園芸初心者におすすめの花、クリサンセマム(ノースポール)一度植えればこぼれ種で毎年生えてきます

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クリサンセマム(ノースポール)の花

こんにちは。秋に初めてお花を育てる、植えたいとなった人がいるなら絶対におすすめしたい花があるのです。

強くて育てやすくて、虫にもそこそこ強くて、春に満開の花を咲かせてくれます。花がら摘みもそんなにしなくてかまいません。

クリサンセマムという白い花なのです。お願いですから育ててみてください。可愛い花なんです。

ホームセンターに秋にいけば必ず売っています。もしかすると花はない状態で売られているかもしれません。「ノースポール」「クリサンセマム」って札が立っていると思うのでそれを買ってください。

後悔はさせません。とっても可愛くて強い育てやすい花です。おすすめなんです。

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園芸初心者に激しくおすすめする花苗はクリサンセマムです。

私が本当の園芸初心者に「何を植えたらいいかな?」と聞かれた場合、秋植えの場合の答えは、クリサンセマムとビオラの二つです。

一つに絞ってと言われたら、クリサンセマムです。このお花の良さを語っていきたいと思います。とても素敵な花なのです。

まず、クリサンセマムと言われてもピンこないかもしれませんが、これは学名です。

一般的には「ノースポール」という名がよく知られています。これはサカタのタネの商品名なんですよね。ほぼ一般名称と化していますが、一応この先クリサンセマムという名前で突き進みます。略してクリサンと私は呼んでいます。

園芸初心者におすすめするその理由とは。

理由その1 とても強い

これは重要な点ですね。園芸初心者というのは何が花にとっていいのか悪いのかよくわかりません。繊細な花の場合、植え方一つ水遣り一つ違うだけで上手く育たないことがあります。

最初に育てる花に求められるのは、その強靭さです。クリサンセマムは植える土をあまり選びません。使い古しの土だろうが、固かろうが問題ないです。

水遣りもよっぽど乾かさない限り大丈夫です。水が多すぎるとさすがに弱りますが、それでもかなりしぶといです。

根っこも強いので植え替えの時にかなりの無茶をしても大丈夫です。草を引っこ抜くようにがっと掴んでぶちっと引っこ抜いて植えてもそこそこ耐えるくらいにはタフです。根を痛めないように慎重に植え替えるとかは必要ありません。根と茎を切断していなければ、大抵なんとかなります。

とっても強い花、それがクリサンセマムです。

理由その2 整った花形

見てください、この、「これぞ花!」という形を。

クリサンセマム(ノースポール)の花、水滴付き

お花を描いてくれといわれて適当に描く花ってこんな感じじゃないですか? 花と言われて想像する、本当に基本的な造形の花です。

シンプルでいて洗練されたこの色形。すばらしいと思います。芯が黄色で花びらが白、この配色を嫌いな人、不快になる人はそういないでしょう。万人受けするこれぞ花! という花なのです。

クリサンセマム(ノースポール)の花

一輪でも様になりますし、たくさん咲くとそれはそれは綺麗です。

理由その3 花柄摘みをそれほど気にしなくていい

花が咲くと、その後しぼみます。その状態を花柄というのですが、このしぼんだ花を取り除く作業というのが、花を長く綺麗に楽しむには必要になってきます。

地味に面倒な作業です。でもこれをやらないとビオラなどはみすぼらしくなりますし、種の方に栄養を使ってしまうので花つきも悪くなります。

しかし、クリサンセマムの場合、それほど気にしなくても大丈夫です。もちろんやった方がいいです。その方が外見も綺麗になりますし、株の力も保持できます。

クリサンセマムはとても強靭なので花柄を放っておいて、種を多少つけても問題なく咲き続けます。そして花柄自体そこまで外観をそこねることがないのです。

白い花びらは落ちてしまいますが、細い花びらなので葉っぱの上に落ちて腐ってそこから株が腐ってしまうこということもほぼありませんし、残った中心の黄色いところもそれほど見苦しくありません。

