古いノートパソコンのHDDをSSDに換装して起動を早くしたいと思いました。
で、SSDってどれを買えばいいの?ってところでつまづきました。
まったくもってパソコンに詳しくないし、自作パソコンもBTO?もしたことがない人間にとってどのSSDが良いSSDかなんてさっぱりわからないのです。
わからないなりに調べてみて、このSSDがいいんじゃないかなって思ったものについて述べていきます。
簡単に言えば、2018年8月現在だとSSDのお値段がけっこう下がってきているので買うならSandisk(サンディスク)かインテル(Intel)かサムスン(SAMSUNG)あたりがいいのではないでしょうか。
でもちょっとでも安いのが良いわって場合は、せめて名前を聞いたことがあるところらへんにしておくのがおすすめです。
理由としてはいくら3年保証がついていても3年後この会社あるかな?って思って多分ないかもって思うところはやめておいた方がいいからです。
悩み疲れた人、悩みたくない人には、
サンディスクのウルトラをおすすめしておきます。私が調べた中ではお値段と性能を考えると好感度が一番高かったです。
SSDの種類について
まず「SSDって何?」ってところから素人は入ります。HDDより高いけどHDDよりすっごい速いらしいってことしか知りません。
でもそれでいいような気もします。
一応種類がいっぱい出てきて混乱したので整理しておきます。
素人はなんでもないところでつまずくのです。説明を読んでもよくわからなかったので独自にホテルとか作業員を動員して解釈しています。
まず、形が違うやつ
SSDというのはデータを保存するやつなのですが、デスクトップやノートパソコンにつけるのか、めっちゃ小型化軽量化されたノートパソコンにつけるのかによって形が違います。
SATAとかmSATAとかM.2って言われてまず混乱するわけですが、これが大きさというか形状の違いです。
mが付いてたら小さいやつ!と覚えてください。
基本的にmSATAとかM.2は超軽量化されたノートパソコン用なのです。
普通にデスクトップとか標準的なノートパソコンを使っていたら見るのはSATAってやつでいいです。シリアルATAという言い方もします。大きさは2.5インチです。
この大きさはノートパソコンにぴったりの大きさなのでデスクトップに取り付ける時は3.5インチの大きさにするのにカバーみたいなのをつけます。
ノートパソコンのHDDと取り替える場合も、HDDよりも厚みが薄いので隙間を埋める工夫をする場合が多いです。
まあとりあえずSATAっていうのが主流です。今後もこれについて語ります。
SATAにも番号がふられています。SATA1とかSATA2とかSATA3とかです。
これは単純に数字が大きい方が速いのです。今のはほとんどSATA3.0なのであまり気にしなくていいです。
データを記録するところの規格
SSDを調べていて混乱する2つ目が、SLCとかMLCとかTLCとかQLCとか言われることです。
一体何なの!って英語にアルファベットに弱いと切れそうになります。
落ち着いてよく見ましょう。後ろのLCって部分は共通しています。
SMTQの謎を解けばいいのです。これはですね。シングル、マルチ、トリプル、クアッドの頭文字っぽいです。
二番目がマルチなのでわかりにくいんですよね、ダブルとかツインにしといてくれたらまだわかりやすかったのに。ツインだとTでトリプルと同じになるので駄目ですね。やっぱりダブルでお願いします。
ってことでこれは1つの空間に1つの情報を詰め込むのか2つ詰め込むのか3つ詰め込むのか4つ詰め込むのかっていう違いです!
ちょっと違うかもしれませんがきっとそうなんです!
