどうやってとまっているの?
と疑問だったんですよね。
まず袋から取り出して、何がどうやれば時計に装着できるのかを考えました。
図解で説明してくれるサイトを見ても、最初は良くわからなかったのですが、実物をいじってみるとなんとか構造が理解できました。
なるほど、こうやってつけるんですね。面白い!
しかし、チープカシオにダイソーNATOベルトを取り付けようとすると幅があっていないのでベルトを引き出すという作業ができません。
なので、ベルトを本体に当てておいて、ベルトの上にバネ棒を通す、という工程になります。
NATOベルトとチープカシオを並べて加工する部分にしるしをつける。
構造がわかったので、加工に入ります。
NATOベルトとチープカシオを並べて位置決めをします。
NATOベルトを裏返して、二重になっている部分を短い方を持ってめくって下のベルト部分は、時計を装着すると隠れてしまう部分なのでしるしを思い切りつけてしまっても問題がないです。
隠れるから問題ないのですが、なんだかそれでもためらわれて、ちょんちょんと点を打つだけにしました。ベルトの上の長さを揃えて、カシオのバネ棒の位置にしるしをつけます。
NATOベルトに切込みを入れる。
しるしを入れた部分に切り込みをハサミで入れていきます。左右1mmだけ小さくすればいいので、慎重にいくべきです。
私は大胆にやりすぎました。
使う道具のところでも書いたのですが、この作業は細い金属を熱して押し当てることでナイロンのNATOベルトに小さなくぼみを作る方法の方がうまくいくのではないかという気がします。
左右1mmだけ小さくすればいいのです。私のは切りすぎです。参考にしないでください。
NATOベルトの切り込み部分をライターであぶる。
切りっぱなしだとほつれてくるので、熱してナイロンのNATOベルトを溶かしてほつれ止めをします。
この作業を私はライターで直接あぶるという方法でやりましたが、これはかなり危険な方法だと思います。燃えたら大変です。
金属(スプーンや釘など)を熱してそれを押し付ける、という方法がいいと思います。
そして釘を押し付けたら焼けてちょっと縮むのではないかと思うので、そうやって幅を調節したらいいんじゃないの?ってやってから思いました。やってからいい考えって浮かぶんですよね。
チープカシオF84Wのベルトを外す。
ここまで準備してから、私はチープカシオのベルトを外す作業にかかりました。
これがすごく難航しました。チープカシオF84W系はとてもとてもベルトが外しにくいのです。
F91Wもなのですが、チープカシオの中でも一番安い部類のベルトはバネ棒でとまっていないのです。
バネ棒もどきというのでしょうか。ただの棒にくびれああって、そのくびれがひっかかっているという構造になっています。
これを外すには、正しい方向で、強い力をかけて、無理やり押し出す!!という強い心が必要です。
そう、気をつけるべきは方向です。
正しい方向で押し出さないと出てきません。
そして、F91Wであればバンド部分に押し出す方向が書いてあります。しかし、F84Wには書いていないのです。
作業中、何度も、

これ方向あってる!?間違った方向に押してるから出てこないんじゃないのかしら?
と疑心暗鬼になりました。
正しい方向は、
チプカシのベルト交換方法/NATOベルトに交換したらチプカシがめちゃくちゃ格好良くなった♪
こちらを参考にさせていただきました。
途中で方向間違ってるんじゃね?ってなった私を正しく導いてくれて感謝しています。
モデルによってはこの矢印がついていないものもあります。「秒の方から時間の方向に押し出す」ようにしてください
秒の方から時間の方向です!ここテストに出るくらい重要です。
押しボタン一つの方から二つの方に押すのです。もう力をめいっぱいこめてください。
めっちゃ固いです。泣きたくなるくらい固いです。
正直、一回あきらめかけたくらい固いです。
うちのF84Wはバネ棒が外れるようにはできていないのだ。そう絶望しました。
けれど力技でなんとかなります。方向さえ合っていればいつかきっと押し出せる時がきます。
押し出せた喜びの画像です。
よく見てください、赤丸のところが押し出せたバネ棒です。
方向は矢印の通りです。秒の方から時間の方へ押すのです。
とても固いけれど、押し出せた時はめっちゃ爽快な気持ちになります。すごく力を入れることになるので、手が滑った時などに手に突き刺さらないよに十分注意してください。
多分私は、この失敗して突き刺さったらどうしようという思いが強くてあまり力が入れられなかったのが敗因のような気がします。
注意深く、でも大胆に力を入れてください。
NATOベルトを取り付ける。
このバネ棒を外すことができればあとは、NATOベルトを取り付けるだけです。
チープカシオとNATOベルトの幅が違っているので、通すことはできません。
NATOベルトをあてがっておいて、その上にバネ棒を再び通すという作業になります。
最初にNATOベルトの構造と、こうやってつけたらいいんだなと予習していたのでここはスムーズにできました。棒も押し込んだら入っていきます。
完成です。
初めてにしては頑張ったと思います。ちゃんとベルトとして機能してくれます。
マリンカラーで夏向きになりました。すごく嬉しいです。やってよかった!
やればできます。ダイソーのNATOベルトはチープカシオにつけることができるのです!
費用は108円です。やったね!けれどちょっと不満な点もあるのです。
チープカシオF84WにダイソーNATOベルト20mmをベルト交換してみた反省点。
なんとか交換はできました。
けれど、ダイソーの20mmのベルト幅をチープカシオの18mmにあわすために切り取った部分が大きすぎました。
これはやりすぎなのです。ここまで切り取ってはいけません。
完成してみたところ、ちょっとバネ棒の金属部分がちらっと見える状態になってしまったのです。くそう、かっこよくない!ここがどうしても気に入らないのです。
初めてだったのでどこまで切ればいいか良くわからなくて適当に切り取ってしまったのですが、ここは慎重にいくべきでした。
最小限から始めて、バネ棒がとまらない状態なら少しずつ調節していく、ということが必要だっと思っています。
小さい切り口を後から広げることはできますが、切り取りすぎてしまうともう小さくはできません。
大は小を兼ねないのです。
次にやるときはもっと上手くやってやるぜ!!とそう思いますが、またあのバネ棒と格闘するのはちょっと嫌だったりします。
最初から18mmのNATOベルトだったらこんな苦労はしなくていいんですよね。
あ、でも、ベルトを外さないといけないのは一緒なのでバネ棒とはまた戦う必要があるんですよね。バネ棒め!!!
時計のカスタマイズって面白いなぁと思っていたら、
自分でいろいろ選んでカスタマイズしてもらって自分だけの時計を組み立ててもらうサービスが見つかりました。
自在にカスタマイズできるオーダー腕時計 17,600円から
誕生石を埋め込んだりできます。こういうのいじってあれこれ変えて自分だけの時計を画面上でつくってみるだけでも面白いです。
こういうの好きです。
追記
ダイソーNATOベルト装着をリベンジしました。
やってみたら、熱く熱した金属で1mmだけ幅を狭めるのは難しいことがわかりました。
やはりハサミで切るのがよさそうです。

ついでに、ばね棒を通す穴を一度ふさいでしまったチープカシオにテグスを通すことでダイソーのNATOベルトを装着してみました。なかなか上手く仕上がったと思います。

こないだダイソーに行ったら単色のNATOベルトがいつのまにか出ていました。
気になりますが、やっぱり安定の20mmでした。
18mmを出してください。お願いしますダイソーさん!!