本当に枯れ果てて茶色くなってしまっていると目立つので取りましょう。けれどそんなに頻繁にやらなくてもなんとかなります。

こういう手入れをサボってもある程度なんとか見られる姿を保ってくれるというのはとても嬉しいポイントです。

理由その4 よく咲く

クリサンセマムはとてもよく咲きます。冬の間でもぽつぽつと咲いて花のない季節を楽しませてくれるのですが、その本番は春です。

秋から冬の間にゆっくりと株を大きくして力を蓄えたクリサンセマムは暖かくなるにつれ、爆発的に大きくなり、白い花をたくさん咲かせます。

鉢いっぱいに広がって、鉢が見えなくなるくらいの花を咲かせます。本当にとてもよく咲く花なのです。

とても強い花なので、基本的に寄せ植えには向いていないと思います。

よく寄せ植え教室などで、ポットの単価が安いので入れられることが多いのですが、見るたびに、あれ、春になったらクリサンセマムがすごいことになるだろうな、と思います。もしどうしても寄せ植えに入れたい場合はポットごと植えるのをおすすめします。

そのまま植えると多分クリサンセマムが勝ちます。一人勝ちです。ビオラもかなり周囲を駆逐する勢いでがんばる植物ですが、クリサンの方が強いですね。

クリサンセマムはクリサンセマムだけで植えるのがおすすめです。

理由その5 こぼれ種で増える

クリサンセマムをおすすめする理由としては一度植えてしまえば、翌年以降ほぼ買ったり種をまく必要がないこと、があげられます。

こぼれ種で増えます。毎年生えてきます。絶やすことは多分難しいくらいの勢いで生えます。花柄摘みをしていてもいつの間にか種は落ちています。

それくらい強い植物なのです。白い花なので、適当に生えてきて咲いていても可愛いです。「こんなところに生えるんですか!?」という隙間に生えることもあります。

こぼれ種で増える花というのはいくつかあるのですが、その中でもクリサンセマムはおすすめで強い花です。

まず苗を買ってみましょう。

種まきも簡単なのですが、最初は苗を買ってくるのが簡単だと思います。一度買えば次の年からは基本買わなくても生えてきます。基本、と書いたのは冬の間も少しは花が欲しい場合です。こぼれ種で生えるものは咲くのがほぼ春からになります。

苗で買うとある程度大きく育っているので冬の間も少しだけちらほら花を咲かせてくれます。けれど、冬の間の花を期待するならクリサンセマムよりビオラを選んだ方が色もたくさんあり良いような気がします。

ポット苗は秋に園芸店に行けばほぼ確実においてあります。とても株が広がる花なので、普通の長いプランターに2株か3株で十分です。4株以上は過剰だと思います。あまり多く植えると春に大きくなった時に水切れを起こしやすくなるので、

マチ
マチ

えっ?こんなすきすきで大丈夫!?

というくらいが適当です。

適当な土に適当に植えて春を待てば、綺麗に咲いてくれることでしょう。

クリサンセマムの苗の拾い方

ポットで苗を買ってきて花を楽しんだ翌年以降は、その鉢のあたりにクリサンセマムが勝手に生えてきます。

そのままでは成長が遅かったり、大きくなりにくいので、生えてきた苗を見つけたら保護しましょう。

慣れてくると双葉の状態でも、「あっ、これはクリサンセマムだ」というのがわかるようになってきます。

クリサンセマム(ノースポール)の花の小苗

双葉は無理でも、ある程度育つと、特徴的なギザギザした葉っぱを持っているので見分けやすいです。

クリサンセマム(ノースポール)の小苗、蕾付き

適当にポットなどに植え替えて、少し優遇してあげるとすくすく育つので、ある程度の大きさになったら鉢に植えつけましょう。面倒なら拾った苗を直接鉢に植えてしまうというのも一つの方法です。問題ありません。ちゃんと育ちます。

