こんにちは。先日、静岡の掛川へ行ってきました。
最初に旅行を計画した時は花鳥園へ行ってみたいなというのが発端で、調べていくと掛川にはお城もあっていろいろ見てまわれるところがあるっぽいのでどこへ行こうか楽しみにしていたのです。
そのうちに、行く予定の時期にちょうど掛川でイベントが行われていることを知りました。
かけがわ茶エンナーレという現代アートのイベントです。町全体がミュージアムになる!とのことで、これはちょうどいい!いろいろ見て回ったら楽しいだろうと楽しみにしていました。
行ってきてみた感想としては、もったいないなぁと思います。
もう少し、もうちょっとなんとかならなかったのか。
正直、この記事を書こうかどうかかなり迷っています。
批判をしたいわけではないのです。ただ、思っていたのと違っていたといいますか、わかりにくかったのです。とても。
もともと現代アートにあまりというかまったく詳しくない、掛川に観光にいったついでにかけがわ茶エンナーレを楽しもうとしていた人間から見たかけがわ茶エンナーレについて書いてみます。
多分、これだけの大規模なイベントをするということはいろいろな苦労もあって、ままならないこともたくさんある中、掛川を盛り上げたいという思いで開催されているのだろうなと思います。
だから今から言うことは、そういう苦労をまったく考えない勝手な意見です。
後、私が行ったのは平日だったので土日などイベントのある時に行くとまた違った意見になるかと思います。
行く前のかけがわ茶エンナーレへのイメージ
このイベントがあると知ったのはいつだったのかちょっと記憶にないのですが、掛川に行こうとして掛川の情報を集めているときにネットで見たのが最初じゃないかなっと思います。
ちょうど行こうと思っている期間に重なることもあり、これはいろいろ楽しめるのではないかと思ったのを覚えています。
ただ、現代アートについての知識というものはほぼまったくないと言ってもいい状態なので、そこはネックだなっと思いました。
私の現代アートに対する認識というのは、あまりよくわからない抽象的なものという感じです。なんだろうな、これ?ってなるやつですね。
それでも、街中がアートで彩られている中を散策できるなら、これなんだろう?って思いながら楽しめるのではないかとわくわくしていました。
また、
このページの下の方にある「かけがわ茶エンナーレ‐喫茶去への想い」を読んでいると、これは掛川に行ったらめっちゃお茶が飲めるのではないか!?と思いました。
家庭訪問に行った教師が各家庭で出されたお茶でお腹がたぷたぷになるがごとく、この茶エンナーレ期間に掛川に行ったら、行った先々で掛川茶をふるまわれちゃうんじゃないの!?って期待しましたね。
行った後のかけがわ茶エンナーレの印象。
行った後、今思い返しているのですが、お茶をふるまわれた記憶があんまりありません。
これは単に私がお茶をふるまってくれるスポットにいかなかったということなのだろうと思います。
行く前のイメージだと、もう掛川駅に着いたらまずお茶!どっか展示会場についたらお茶!って感じかなって思っていたのですが、そういうものではなかったですね。
今落ち着いてかけがわ茶エンナーレのパンフレットを見てみると、お茶スポットは無料お茶スポットと有料お茶スポットに分かれているようです。
数えてみたところ、無料お茶スポットは4ヶ所、有料お茶スポットが7ヶ所載っています。
そして、地図がついてない?(振ってある数字に対応する地図が私には発見できません)ためにどこへいけばおいしい掛川茶が飲めるのかわかりません。
また、展示してある作品についても、とにかくわかりにくいというのが印象でした。
作品を見て、わかりにくいと思うのではなくて、まずこれが茶エンナーレで展示してあるものなのかどうかってところからしてわかりにくいのです。
多分、あれが作品なんだろうなって思いながら見ました。
これの原因はどこに誰のなんていう作品が置いてあるというリストと地図がないからだと思います。
かけがわ茶エンナーレの公式ガイドブックをもらいましたが、このガイドブックが私の求めている情報があまり載っていないので切なくなりました。
欲しいのはまず地図です。詳しい地図が欲しいです。そしてそこの場所にいくつ作品が展示されているのかを知りたいです。
小さな簡略化された地図で初めて掛川に行く人間が迷わず会場を回れるわけがないのです。
会場についたとしても、どこに展示物があるのかがよくわかりません。ただでさえ現代アートってオブジェとか多いじゃないですか。展示物で自転車ってのがありましたけど、スーパーの前に自転車があったとして、説明なしにそれが展示物ってわかるか!!と言いたいです。