ホテルの部屋と一緒です。シングルで泊まるよりダブルで泊まった方が1人あたりの宿泊代は安くなるけど窮屈になるわけです。
四人一部屋だともっと安くなります。でもちょっとこう泊まるだけみたいになりますよね。
そんな感じです。
今の主流がトリプルです。トリプルで狭いけれどお得だし、企業努力によって過ごしやすさに力を入れたのでベッドがふわふわでまあ悪くないみたいな感じです。
ということで、今SSDを選ぶならSATAでTLCっていうのを選びましょう。
お値段と相談してダブルなMLCでもいいのですが、お値段が跳ね上がるわりにどうせ一人部屋じゃないんでしょ?って感じです。
SSDの構成?について
SSDというのは大きく分けて3つの部品で出来ています。
コントローラーという多分頭脳的なところと、キャッシュという作業場とNANDっていうデータを保存する場所とです。
このうち安いSSDは作業場をカットしています。作業はもう倉庫でして!ってコストカットするわけです。その分作業効率が落ちますがお値段が下がります。
このNANDっていうところの種類がさっき言ったSLCとかMLCとかTLCとかQLCとかです。
コントローラーが現場監督な親方で、作業員が倉庫にものを運んだり出したりしていると想像してみましょう。
作業員は基本的にサボりたいのでそれをちゃんとコントロールして怒ってくれる現場監督がいないと作業が遅くなります。
来た荷物をそのまま倉庫に運び込むより、作業場で分類して同じものは固めて運んだ方が効率的です。
倉庫もぼろぼろで汚かったり、余裕がなくて荷物を積み上げていると、目的の荷物を取り出しす時に間違ったり時間がかかったりします。
まあ、そんな感じで、良い現場監督を雇っていたり、作業場が広かったり、綺麗で広い倉庫を使っていると作業は早くて正確で、でも費用がかかるのです。
SSDを選ぶ時に容量だけ見がちなんですが、現場監督がちゃんとしているのかっていうのも実は重要だったりします。そこまで見ないですけどね。
SSDの容量について
SSDの容量は必要な容量を買ってください。これは人によって違うのでどれがいいと言いづらいところです。
ただ、お値段を考えると一番企業が力を入れている容量帯が一番お得になっています。
また、大容量を買えばそりゃあ1GBあたりの単価はちょっと安くなるよねっていうのもあります。
1GBあたりのお値段が安いのをお得と思うか、1つのSSDを買う時に払うお値段が少ない方がお得に感じるかは人それぞれです。
お値段だけでみたらそりゃあ容量が少ない方がお安いです。
最低限Windowsが動けばいいんじゃないかな 120GB
大量のデータは扱わない。あるいは大量のデータは外付けでなんとかします。
OSの起動だけSSDにしたいんです。ってくらいの場合は120GB〜160GBあたりの製品を狙うことになります。
具体的には120GB、128GB、160GBって感じの容量です。
この容量の幅があるのがまたSSDの検索を面倒くさくしています。容量統一してくれたら見やすいのに!
私も最初この線で行こうかと思っていたのですが、ノートパソコンのHDDを換装するっていう目的だと今までためてしまったデータが大きいので120GB以下に整理整頓するのが面倒です。
ちゃんと整理できる!って人と、データは持っていかないでリカバリディスクで出荷状態に戻して使うって人におすすめの容量です。
ある程度データを使う人向け 一般的かな? 240GB
まあ普通に写真を撮ったりちょこっと動画もあったり音楽データもあるよって場合は120GBあたりでは足らないです。
それに今後もしまた足らなくなって換装とかになったら面倒です。
ってことでおすすめの容量は240GB近辺です。
これも240GB、250GB、256GB、275GBあたりに容量がバラけています。
240GB程度あれば大抵の人はなんとかなります。きっとなります。なれ!
データをそれなりに扱います 480GB
SSDの速度って実は容量によっても違っていたります。
容量が少ないと書き込み速度がちょっと遅いってなっているのが多いです。
それもこれも考えると480GBあたりを選ぶというのは賢い選択かもしれません。
容量もこれだけあったらまず困ることはないでしょう。
私ならもてあまします。
価格も1GBあたりで考えるとお得感が出てきます。
長く使うことを考えるとここらあたりを狙うのもよいと思います。
多分今売れているのもこの容量あたりが多いのではないでしょうか?
なのでお値段がこなれている気がします。
具体的にどこのを買えばいいのか
なんとなくSSDについてわかってきたよ。とりあえずSATAのTCLってのを買えばいいんでしょ!?ってなったところで具体的にどれを買えばいいのかを考え始めます。
SSDは2018年になってかなり値下がってきたようです。
でももともとの値段をよく知らないのでどれくらいのお値段ならお得でお買い得なのか素人にはさっぱりわかりません。
わかるのはお値段です。
お値段だけで見ていくと、
- 120GB近辺のやつのお値段は3,500円〜6,000円くらい
- 240GB近辺のやつのお値段は5,500円〜10,000円くらい
です。かなり幅があります。この値段の幅がある意味品質とか信頼性の差でもあります。
なのでお値段だけで選ぶとやばい気はします。
ってことでSSDを出している各会社の評判を調べてみましょう。
とりあえず、私が調べた中で多分ここのを買っておけばいいのでは?と思ったやつから行きます。
名前を知ってて安心
私でも名前を知ってて人気があってみんな買っている。評判もそこそこいいのでは?と思ったのは、
サムスン(Samsung)
サムスンのSSDってけっこう評判いいんですよね。
名前も聞いたとこある!3年後もきっとある。大丈夫
ただ、韓国の企業ということで人によっては避けている感じです。
サンディスク(SanDisk)
サンディスクはなんていうか1番はとらないんだけど10位までの間にいつも食い込んでいるようなイメージです。
昔からSSDやってるし信頼性がある感じがします。
私はかなり好きだなって思いました。アメリカの会社ですが、ウエスタンデジタル(WESTERNDIGITAL)に買収されました。
インテル(Intel)
「インテル入ってる」ってCMがいつも頭をよぎるインテルです。
信頼できる気がします。アメリカの会社ですね。
知名度抜群です。迷ったらここでしょ!って人も多いです。
名前は知らなかったけど良さそう
私がパソコン関係にうといせいで名前を知らなかったけれどSSDを調べていてここならいいんじゃない?って思ったところです。
シーエフディー(CFD)
読み方これであってます?
