こんにちは。接着剤について考えたことってありますか?
あんまりないですよね。適当に「強力」とか「瞬間」って書いてあるのを買えばいいだろうと漠然と思っていました。
しかし、接着剤にはそれぞれ得意不得意というのがあるのです。いくら強力でも瞬間でも「接着できないもの」につかうと接着力が弱かったり全然くっつかなかったりするのです。
特にポリプロピレンとポリエチレンは難敵です。
試しにお持ちの接着剤の説明をよく読んでみてください。大抵の接着剤の接着できないもののところには『ポリプロピレン、ポリプロピレン』って書いてありますから!
いろいろ調べたのですが、一般家庭で必要となる接着剤でダイソーで買っておくと良いのは、
- 紙製品木製品に木工用ボンド
- 守備範囲が広いクラフト小町
- プラスチック(ポリプロピレン)に特化したGPクリアー
だと思われます。
買うボンドを減らしたい場合はクラフト小町とGPクリアーのみでもいいのですが、どっちも容量が少なめなので紙や木製品に使うのがもったいないのと木工用ボンドは取り扱いに他の接着剤ほど注意がいらないのが利点ですね。
今回は100均ダイソーで買えるプラスチック用ボンド GPクリアーを紹介します。これはプラスチックに特化しているのでポリプロピレンとポリエチレンが接着できる接着剤なのです。
ポリプロピレンが接着できる接着剤って少ないので、一本持っておくとプラダン工作がはかどります。
100均ダイソーのプラスチック用ボンド GPクリアーについて
100均ダイソーで買えるプラスチック用ボンド GPクリアーです。
ポリプロピレンが接着できるのがアピールポイントです。
内容用は20mlです。
100円商品で、税込み110円で購入可能です。
接着できるもの、できないもの
接着できるものは主にポリプロピレン樹脂、ポリエチレンシート、ナイロンシート、ABS樹脂、FRP、皮革、ゴム、布、木となっています。各種プラスチック対応です。
ポリプロピレンが接着できるってのはすごいことなんですよ。大抵の接着剤はポリプロピレンが苦手なので。
金属は書いてないので金属は苦手っぽいですね。
接着できないものは、軟質塩化ビニル、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、発泡スチロール、貴金属、高価格品、となっています。
高価格品ってなんですかね?
接着できるかできないかが価格で決まるのでしょうか? 高いものは責任もてないから使ってくれるなっていう弱腰を感じます。
その前の貴金属っていうのもなんだかねぇ。これまた高いものは責任が持てない! って意味なんですかね。貴金属じゃない金属は接着できるのかできないのか、そこのところも書いておいて欲しい。
製造元のコニシさんのところのQ&Aを見た感じ、
GPクリアーは金属も接着できるっぽいのですよね。
金属も接着できるのであればかなり用途が広がるので助かる。
使用方法
使用方法を見ると、
- 汚れは綺麗にしておくこと
- 革やゴムはヤスリをかけておくこと
- キャップの開封時に中身が出るので注意
となっています。皮革やゴムを接着できるのは嬉しいのですが、接着前に一手間必要なのですね。
キャップの開封時に中身が出るのは経験しました。開けたらすぐにつぷっと出てくるので即塗れるように心の準備が必要です。
張り合わせて、強く押さえて15分乾燥で基本的にはくっつきます。
ただ、どの接着剤もそうですが、くっつけてすぐに使うのではなく、できれば一日くらい置いて完全に固まって落ち着かせる方が強度がまします。
でも、接着したらすぐに使いたいのが人情ってやつですよね。急ぎじゃなくても意味なくすぐ使いたいくっついて使えるか様子をみたい。そんなものです。
使用上の注意
使用上の注意を見ると
- 目やのどに刺激があることがある
- 皮膚についたらすぐに洗え
- 換気重要!