スーパーの人に聞いたら、スーパーの上の布と自転車と横にあるすべり台的なものが展示ですって教えてもらったのですが、今調べてもあの自転車が本当に展示だったのかどうかがわかりません。
作品リスト、今会期真っ最中なのにないんですね。
帰ってきてから他の方のツイートなどを見て、松ヶ岡にたくさん展示があったようですが、私は行ってないのです。
場所に対する作品数リストみたいなのがあれば、これだけ展示してあったら行くか!みたいになったと思うのですが、情報がなさすぎました。
批判をするつもりはないと、最初に書きましたが、あれは嘘でした。行ってきてみて不満があるので書かせてもらいます。
もっとちゃんと宣伝してください。わかりやすくしてください。楽しませてください。お願いします。
多分、私はターゲットじゃなかったってことなのかなっとは思うのです。
現代アートに興味がある人をターゲットにしているのでしょうね。なので作者名を見たら、ああ!あの!みたいになってすぐわかる人なら楽しめるのだと思います。
アーティストを中心にしている感じがします。
そうでないとこのわかりにくさに納得がいきません。
かけがわ茶エンナーレに対する不満。
まず、パスポートについて、行く前から私には欲しい情報があったのですが、いつまでたってもわからなかったのです。
かけがわ茶エンナーレパスポートを作成したのならお得ポイントについてちゃんと情報を全開示して欲しい。
掛川に行くにあたって、各施設の入場料等を調べている時に、かけがわ茶エンナーレにパスポートが作成されてお得に各施設が回れるようにしてくれるという情報を見ました。
これを見ると、茶エンナーレの有料会場
掛川城御殿・天守閣、大日本報徳社、竹の丸、二の丸美術館、松ヶ岡、吉岡彌生記念館
にお得に入れて、しかも、
・市内の施設、食事処、土産処などのお得なクーポンつき !
【例】二の丸茶室、ステンドグラス美術館、つま恋、花鳥園、資生堂アートハウス、これっしか処、こだわりっぱ、しばちゃん牧場、おいもや など
と書かれています。
私の最初の掛川に行く目的って花鳥園なんで、ここ重要なんです。
ついでにいうと、ステンドグラス美術館にも行きたいなって思ってたのでこことても重要です。
で、お得っていうけど、いくらまけてくれるの?ってのが私の関心事です。でも書いてないんですよね。
後のお土産処とかも何かどうお得になるのか知りたいのですが、かかれていません。
問題なのが、セットになると入場料がお得になるやつが掛川には他にもあるのですよね。
掛川城とかステンドグラス美術館に行こうと思うと、
ご利用案内を見るとセットで買うとお安くなるようです。
そして、掛川まる得パスポートなるものもあったりします。
掛川花鳥園に行くなら、こっちのパスポートを買った方がお得になるんじゃないかと思われるのですが、どうなんですかね。
かけがわ茶エンナーレのクーポンでどれくらい花鳥園が安くなるかによってどっちを買うか迷ったりするわけですよ。
情報をください。切実にくださいって思いました。
あと、せっかくこんな掛川を楽しんでもらうパスポートがあるんだから、かけがわ茶エンナーレパスポートを出すなら二種類出すべきだと思います。
かけがわ茶エンナーレの施設を回れるパスポートも必要だと思いますが、今現在あるパスポートと組み合わせると、重複なくお得に回れる補助パスポートを出すべきです。
掛川パスポートは一年間有効なので、補助パスポートと一緒に買ってもらって、期間が短い補助パスポートをメインに回ってもらって、回りきれなかったらまた掛川にきてねって作戦を実行すればいいのにと思うのです。
掛川まる得パスポートで回れるのが、
掛川城・御殿/二の丸茶室/竹の丸/ステンドグラス美術館/二の丸美術館/掛川花鳥園
かけがわ茶エンナーレパスポートで回れるのが、
掛川城御殿・天守閣/大日本報徳社/竹の丸/二の丸美術館/松ヶ岡/吉岡彌生記念館
という感じでダブっているのです。ここがすごくもったいなく感じます。
掛川まる得パスポートでいけない、大日本報徳社/松ヶ岡/吉岡彌生記念館 この三つをお得に回れる補助パスポートがあればいいのに!と思いました。
でも吉岡彌生記念館だけ場所が離れているのでここはちょっと考えどころですね。
大日本報徳社と松ヶ岡、この二箇所だけでいいので、セットだとちょっとお得になるんですよ!っていうのがあればよかったのにと思います。
あ、私は結局掛川まる得パスポートを買いました。なので松ヶ岡をスルーしてしまったりしたのです。
地図をください!切実にわかりやすい地図と作品リストをください!