シーエフディーって言われると全く知らない人ですね!って思っていたのですがどうやらこれは東芝らしいのです。
東芝って言われた途端に「なんかいいかも!」と思い始めますね。
ずっと英語ばっかりだったから日本語が出てきただけですごく嬉しい。
東芝ならいんじゃない!ってなりました。
ウエスタンデジタル(WESTERNDIGITAL)
サンディスク(SanDisk)を買収してSSDにも乗り出した感じのアメリカの会社です。
サンディスクを信頼するならウエスタンデジタルも買っていいんじゃないかなって思いました。
だって中身は多分サンディスクです。お値段もかなり懐に優しい気がします。
セールもけっこうやってる印象です。
クルーシャル(Crucial)
名前は聞いたことなかったのですが、ここの製品かなり人気なんですよね。
ランキングを見ていると1位に輝いていることが多いです。
Micronっていうアメリカの会社が出してるブランドです。
これだけ人気があるなら波に乗ってみるのも悪くない、そう思います。
迷った時は一番人気をのやつを買うっていうのは正しい戦略だと思います。
キングストン(Kingston)
名前は聞いたことあるようなないような微妙なライン。でもなんかキングっていうところが格好いいなって思っていたら他にも次々にキングがつく会社や商品が出てきて混乱しました。
アメリカの会社で半導体が有名なのかな?
SSDについて調べているとちょっとやらかしたことがあるようで、最初は全力を出して良いものを作るんだけど、途中から材料をケチっているという評判が出てきます。
SSDとしてはここが中位くらいと評しているサイトもありました。
モアイ?の絵が特徴的です。
名前は知ってるけどちょい安めなイメージ
名前は聞いたことあるぞって思ったのですが、印象として高級路線じゃなくて普及価格のものを作ってるイメージが私にはあるところです。
トランセンド(Transcend)
USBメモリを買う時になんかによく目にする気がします。
自分の中でとても親しみがある感じ。
台湾の会社でちょっと安い感じです。
評判としてはめちゃくちゃいいわけではないけど悪くはない、みたいな感じ。ザ・無難。
とりあえずこれでいんじゃないかな、知ってる名前だしってなる感じ。
エーデータ(ADATA)
こちらも台湾の会社ですね。
知名度もあり、そんなに評判も悪くない気がします。
ただ私、外付けのHDDを確かここのを買って壊れた記憶がありまして、あまりいい印象がありません。
私はそういう不利益を被ったことを執念深く根に持つタイプです。
安くてもここのだと「うーん」って考え込んでしまいます。
でも安くて良さそうな感じです。
ADATA 2.5インチ 内蔵SSD SU800シリーズ 256GB 3D NAND TLC搭載 SMIコントローラー 7mm 3年保証 ASU800SS-256GT-C
以上、ここらへんまでが無難かなって思った会社です。
安いけどちょっとどうなのかなって思ったところ
ランキングなどを見ていて、安いなー安いなーって見ていたのですが、何分素人なので名前は知らないしちょっと怖いなぁって思いながら眺めていたところです。
偏見に満ちているので本当はとてもコスパのよいところなのかもしれません。
シリコンパワー(SiliconPower)
安いですね。amazonだとクーポンが付いていたりしてもっとお得に見えます。
評判もそんな悪くない気がして、これでもいいんじゃ?って一時思っていました。
台湾の会社です。コスパで選ぶならここ!っていう紹介も多いです。
カラフル(Colorful)
なんだか可愛い名前です。中国の会社ですね。
容量が160GBとか320GBとかあって普通の規格じゃちょっと足らない!って時にこれはいんじゃないかなって心に忍び寄ってきます。
ランキングを見ていてもチラチラ出てきて評判も悪くないように思いました。
でも調べてみるとなんだかお祭りがあったみたいです。炎上騒ぎですね。
本場中国でもあまり評判が良くないと聞くとちょっと手を出すのはためらうなぁと思いました。
でも安くなっていて、いろいろわかって上で買うのはありじゃないでしょうか。
私みたいに古いノートパソコンをしばらくなんとかしたいっていう用途ならアリかもしれないと思ったりします。
キングマックス(KINGMAX)
なんだか出てきたキングシリーズのうちの1つです。
台湾の会社ですね。
セールになっていて安すぎてなんか怖いというのが私のいわれなき偏見です。
王様がMAXなのでなんだか偉そうな名前だなと思います。