- 火気厳禁
等書かれています。接着剤ってけっこう取り扱い注意なんですよね。
何も考えずにほいほい使ってしまいますが、換気をして、マスクやメガネ、手袋をして慎重に取り扱うべきものです。
日本製 製造元はコニシ株式会社
製造元はコニシ株式会社さんです。
日本製ですね。コニシ株式会社さんは接着剤で有名な会社なので安心感があります。
バーコード
バーコードはこちらです。
100均ダイソーのプラスチック用ボンド GPクリアーでプラダンを接着してみる
私が、100均ダイソーのプラスチック用ボンド GPクリアーを買ったのはプラダンをくっつけたいと思ったからなのです。
PPでできたプラスチックダンボールは工作をするのに良い材料なのですが、接着がちょっと面倒なのですよね。ポリプロピレンで出来てるので接着しづらいのです。
くっつけるのには
- ポリプロピレン対応の両面テープを使う
- ポリプロピレン対応のボンドを使う
- 穴を開けて結索バンドで縛っちゃう
っていう3種類の方法があります。
お手軽なのは両面テープなのですが、強度の面を考えるとボンドかなぁと思いまして。
結索バンドは見た目が悪くなりますしね。
プラダン工作、けっこう楽しいのでボンド一本くらい買っておいても良いでしょう。
GPクリアーでプラダンを接着してみる
切り取って組み立てる状態にしたプラダンにGPクリアーを塗っていきたいと思います。
よく、蓋の突起でぷちって開けるタイプの接着剤がありますが、GPクリアーの蓋には突起がありません。ってことはそのまま蓋を開けたら出てくるタイプですね。
開けたらすぐに出てくるので注意、すぐに塗れ!
注意書きにもあったのですが、開封するとすぐにぷくっと接着剤がふくれあがってきます。
正直あせります。
出てきた接着剤をすぐに塗れるように準備してから開封してください。
適当に塗り広げていきます。
量はこれくらいでいいのかしら?
すっごく接着剤の、有機溶剤な匂いがします。
それは換気必須です。部屋の中がとても臭くなります。
匂い、けっこうきつい。
くっつくのけっこう早い?
接着したい面と面をぎゅって押さえるとすぐに接着します。
まだ、動かそうと思えば微調整はできるけれど、押さえたらけっこうすぐにいい感じにくっついてくれますね。
洗濯ハサミではさんで固定が必要かと思っていたのですが、なくても大丈夫そうです。
プライマー不要、仮止め不要でポリプロピレンがくっつのはとても便利。
開けた窓の側に置いて、30分以上このまま置いておきます。
そしたらばっちりくっつきました。剥がしてみようと引っ張っても剥がれないくらいちゃんとくっついています。
一晩は我慢できなかったので即使っていますが今のところ剥がれる様子は皆無です。
100均ダイソーのプラスチック用ボンド GPクリアー 20mlはポリプロピレンを接着するのに一本持っておくと便利
100均ダイソーのプラスチック用ボンド GPクリアー 20mlはプラスチックに特化したボンドです。
ポリプロピレンとポリエチレンが接着できるボンドは貴重です。
プラダン工作をするなら1本持っておくととても便利です。よくくっつきます。
大抵の接着剤はポリプロピレンが苦手なので、多用途用のボンドを買ってもポリプロピレンはくっつかないことが多いです。
コニシさんのQ&Aをみる限り、金属もくっつようなのでプラスチック用ボンド GPクリアー はかなり使い勝手がよいボンドではないでしょうか。
ただ、取り扱いにそこそこ注意が必要なので、紙とか木製品メインならやっぱり木工用ボンドを使うのが楽ですね。
ポリプロピレン以外の接着を幅広くやりたいならクラフト小町っていうボンドが良さげです。これまたダイソーで少量のが売っているので、GPクリアーと一緒に買っておくと何かくっつけたい時に慌てることがなくて良いと思います。
ダイソーのだと小容量でおためしに良いのですが、もうちょっと容量があるやつだとヘラがついていてそれはそれで使いやすそうなんですよね。
ダイソーで使い勝手を確認して、良ければ大容量を買うのもありでしょう。