まれに、ごくまれに移植に耐えられない苗もありますが、こぼれ種があちこちから生えていることと思いますので、駄目になったらまたそこら辺に生えてきている苗を拾って植えてください。適当で大丈夫です。

私はここ何年か、クリサンセマムを買っていませんが毎年生えてきて綺麗に咲いてくれます。ビオラなどはF1品種といって、親同士を掛け合わせて作っているため、種を取って次の年に咲かそうとすると、親の特徴が出てきてしまって、買った苗とは全然違う花が咲くことがありますが、クリサンセマムは親そっくりの花が毎年咲きます。育ち方もそう変わるようには思えません。

育てやすく、手間がかからず綺麗な花が咲き、こぼれ種で毎年楽しめるクリサンセマム。ぜび園芸初心者に育ててみて欲しい花です。

あ、肥料だけはできればたまーにやってあげるといいと思います。

こういう白い玉の肥料がお手軽でおすすめです。ホームセンターに行けば売っていると思います。

こぼれ種で増える丈夫で手間いらずの花としては、

園芸初心者におすすめの花 オルレア 強い!倒れない!こぼれ種で育つ!
こんにちは。手間なく簡単に育てられる花が大好きなマチです。 雑草のようにたくましい可愛い花がいっぱいあればいいのに、といつも思っています。 少しはあるんですよ。雑草のようにたくましい花。 その一つがオルレアです。大好きな白い花です。育てやすいので初心者に自信を持っておすすめできます。 園芸初心者でも簡単に育てられるお花、オルレア 私が園芸初心者におすすめしたいお花はオルレアです。オルラヤとも言われます。 めっちゃ強い。 この花のよいところは、まず強いところです。一旦芽が出ればちょっとやそっとでは枯れません。多少踏みつけられてもしぶとく咲くくらいには強いです。 初心者が花を育てる場合に、一番重要視すべきは強靭さです。ほっておいても大丈夫なくらい強い花を選べばまず失敗することはありません。 やせた土でもそれなりに育ちます。栄養があれば大きく、栄養がなければこじんまりと適応して育ちます。 背が高くなってもいい場所では高く、踏まれたり砂利のところだと背が低くなります。 肥料がよく効いていると高さ1mを超えるくらいになります。 倒れない! そう、オルレアは育て方によってはかなり背が高くなります。...

オルレアもあります。オルレアの花季は6月くらいなのでクリサンセマムが咲き終わった頃に綺麗に咲きます。こちらもおすすめです。

ビオラを種から育てるのもおすすめです。

ビオラの種の取り方 さやが上を向いて茶色い種が透けて見えたら採りごろです
こんにちは。ビオラはいいですよ。ずっと長く咲きますし、丈夫だし、苗も無名のものなら安いのです。 無名といっても店頭で札がないだけで、ちゃんとしたビオラです。よく売っているのはビビシリーズとかペニーとか丈夫で花付きがいい種類なのです。 苗で買っても安いビオラですが、種を自分でとって蒔くとお金をかけずに毎年楽しむことができます。 種のとり方は簡単です。 花柄をつむ時に花の根本を触ってみてぷりっとした手応えのあるものを残す ぷりっとした手応えが種が入っている鞘なのでこれが熟すのを待つ 鞘が上を向いてうっすら種が茶色く色づいたら収穫 封筒やティッシュに入れて弾けるのを待つ 名前を書いて冷蔵庫で保管 以上です。 ビオラの株の力が尽きる前に、種を取っておきましょう。 暑くなって株が力尽きる前に、やっておきたいことがあります。そう、それはビオラの種取りです。 春になると虫が、ミツバチが多くなるのでビオラの受粉率があがり、気がつけば種をつけているようになると思います。 花にとって種をつけることはかなり体力を使うことになります。 長く花を楽しみたいのであれば、枯れた花を摘み取って種を作らせないようにする...

種を自分でとればいくらでも失敗できるので初心者でもビオラを育てられると思います!