旅行者にとって一番必要な情報は地図だと思うのです。
私は特に方向音痴なので、地図がないと迷います。ついでにいえば簡略な地図だと目的地にたどり着くことがかなり困難です。
初めての場所だと土地勘がないのでここからあそこに行くのにどのくらいかかるのかっていう情報も欲しいです。
地図です。わかりやすい地図が必要なのです。
そして、作品リストはどこにあるのでしょうか?どこに何が展示してあるのかがさっぱりわかりません。
現代アートに興味があって作者を知っているならともかく、私にとって今回の製作者はまったくもって全員知らない人です。
そこにある作品がすべてです。その作品がめっちゃ気に入ったら自然と作者について調べると思います。
よくわからないのでホームページのアートセレクションを見たら展示してある作品についてセレクションして説明してくれてあるのかと思えば、これは製作者の説明ですよね。
セレクションしたのはアートじゃなくてアーティストってことですね。
それはそれでいいのです。この製作者のファンでこの人の作品を見たい!って場合にはわかりやすくていいですよね。
でも、そうじゃなくて、行った場所に作品がいくつあってどこにあるのかって情報がないのです。
今いる場所に誰のなんていう作品がいくつあるのかを知りたいのですが、それがわかるものがありません。
多分、展示場所が広すぎるのと、製作者や作品数が多すぎるんだろうなーとは思うのです。
なので、個々の作品じゃなくてざっくりこの人の作品がこの辺にあります!っていう紹介なんだと思います。
でも、わがままを言いますが、その場所にはこれらの作品があります、作者はこの方です。この方の作品が気になったらあっちにもあるよ。っていう観点のリストが、説明がどこかにあってもいいのではないでしょうか?
もしかしたらどこかにあるのかもしれませんが、私が探した範囲だとなかったです。
あ、探している間にトップページに誤字を発見しました。
下の方の「アートセレクション参加アーティスト」ってところです。
かけがわ茶エンナーレ「アートレクション」では、国内の第一線活躍する20名+1組のアーティストが、絵画・インスタレーション・立体・軸・陶芸・映像などのアート作品で、掛川のまちを訪れるすべての人をおもてなします。
誤字じゃなくて脱字ですね。セが抜けています。
松ヶ岡の重要性がわからなかった。
ここはちゃんと調べたりパンフレットを読み込まなかった私が悪いといえば悪いのですが、
パンフレットの地図ってこんなのなのです。
驚くべきことに、この地図に松ヶ岡って出てこないのですよね。
場所的にはこの円では松ヶ岡の場所までは入っていなくて、この円の左の外側にあるはずです。なので大きな地図を振り返ってみます。
はい、円の左にはまったくなにも書かれていないです。下の方に展示に関係ない裁判所を書くくらいなら、展示物のある松ヶ岡を書くべきではないでしょうか。
ちなみに松ヶ岡が載っている地図はこちらになります。
青に白抜きでPってなっているところです。ここに展示物がいっぱいあるって私認識できなかったのです。
かけがわ茶エンナーレまちなかエリア 松ヶ岡大澤容子「Misty Morning 」
板を張った旧土間。作品と共に梁も照明。 pic.twitter.com/Ii4fY3Y1du— lssah (@ss1lssah) 2017年11月6日
かけがわ茶エンナーレまちなかエリア 松ヶ岡前澤妙子「茶の実 」
最後は座敷裏に展示された絵画。常用の玄関はこちら。
松ヶ岡の展示は、とっ散らかった感じで、密度も高すぎた感じなのが残念。綺麗な建物なので、作品点数を絞るべきだった。作品抜きで建物だけ見たくなった。 pic.twitter.com/SJvmsegyWz— lssah (@ss1lssah) 2017年11月6日
かけがわ茶エンナーレまちなかエリア 松ヶ岡瀬川明子「果無:endlessly」
奥座敷手前の八畳間。球体関節人形を用いたインスタレーション。 pic.twitter.com/h20ZBFZcyS— lssah (@ss1lssah) 2017年11月6日
こんないろいろ展示があったなら見たかった!!