説明を見てると東芝のTMLとPHISONのコントローラーなので悪くない気がします。
番外編 キングシリーズ
名前を聞いたことないけどSSDを探しているとやらためったらキングが頭につくので集めてみました。
中国のが多くて評判を見ているとあまりこう信頼性は高くない気がします。
キングスペック(KingSpec)
キングシリーズです。中国メーカーですね。
なんでSSDを探しているとキングがつくのが多いのか問題が発生です。
間違って買う人絶対いると思います。ここは絵が書いてあるので分かりやすいです。
KINGSPEC SSD オレンジ SATA 6Gb/s インターフェイス対応 P3-256
キングファスト(Kingfast)
キングが多すぎて多分クイーンが足りてないんじゃないかと心配になってきました。
中国のメーカーです。シンプルで良さそうな感じがする外見ですね。
調べてみた限りあまりこうなんていうか賭けってぽい気がします。
キングディアン(KingDian)
もうキングはお腹いっぱいになってきました。読み方はこれでいいのか謎です。
多分中国です。評判はあまりよくありません。キングなので一応載せました。
そんなこんなでキングシリーズを見ていて思うのは、名前を聞いたことがないところってそこまで安くないぞ?ってことです。
SSDの値段が全体的に下がってきているので、聞いたことが無い会社に突撃するよりは知っている名前のところのを買う方が良いように思います。
ものすごく価格差があるのなら安さで突っ走るのもいいのですが、今の価格差ではあまり魅力は感じません。
番外編 ドスパラのSSD
どのSSDがいいのかなぁって毎日考えているうちに彗星のごとく現れて消えてしまいそうなSSDがあります。
ドスパラのSSDです。Z1とかいう名前のやつです。
これ出た時は「きたー!」って思ったんですよね。
だって安かったですし……。ただドスパラのプライベートブランドってことで前情報がなにもなく賭けになるなぁとは思いました。
でもブログネタとしては美味しいのでは?って期待をしていたのですが、一夜にして炎上しました。
まだ真偽の程はわかりませんがかなりボウボウに燃えています。
一晩で売り切れ表示になってしまったのでネタとして購入することもできなくなっています。
ちょっと残念。
で、どのSSDを選んだのか?
これだけ悩んで調べたあげく私が買ったSSDを紹介します。
悩みに悩んで最終的に値段と買いやすさで選びました。
他人にはあまりおすすめしません。
だって、書き込み速度:最大 350Mb/秒でちょっと遅いんですよね。
そして昔やらかした噂のあるキングストンです。
その上このSSDに関してはコントローラーもNANDも公表されておらず、そのときどきで変わるみたいなんですよね。
ぎりぎりまで、サンディスクのウルトラってのにするつもりだったのです。
でも、私の目的はWindows7のノートパソコンを2020年の1月まで延命させることなのです。
そこまで信頼性のあるところのを重視しなくていいんじゃないかな。
もうHDDがSSDになればそれでいいんじゃないかなって思いました。
そして買いやすさを考えると、amazonか楽天で買いたいと思いました。
amazonで安くてまだ信頼できそうなやつって目で選ぶとキングストンだったのです。
1年半もてばそれでいいので、それくらいはなんとかなりそうな気がします。
もしHDDからSSDへの換装に失敗してもケースつけて外付けSSDとしてくらいなら活躍できそうだしまあいっかと思って選びました。
ただ、これから長く使おうと思っているのならやはり、サンディスクかサムソンあたりを選んでいたと思います。
っていうことで、初心者がSSDを選ぶなら名前を聞いたことのある会社がおすすめです。
あえて知らない名前の安いところに突撃するのはおすすめできません。
悩んでいるなら、ウルトラにしましょう。
私はなんだかこのウルトラが一番好きです。買わなかったので説得力がないですが、今ちょっとこれにしておけば良かったなってちょっぴり後悔しているところです。
1年半もてばいいって考え方だとキングストンで十分ですが、その後また取り出して外付けSSDとして長く使うかも?って思うとサンディスクの方がよかったかなぁ。
ノートパソコンのHDDをSSDに換装してみた記録は、

こちら↑です。
クローンに時間はかかりましたが、思っていたよりは簡単にできました。
えっ!?これでできたの?って感じでした。
パソコンをいじるのってちょっと楽しいですね。