この方のツイートはかけがわ茶エンナーレを楽しむ上でとても参考になると思うので、さかのぼって読むか、ツイッターで「かけがわ茶エンナーレまちなかエリア」で検索して出てくるものだけでも見てみることをおすすめします。
これですよ、こういう情報が欲しいのです。
ここに行ったら、こんな作品がこれだけありますよ!って情報がかけがわ茶エンナーレではとても少ないのです。
あらかじめこれを見ていたら、松ヶ岡にも行っていたと思います。
もったいないのです!!
かけがわ茶エンナーレをちらっと見てきて思ったのは、本当にもったいないなぁということなのです。
ちゃんとした情報がきちんとあれば、もっといろいろ見て回ったのに、と思うのです。
事前情報で一番役にたったのが、
こちらのブログです。
とてもわかりやすくコンパクトに取りまとめてくれています。
この方がまとめてくれたルートに加えて、少し場所は離れてしまいますが、松ヶ岡も回るべきです。
かけがわ茶エンナーレまちなかエリア
目の前の資生堂だが、市役所で間違った道を教えられ、雨の中30分も歩く羽目に!でも最低15分は歩く。市街地循環線(1時間1本、1乗車100円)で駅→資生堂→市役所、市役所→松ヶ岡→掛川城は徒歩の流れがベストか?城まで来れば各会場は隣接している。 pic.twitter.com/2O93098kOb— lssah (@ss1lssah) 2017年10月22日
という意見もあるので、市の循環バスと徒歩を組み合わせてなんとか回りたい感じです。
いろいろ思ったことを言ってしまいましたが、見れた作品の中には、おお!これ好きだなーって思うものもあれば、これはいったい!?ってはてなを飛ばしまくったものもあっておもしろかったです。
スタンプラリーももっと工夫できるのでは?
スタンプラリーもやっていたのですが、これももうちょっと工夫できるのではないかと思いました。
まず、スタンプのある場所がわかりにくかったです。スタンプラリーをやるならスタンプの場所はわかりやすくして欲しいです。
そしてスタンプラリーをやった場合の特典が、
スタンプを集めて応募すると、抽選でかけがわ茶エンナーレオリジナルグッズなどが当たります!
っていうかなりハードルが高いわりに、得られるものがよくわからない感じでやる気がうせました。
- スタンプカードに最低10個以上のスタンプを集める
- スタンプカードを応募券に交換する(交換場所は二箇所のみ)
- (応募券を見てないので想像だけど)応募券に住所氏名電話番号感想などを記入して応募する。
そして、そこまでしても抽選でグッズなどが当たるってものなので、何ももらえない可能性があって、何が当たるかもわからないのです。
そうじゃなくて、
- スタンプを集める個数が少なくても得られるものがある。
- スタンプを多く集めるといいものが得られる。
- スタンプを集めると必ず何かもらえる。
というならやる気がおきると思うのですが、どうでしょうか?
集めるべきスタンプ数を5個くらいを最低にして、5個あつめたらお茶のティーバック1個でも、この茶エンナーレのマークはかわいいと思うので街中ののぼりみたいな柄のポストカード1枚でもいいから即交換できると、個人的にはやる気がでます。
または、これ場所のスタンプなんですが、別に場所に行ってスタンプを押すことが茶エンナーレの目的じゃないと思うのですよね。
作品を見たくて回っているので、やっぱり欲しいのは場所別になっていて横にチェック項目のある作品リストです。
見た作品を自分でチェックしてなんなら小さくていいから自分の感想や思ったことをかけるメモ欄があるといいなぁと思います。
これは見た!これを見れてない!ってのが自分でわかるチェックシートが景品とか関係なく欲しいです。
つらつら考えてみましたが、私が欲しかったのは、展示場所がわかりやすい詳細な地図と、場所別になっている作品リストなのだなぁと思いました。
それらがあれば、きっともっとかけがわ茶エンナーレを楽しめたのに!と思うのです。